2012年6月20日水曜日

【回路】Application of the AD9850 DDS unit.

DDSユニットの活用
 AD9850 DDSユニットの有効な活用を模索している。 これはその第一弾となるものだ。 この写真の基板1枚で発振器として成り立つものを考えている。(未だ配線途中・笑)

 安価な中華DDSユニットもそれ単独では使えない。 ユニットの外からデータをセットしなくては何ら機能しないのだ。 要するに何らかのコントローラが必要と言うこと。

 しかし安価なものなのだから難しい目的ばかりでなく、ごく単純な用途に使っても悪くない筈だ。それでも十分ペイするだろう。そのためにはシンプルなものほど良い。

 引き合いに出されるのは秋月電子通商のDDS基板であろう。 あれは少々不便ではあっても単独でも使い得るものになっている。 この中華DDSモジュールで同等のものを目指すことはもちろん可能だ。 しかし本当に任意周波数が発生可能でなくてはならぬものだろうか? 多数のスイッチを並べればできることだが、その必要は少ないと感じる。 ここでは、任意ではないがプリセットされた周波数に切換えができる発振器で検討してみよう。

                 ☆ ☆ ☆

 どんな物にも「コンセプト」は重要だ。 何か考え始めるととかく高級指向に陥りがちである。 しかし、ここはシンプル指向で行こう。 予めマイコンのROMにセットされた周波数の幾つかが取り出せるだけのごく単純な発振器にこそニーズがあると思う。 例えば自作ラダー型フィルタのUSBとLSBのキャリヤ発振に使いたいとか、CW用BFO周波数を種々切り替えてみたい・・など。 或はオークションで手に入れた特性優良なる高性能SSBフィルタをぜひとも本格的に使ってみたい・・とか、そうした目的なら数波もあれば十分である。 しかし今どき水晶発振子の特注には時間も費用もかかる。 そんな時こそこのDDSユニットだ。ワンチップ・マイコン、そして僅かな部品の付加で容易にニーズを満たせる。 ちろん微妙なキャリヤポイントの加減も「お手のもの」。(笑)

 このところシャックの整理とか雑事に忙しかった。このままでは6月のBlogが無くなってしまいそうになってきた。 取りあえず今夜は予告編と言うことで。   de JA9TTT/1

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