2011年9月29日木曜日

【部品】14.318MHz Crystals

14.318MHzのクリスタル
 写真はHC-49/U形の14.318MHzクリスタルだ。すでにこの形式は旧式であり、高さ方向をつめた後継のHC-49/USでさえ国内の製造は終わったと聞く なんでも表面実装で組立てる時代になって、こうしたリード付き部品は流行らないのである。

 整理していてたくさん出て来たので、どう料理しようか思案中だ。 オーソドックスにラダー型クリスタル・フィルタの用途が一番だろうか。 ハムバンドに入っているので、14MHzのリグには向かないが他のバンドなら良いかもしれない。

 TVがデジタルに移行したので、もはやNTSC方式のアナログ・カラーTVは作られないだろう。 14.318MHzのクリスタルはNTSC方式のカラー副搬送波(=3.579545MHz)を作るために使われていた。 時代を反映したジャンク部品も時とともに消えて行くに違いない。

秋の夜長、クリスタルの選別から始めてSSBジェネレータの製作など如何だろうか?
de JA9TTT/1

(つづく)

16 件のコメント:

JG6DFK さんのコメント...

こんばんは。

写真の水晶はDan'sで売っていたものですね。うちにも山ほどあります。Hi. 活きがいいものとそうでないものをざっと選り分けてありますが、どちらもまったく日の目を見ません。

これでラダーフィルタを作るなら、秋月などで売られている12MHzの水晶と組み合わせて6mのSSB機という選択肢もあるでしょう。

本題から外れますが、リード付き部品はどんどん姿を消しつつあるようです。TO-92タイプのトランジスタなどは世界的に見ても製造終了が相次いでいます。

Amazon.co.jpにCQ誌9月号が再入荷したようですね。今なら11冊在庫しているらしいです。まだの方はお早めに。Hi.

TTT/hiro さんのコメント...

JG6DFK/1 児玉さん、こんばんは。

さっそくのコメント有難うございます。
> 水晶はDan'sで売っていたものですね。
そうだったと思います。 もうだいぶ前のことですよね。hi hi

> 12MHzの水晶と組み合わせて6mのSSB機・・・
その辺りが一番向いているだろうと思いますね。 12×3=36MHzのVXO局発で6mバンドの丁度良さそうな周波数に変換できますから。

> TO-92タイプのトランジスタなどは世界的に見ても・・
いずれ足付き部品全般が珍しい電子部品になってしまいそうな勢いですね。

> 今なら11冊在庫しているらしいです。
先日見た時にはまだ18冊ありました。今でもお買い求めのお方がいるのですね。じきにまた無くなりそうです。hi hi

JA6IRK@岩永 さんのコメント...

こんばんは。
14.318MHzだと、JG6DFKさんがコメントされているように、50MHzのSSB用がすぐ思い浮かびますね! 比較的手に入りやすい12MHzのXTALをVXOに使えばSSBTRXができます。
当局も、もう何年も前の関ハムでセットを購入してそのままになっています(^^;

JH9JBI/1 やまもと さんのコメント...

こんばんは。

当方には12.8MHzが山のようにあるわけですが・・・
先月の懇親会では6mのSSB機を作って見ようかという話題があがり12.8MHzをIFにして云々と話していました。50に持ち上げるのであれば14MHz台の方がスプリアスの面でも(12.8×4=51.2)良さげですね。
RNRさんが発表されていたUSB型のフィルターを使用したSSBジェネレータを12.8MHzの水晶で追試しようとしたことがあります。12.8MHzでLSB型では問題なかったのですがUSB型にするとキャリアの切れは良いのですが通過帯域が若干狭くなってしまっていました(2KHzくらい)。14 MHzだとちょうど良い帯域になるのかもとその時は勝手に納得していました。水晶の個々の特性でもどちらが良いかは変わってくるのでしょうが送信用という点では切れが俊敏なUSB型というのも面白いかなと思います。

JR3TZB/河村 さんのコメント...

こんにちは

8月はFCZコイルの件で盛り上がっていましたが9月はどうなるのかなぁ、そろそろ月末なんだけど・・・と心配していました。

私も加藤さんの影響か、ラダーフィルタ中毒にかかっている一人です。
最近入手しにくくなってきた足つき水晶を諦めて表面実装品をかき集めています。

表面実装品と言っても、初期のものは足を根本で曲げているだけのHC-49/US変形版が多くこのタイプは真横に突き出ているので実装面積はむしろコテを突っ込むスペース分だけ余分に必要となる不自由なものです。
仕方がないのでこのタイプは曲がった足を折らないように真っ直ぐ伸ばしてHC-49/USとして使っています。

ホンモノの表面実装タイプ(足無し側面から半田付け)は基板に穴を開けなくても良いので配置に慣れてきたせいもあり足つきより工作は簡単です。
取り外しが面倒ですけど。

普通に入手が容易なのはマイコンのクロック用ですね。
何故か私の手元には14.318MHzが最近までなくて16.000とか12.000MHzばかりでした。

近頃はオーバートーンを避けて基本波で高い周波数の水晶を求め、24MHz台のフィルタを試しているところです。

そろそろリグに仕上げたいな、とSSBジェネレータも組み始めたのですが、上のような調子で水晶の出物ばかり捜して選別作業を楽しんでいるので当分は無理ですね(苦笑)

TTT/hiro さんのコメント...

JN3XBY 岩永さん、こんばんは。 昨晩は何とか9月のBlogを間に合わせた後、早々に休んでしまいました。(笑)

コメント有難うございます。
> 12MHzのXTALをVXOに使えばSSBTRXができます。
12MHzの3逓倍もしくは18MHzの2逓倍でFBなVXO局発が作れますので、50MHzのトランシーバには向いた水晶ですね。

> 何年も前の関ハムでセットを購入してそのままに・・
今から始めて、何とか来年のEスポシーズンに間に合わせましょう。(爆)

DDSやマイコンなどと言わずに、コンパクトで簡単なSSB機が作れたら面白いと思っています。

TTT/hiro さんのコメント...

JH9JBI/1 山本さん。こんばんは。 コメントが自動公開されずスミマセン。googleのアカウントを取得して頂くとコメントがスムースに公開されますね。hi

コメント有難うございます。
> 12.8MHzをIFにして云々と話していました。
そう言えば、12.8MHzのクリスタルをたくさんお持ちでしたね。 14.318MHz(選別済み)と交換でもしますか? そう言えば明日1日はQRP懇親会でしたね。必要ならお持ちします。hi hi

> 12.8MHzでLSB型では問題なかったのですが・・・
トランシーバのように送受信に使うフィルタは月並みですがLSB形が向いているように思います。終端インピーダンスの関係でも使い易いのではないでしょうか?

> 切れが俊敏なUSB型というのも・・・
LSB形でも急峻な物が作れます。周波数が高いので対称性の良い物ができます。(ぜひご研究を・笑)

冬場の6mは閑古鳥ですので、どなたかローカルさんとご一緒に製作を始められると楽しいかと思います。私はちょっと遠過ぎますね。hi

TTT/hiro さんのコメント...

JR3TZB 河村さん、こんばんは。

コメント有難うございます。
> 9月はどうなるのかなぁ、そろそろ月末なんだけど・・
ご心配をおかけしました。 正直言って、Blog用のテーマには困りました。なので焼き直しでご勘弁を。(笑)

> 伸ばしてHC-49/USとして使っています。
リードを平面に延ばした部分で折れ易いので注意が必要ですが、実装し易さを考えると伸ばして使いたいですね。(笑)

> 足つきより工作は簡単です。
面実装形水晶は精度が良い場合も多いので、選別が必要なければ製作は容易でしょう。水晶定数の測定だけは工夫が必要ですね。

> 14.318MHzが最近までなくて16.000とか・・・
14.318MHzは昔のPC用ビデオボードやTVゲーム機に使ってあったようです。そう言う種類のジャンクが放出される所には沢山あったのでしょうね。

> 24MHz台のフィルタを試しているところです。
高い周波数の水晶は周波数に比してQuが低いので、不利な面もあります。しかし直並列共振周波数が離れてるので広いフィルタでも対称性の良い物が作れると言うメリットがあります。

> 選別作業を楽しんでいるので当分は無理ですね。
いずれ足付き水晶は無くなりますから、今のうちに大きな足付き水晶でフィルタ作りを楽しまれて下さい。

SSBジェネレータや受信機にしてみると実際の性能が体感できて面白いです。簡単な製作でぜひお試しを。

JG6DFK さんのコメント...

こんばんは。今日は久しぶりに暑くなりましたが、今年はこれが最後のようです。やれやれ。

水晶の出所や、この水晶で作ったフィルタを6m機に応用する話は、ここのバックナンバですでに取り上げられていましたね。すっかり忘れていました。Hi.

14MHz帯のIFで思い出しましたが、IC-502のIFも14MHz帯でした。局発は36MHz帯の自励発振(VFO)でしたが、それでよくこれだけの安定度が得られたものだと感心したものです。

このVFOはキーデバイスのMK10が生産終了したために作れなくなったと聞いたような気がします。

TTT/hiro さんのコメント...

JG6DFK/1 児玉さん、こんばんは。 明日からは寒くなるそうですね。 今夜は蒸し暑いくらいなんですけれど。hi hi

コメント有難うございます。
> バックナンバですでに取り上げられていましたね。
あの記事は過去のラダーフィルタの件でお問い合わせや検索が多かったので、作成したページでした。中身が無いのは申し訳ないと思っているのです。(笑)

> 局発は36MHz帯の自励発振(VFO)でしたが・・・
シンプルでコンパクトに纏められたトランシーバでしたね。アルミ深絞りのコンパクトなシールドボックスに入ったVFOだったと思います。今の基準でいえば多分不安定なVFOですが、短時間の交信には支障のない安定度になっているのに驚かされました。

> キーデバイスのMK10が生産終了したために・・・
ICOMはIC-71のVFO開発の時に各種FETの比較をしたようで、その結果がCQ誌に掲載されました。1970年当時入手できたFETでは、MK-10と3SK22がほぼ同程度に良好だったと言う内容だと思います。実際には3SK22は高価なのでMK-10を使ったようでしたね。今だったらもっと別のFETが良いのかも知れませんが・・・。(笑)

製造中止の経緯はわかりませんが、アナログVFOはデバイスを変えると温度補償の効き具合など再設計になるので製造中止の影響はあったでしょうね。 一般的にはIdssが小さくgmの大きなFETを少なめの電流で使うと周波数初期変動は少ないですが、温度補償もしないと季節によりダイヤル目盛が狂います。(笑)

T.Takahashi JE6LVE/JP3AEL さんのコメント...

こんにちは。
あっという間に10月になり涼しくなりました。

14.318MHzの水晶は私も多少持ってますが、こんなにたくさんは持ってないです(笑)
汎用水晶としては3.579545MHzと同じく入手が簡単で使いやすい周波数ですね。
アナログTVには使われなくなってもPCなどではまだ使われているようですから小さくはなるでしょうがまだしばらくは入手出来るかなと思っています。

しかし足つきパーツは急速に無くなってきていますね。でも余りため込んでも仕方が無いし悩ましところです^^;

JL1KRA Nakajima さんのコメント...

HC-25Uや18Uはたくさんあるとき
袋の中でカラカラとぶつかる音が大好きです。
クリスタル=(部品以上に宝物)なので
クリスタルを手に入れますと
宝の山、金貨の山を持っている気分ですHi

いよいよTV関係が消え、最後まで残るのは何MHzのクリスタルあたりか考えておくのもポイントでしょうか。
千石の地下では以前より種類が減った気がします。

TTT/hiro さんのコメント...

JE6LVE/3 高橋さん、こんばんは。 今日は秋葉原QRP懇親会でした。皆さんと懇談して先ほど帰宅した所です。

コメント有難うございます。
> こんなにたくさんは持ってないです(笑)
これは、米国のDan's small partsと言うお店から目方売りの水晶詰合わせを購入した際に大量に入っていたものです。但しロットがバラバラらしくラダーフィルタ用の選別は厄介でした。(笑)

> まだしばらくは入手出来るかなと思っています。
本日、秋葉原を回ったところ、HC-49/Uのほか。49/USなどまだ豊富に出回っていました。暫くは供給されるでしょう。単品買いで1個50円〜100円で買えます。6mのリグにマッチする12MHzや18MHzのクリスタルも見かけました。

> 余りため込んでも仕方が無いし悩ましところです・・
部品の買い溜めは懇親会でも話題になったのですが、消費しきれるか否かになりますね。多めに持つなら、お友達を誘って同じ製作が楽しめるくらいの分量が良いと思います。それ以上は製作用としては過剰でしょう。

オークション用に買い溜めると言うのもありますが、見ていると部品ではいくらも稼げませんね。ニーズが無くなればタダのゴミですし。(笑)

TTT/hiro さんのコメント...

JL1KRA 中島さん、こんばんは。 ご無沙汰しておりました。HAMフェア以来ですね。

コメント有難うございます。
> 宝の山、金貨の山を持っている気分ですHi
FT-243の時代は本当に貴重な電子部品でした。いまでは規格周波数のクリスタルなら数円からあるのですから驚きです。使い方次第で、本当に宝の山にもなるので知恵を縛って工夫しましょう。

> 最後まで残るのは何MHzのクリスタルあたりか・・
おそらくキリの良い周波数のクリスタルは残るでしょう。セラミック振動子の台頭で一時はなくなるかと思ったのですが、価格低下のお陰でごく普通の電子部品として生き残ったようですね。面実装形に移行すると思いますが、これからも活躍する電子部品だと思います。

これからの時代、特殊な周波数の水晶はシンセサイザの活用で乗り切る方向でしょう。既にDDSシンセサイザの方が特注水晶よりかなり安価な時代になっています。(笑)

菅原 政雄 さんのコメント...

>面実装形水晶
面実装の水晶はHC-49UやUSに比べて励振電力の限界値が低く、回路によっては、HC-49U/USでの回路のままでは過励振によって水晶が割れる問題が起こることがあるそうです。(当初は動いても数か月して発振が止まるケースもあるとか)
マイコン系の応用であれば配慮されていることもあるのですが、無線機など個別半導体での発振やフィルタ用途には、通す信号レベルとか気をつけた方がいいかもしれません。

TTT/hiro さんのコメント...

菅原さん、こんばんは。

コメント有難うございます。
> 面実装の水晶はHC-49UやUSに比べて励振電力の限界値が低く・・・
小型化された面実装タイプの水晶発振子はドライブレベルを抑さえて使う必要がありますね。 水晶片の物理的なサイズが小さいので止むを得ません。

> フィルタ用途には、通す信号レベルとか気をつけた方がいいかも・・・
この件については、20MHzの面実装水晶を扱ったBlogでも書きましたが、小型化した以上やむを得ないようです。 そうは言っても、昔のような大型のHC-6/U形でフィルタを作ってくれる所も無くなっています。見るからに小さいフィルタは信号レベルに気をつけて使うべきでしょうね。 バラモジのレベルを抑えないとフィルタでIMD特性が悪くなる可能性があります。

何でも小型化が良い訳ではない例でしょうね。(笑)