写真は三和のFX-110と言うテスタ(回路計)だ。 テスタは、英語ではボルト・オーム・(マルチ)メータと言うのだそうだ。(VOMと略記されることが多い)
これは暫く前のBlogで扱ったが、JARL支部大会のジャンク市で見つけたものだった。 実際に使うつもりだったので入手直後に一通りのチェックはしておいたのだが、何故か一つのレンジだけ確認の漏れがあって、而もそこが故障していた。
先日使っていてその不具合が発覚した。 幾つかのレンジでは精度も見ておいたのだが、代表的なところをざっと見ただけなので見落としたのかも知れない。よく使う測定レンジであり実用にするには不便だからそのままと言う訳にも行かず、さっそく修理することにした。
不具合のあったのは写真の「Ω×10レンジ」である。×1kレンジのような状態になっていた。 たまたま数100Ωの抵抗をチェックしていたのだが、ショートに近い「ゼロΩ」付近を示すのでビックリした。すぐに調べたらテスタの方が故障(破損)していた。
経験のある人ならすぐに想像できると思うが、たぶん「Ω×10レンジ」のままでAC100Vでも測ってしまったのだろう。抵抗のレンジで電圧を測ってしまいテスタを壊すケースは良くあるので経験者も多い筈だ。自身、別のテスタでやってしまいメーカーから部品をもらって修理したことがあった。
古い設計のテスタはメーター保護が完全ではなかったので心臓部の「メーター」そのものを焼いてしまうことも多かった。そうなると万事休すである。 しかし、多くの経験が活かされた後世のテスタではアクシデントに際してメーターそのものはほぼ確実に保護されるようになっている。 このテスタの場合もメーターユニットは完璧に保護されたが、レンジ感度を決める抵抗器が壊れてしまったに違いない。
アナログ・テスタにも様々な形式があるので、これが典型例ではない。むしろ特殊な構造の方だろう。
多くのテスタではレンジ・スイッチがメーター・スケールの下部に陣取っている構造だからだ。 このテスタはレンジ・スイッチがメーターの下側に格納され、コンパクト化を図った珍しい構造である。
従って開けてもピンと来ない構造だったのだが、よく見ていたら概ねレンジのポジションにそった部品レイアウトになっていた。 写真に判明したレンジ抵抗の配置をざっと書いておく。 もっとも、こんなテスタを修理しようと言う人などまずいないとは思うのだが。
ジャンク市で見つけたテスタは本体だけで何も付属品はなかった。 もちろん取説も付いていないから回路も不明である。 ただしテスタはどれも似たような構造の筈で類似品の回路図があれば十分参考にできる。
これは、類似の形状をしているテスタ、三和「FX80」の回路図らしい。少し前の世代の上位機種らしく「FX-110」より幾らかレンジ数が多い。 高抵抗測定のために22.5Vの乾電池を内蔵している。 「FX-110」ではその部分が省かれ電池は3Vだけになっている。しかし、あとは良く似た感じだ。
図のR17〜R22が抵抗測定レンジに関係する部品である。このうちR17〜R19は抵抗値が高いので過電圧で壊れることは少ないだろう。 従って低抵抗のR20〜R22が焼けると予想できる。
いま「Ω×10」レンジが悪いのはわかっているので、R21に相当する抵抗器が焼損しているに違いない。 Ω×10以外のレンジは正常だから他の抵抗器は問題ないはずだ。
注:回路図は別機種:FX80のものでFX110とは部品番号や抵抗値は異なっているはずだ。しかし故障箇所の推定には十分役立った。但しどの部品がソレに相当するのか見極めるウデが必要だ。
Ω×10レンジの抵抗器である。カラーコードから本来は501Ω(*1)だったように読めるが、断線して数10MΩ以上になっている。よく見ると中央あたりの塗装が焼けて変色している。 更に別の箇所を見たら細いクラックが走って断線しているようだった。 (*1:このテスタでは「Ω×10レンジ」のLI値を見ると6mAとなっている。従って、乾電池の電圧を3.0Vとすれば、R=3.0/0.006 =500(Ω)となり読み取った値は正しい。メーターに分流する分を考えてR=501Ωなのかも知れないが実際には電池電圧も変動する)
これは「酸化金属皮膜抵抗器」のように見える。酸金抵抗は過負荷に強いので、間違えて壊し易い部分に向いているだろう。 但し温度係数が大きいので測定器向きではない。普通の金属皮膜抵抗器なのかもしれない。 補修にはそれを使うつもりだ。
501ΩはE24系列を外れており標準値ではないので数個の抵抗器を組み合わせて合成する必要がある。(501ΩはE96やE192でもないので特注品のようだ) 相手がアナログなテスタなので案外ラフでも大丈夫だが、なるべく精度が維持できるように実測精度を見ながら値を決めよう。
470Ω(±1%)の抵抗器と、max 100Ωの可変抵抗器(VR)を直列にし、200Ω、500Ωなどの数個の高精度抵抗器を実測しながら指針の振れ位置(スケールの指示値)を調整する。 その後VRの値を実測し近似値の固定抵抗器に置き換える。
そうした方法ではなく501Ωの抵抗器を合成し交換するだけでも大丈夫かも知れない。しかし多少なりとも精度が向上することを期待し、スケールに合わせて調整する方法を採った。 このテスタの場合470Ωの抵抗器に16Ωを足せば良さそうだ。
よく見ると「Ω×1レンジ」の抵抗器も2本の合成で作ってあるようだ。(50Ω=47+3)このレンジは前のオーナーが修理したのかもしれない。 あるいは、テスタの製造時に現物合わせで調整する部品なのかもしれない。
何れにしても、今ではアナログ・テスタの精度をずっと上回る測定器が身近にある時代なので、それを頼ればこうした修理も容易に可能である。
表示値が500ΩのL型抵抗器(いま時珍しい?)を「Ω×10レンジ」で測定している。 この抵抗器は4・1/2桁のDVMで実測したら487Ωだった。 指示は良く合っているようだ。 もちろん、スケールに合うよう修理したのだから当然かも知れないが、スケールの他の部分はもちろん他のレンジでもおおよそ同じような精度であった。 アナログなテスタでは良くて3桁、悪くすれば2桁くらいの読取り精度と言うことになる。
規格を見るとわかるが、この種のアナログ・テスタの精度はあまり良いものではない。特に「抵抗測定レンジ」は注意が必要だ。 見ての通りリニヤなスケール目盛ではなく左端で詰まった目盛になっている。 これは被測定抵抗器に一定電圧を加え、そのとき流れる電流を測定すると言う原理なのでやむを得ないのだ。即ち、I=V/Rなので1/Rに比例する目盛になる訳だ。 更に抵抗測定の精度は目盛の長さの±3%と言うような規格になっている。 従って、同じ測定レンジ内でも目盛が詰まっているスケールの左端付近では右側で読むより桁違いに大きな誤差が許容されることになる。このような訳で、なるべくスケールの右側で読めるよう測定レンジを選択するのが高精度測定のコツだ。
こうした指針式のアナログ・テスタを使う人も少なくなった。デジタル・テスタの方が安いと言う事情もあろう。 昔の調査によるとテスタの使用目的は導通チェックと抵抗の測定が一番多かったそうである。 そうなると抵抗測定で目盛が読みにくく、精度も良くないアナログ・テスタが敬遠されてしまうのは無理もない。 既にアナログ・テスタの抵抗測定レンジの扱い方を知らず、スケールの読み方が良くわからない人も多いそうだ。
☆「測定レンジを変えたら、テストリードの先端を短絡し、ゼロΩ調整をしてから測定する」・・・と言うのは既に電気屋の常識ではないのだ。
☆ ☆ ☆
上記のテスタ回路図を見ての通りアナログ・テスタは受動部品(パッシブ・デバイス)で構成されている。 従って活きてる回路の途中を測定してもデジタル・テスタのように被測定回路にノイズを注入してしまう恐れはない。
25kΩ/V程度の高感度テスタなら動作中の回路に与える影響も思いのほか僅かだ。いまはインピーダンスが低い半導体回路が中心だから十分使い物になる。
ACVレンジの整流器がゲルマニウム・ダイオードになっているテスタなら交流電圧測定の周波数特性も良好だ。オーディオ帯くらいは十分カバーできる。(亜酸化銅やセレンのものは1kHzくらいまで)
時代に逆行するようだが、アバウトで済む用途にはアナログ・テスタを便利に使っている。電圧や電流について、変化の傾向を見るにはアナログ・テスタが最適だ。ラジオやオーディオでは測定ポイントの電圧が最大あるいは最小になるように調整で追い込むと言ったシーンは多いものだ。
アナログなテスタは使用者も少ないし、わざわざ修理までしようと思う人は稀だろう。従って例によってこれは単なる日記である。 先日使っていて不具合を発見しその修理経過を纏めておいた。
(おわり)
おはようございます。
返信削除先日の懇親会で拝見させていただいたものですね。
私自身、抵抗レンジを壊した経験はありませんが、電流レンジの抵抗を焼いたことは何度かあります。普通はヒューズが先に飛ぶものですが、記憶は定かでないものの、代わりのヒューズが手元になくてバイパスし、運悪く壊してしまったのでしょう。
先日も秋月で売っている100mAアナログパネルメーターの分流器を飛ばしました。メーター自身には指針が曲がってしまうほどの衝撃が加わったようなのですが、コイルは無事だったようです。新しいものを買いましたが、分流器を交換すれば復活するかも。アナログメーターは意外と丈夫なようですね。Hi Hi.
最近はデジタルテスターを使うことが圧倒的に多くなりましたが、電源が不要だったり、直感的に値が把握できるという点で、ご同様にアバウトな用途にはアナログテスターが今でも重宝します。さすがにEM-3000は電源がないと使えませんが… Hi.
デジタルテスターでもFLUKEはいい値段です。Hi. 技術屋としては是非1台欲しいところですが…
加藤さん、皆さん、お早う御座います。
返信削除アナログと安価なディジタルの両方を使っていますが、アナログのは便利なところがありますね。
抵抗でも電圧でも振れ始めで見当がつきケミコンの良否も大略わかります。
ディジタルでは表示が安定するまで時間がかかり過ぎます。
もっとも当方は根っからアナログ人間
ですので。
JG6DFK/1 児玉さん、おはようございます。 北関東の今朝は雨模様です。 暑さも少し和らいでいます。
返信削除さっそくのコメント有難うございます。
> 電流レンジの抵抗を焼いたことは何度かあります。
これも良くやりますね。たいていFuseが飛びますが,そうでないとシャント抵抗が燃えちゃいます。(笑)
> アナログメーターは意外と丈夫なようですね・・・
テスタに使ってあるメーターは落下などの衝撃にも耐えるよう丈夫に作ってありますが、一般のパネルメーターは構造的に壊れそうに感じてしまいます。hi 運が良かったようで、シャントを交換すれば直りそうですね。
> デジタルテスターでもFLUKEはいい値段です。Hi.
デジタルテスタは拙宅にも何台かありますが、残念ながらFLUKEはありません。Advantestのハンディ型DMMの使用頻度が高いですね。
JO1LZX 河内さん、おはようございます。 神奈川のお天気は如何でしょうか?
返信削除コメント有難うございます。
> 振れ始めで見当がつきケミコンの良否も大略わかります。
正確な容量はわからなくても、概略なら経験的にわかりますね。 デジタルテスタではこれは無理です。hi hi
トランジスタ確認のポジションが付いたテスタも多いですが、アナログテスタならそれがなくても良否の概略がわかります。
> 表示が安定するまで時間がかかり過ぎます。
手早く回路の各部をチェックして行くのはアナログ・テスタの方が便利だと思います。 精度良く読む必要があるならデジタルに限りますけれど・・・。(笑)
PeakやNull点を求めるのもアナログ・テスタでないと難しいですね。
> 根っからアナログ人間・・・
私もそうです。。。
こんにちは~
返信削除アナログテスターは三和を10年以上愛用しています。
初めて買ったテスターは日置のF75でした。
昨日、息子がテスターを使いたいというので以前、
北海道の某NPOにおまけでもらったSUNWAのテスターを
あげたのですが、電池ボックスが頼りなかったり、
抵抗レンジのゼロ調整が不安定だったりとやはりいまいちでした・・
見た目は良いのですが(笑)
JE6LVE/3 高橋さん、こんにちは。 大阪のお天気は如何ですか? こちらは時々雨が降る不安定な空模様です。
返信削除コメント有難うございます。
> 初めて買ったテスターは日置のF75でした。
私が購入したのは、三和のU50Dと言う型番だったように思います。探せば今でも何処かにあると思います。
> やはりいまいちでした・・
見た所はFBそうでしたが、いまいちでしたか。。。日本製テスタも昔は大量に輸出されていたそうです。その頃のMade in Japanを米国人はどう思ったでしょうね。米Simpson製は確かに良かったので、それと比べたらヤッパリいまいちだったかも。hi hi
こんにちは~
返信削除もう夏休みでしょうか?
こちらも台風の影響かさっきから雨が降ったりやんだりと不安定な天気です。
F75は知り合いの息子さんが電子工作が好きだというので差し上げました。
そのお子さんももうすぐ大学卒業ですが、まだ使ってくれていると思います。
>見た所はFBそうでしたが
付属のテスト棒の質が悪いのか、テスト棒差し込み部などの作りが悪いのか、測定値が微妙に安定しませんでした。
そういえば千石日本橋店が開店の時に買った350円のデジタルテスターも酷かったなあ・・(笑)
テスターも測定器ですから安心して使える物がいいですね。
JE6LVE/3 高橋さん、こんばんは。 こちらと同じようなお天気のようですね。 日差しはないのですが、台風の関係か蒸し暑いです。
返信削除コメント有難うございます。
> まだ使ってくれていると思います。
シンプルな道具は故障も少ないですから長く使えますね。
> 測定値が微妙に安定しませんでした。
なるほど。 全体的に「作り」が雑なのでしょうね。 それでガタがあって不安定なのでしょう。 作り易いよう部品の遊びが大きくできているのでしょうか。hi hi
> 安心して使える物がいいですね。
そうですね。 今どきアナログ・テスタに高精度は求めませんが、頑丈で故障せず、何時でも使える安心感が一番だと思います。
こんばんは。
返信削除どこも似たり寄ったりだったようですが、当地横浜は一日中曇り空で、雨もぱらつきました。その分熱中症にはならずに済みました。明日の天気もあまりよくないようですが、湿度が上がるらしいので今日以上に蒸し暑くなるかもしれません。
何でもそうですが、この先長く付き合うつもりなら、多少奮発していいものを買った方が結果的にお得なのかもしれません。
現用している韓国メーカーのデジタルテスターは安いのですが、しばらく使っているとテスターリードが内部断線を起こし、レンジ切り替えのロータリーSWが接触不良になりました。2台買って2台とも同じ現象が発生しましたので百発百中です。Hi.
今、アナログテスターの上物を手に入れるのは難しいかもしれませんが、デジタルテスターなら先々のことを考えればFLUKEでも決して高い買い物ではないのかもしれません。というより、ナナオのPCディスプレイを買わなかったらFLUKE 289を買ってもお釣りが来ました。Hi Hi.
ただ、あまり高級品を持つとつい被測定品の「あら探し」をしてしまうので、精神衛生上はよろしくありません。Hi. 画質のクレームが殺到したらしい「千と千尋の神隠し」のDVDを今のディスプレイで見たらどうなることか… 怖いもの見たさで一度見てみたい気も。Hi Hi.
蛇足ですが、このブログは今のディスプレイで色鮮やかに見えます。
JG6DFK/1 児玉さん、こんばんは、 台風に関係した雲のようで、夕方になっても怪しい空模様です。 蒸し暑いですね。 熱中症にはイオンサプライ系の飲料水が良いようです。
返信削除コメント有難うございます。
> いいものを買った方が結果的にお得なのかもしれません。
余りにも高額なものは、目的を外れてしまうこともありますが、そこそこ良いものを選んだ方が間違いないですね。昔から「安物買いの・・・」と言いますし。(笑)
> FLUKE 289を買ってもお釣りが来ました。Hi Hi.
そのモニタは良さそうだと思ったのですが、私の目的では勿体なくて、とても手が出せませんでした。(悲)
DMMですが、FULKEも良いですが、ベンチトップ型でよければAgilentの34401A型6・1/2桁もFBです。Specを維持するためには定期校正が必要ですが、4〜5桁程度の精度と割り切れば、暫く問題はないです。(職場で実績がありますので・笑)
定価でも11.5万円ほどです。校正済みリセール品も良い選択だと思います。中身も見ましたが合理的で良くできたDMMだと感じました。(拙宅にはありませんが・笑)
> このブログは今のディスプレイで色鮮やかに・・・
すこし鮮やかすぎるかもしれませんが、CRTからLCDに変わって、感じが掴めなくなってしまいました。モニタをやや地味な感じに調整している関係で、他のモニタで見ると写真は逆に鮮やか気味になっているのかもしれません。気になるようでしたらご意見お願いします。
加藤さん、改めてこんばんは。
返信削除室温はさほどでもないのですが、湿度が高いので除湿目的で空調を入れました。風呂上がりにルイボスティーで水分を補給しましたが、塩分も適度に摂らないと危険だそうですね。その意味ではおっしゃるようにイオンサプライ系飲料の方がよさそうです。
> とても手が出せませんでした。
本来は地デジ対応のテレビを先に買わないといけないはずなのですが、某店の特売案内メールに目がくらんで買ってしまいました。Hi. 高率のポイント還元があったので、実質的にはかなり安くなりました。今はこれとPCのキャプチャーボードを組み合わせてアナログテレビ放送を見ています。Hi Hi.
このモニターは一般的な用途にはオーバースペックではないかと思えますが、逆に、これだけの性能があればこれに地デジチューナーを追加してもよさそうです。
> Agilentの34401A
34410Aに世代交代しつつあるようですが、広く使われているモデルのようですね。あって損はないと思いますが、税込12万円ではさすがに考えてしまいます。それ以前に、私には完全にオーバースペックというか「猫に小判」のような気がします。Hi.
AgilentもハンディタイプのDMMを出しているようですが、きっとこの辺の性能はFLUKEと似たり寄ったりなのでしょうね。
> 気になるようでしたらご意見お願いします。
私個人はメリハリがあって好感が持てます。もっとも、今のモニターは発色(特に赤と緑)がかなり派手なので、他と見え方が違うかもしれません。試しにsRGBモードで表示させてみたら、少し落ち着いた感じになりました。いずれにせよ、目が疲れるというようなことはありません。
JG6DFK/1 児玉さん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございます。
> 地デジ対応のテレビを先に買わないと・・
あと1年を切りました。アンテナの心配がなければ直前の購入でも大丈夫でしょう。
> 地デジチューナーを追加しても・・・
そういう選択肢もありますね。
DMM
> あって損はないと思いますが・・・
周波数と違い、電圧や抵抗の基準は簡単には得られませんから。 まあラジオの製作くらいには勿体ないですかね。hi
> 目が疲れるというようなことはありません。
有難うございます。 画面の好みは主観的なものなので、個人のサイトなら何でも良いのですが少しは気になります。hi
さて、眠くなってきたので寝ます。GN
加藤さん、こんにちは
返信削除アナログテスタは使わなくなって久しく経っています。
>☆「測定レンジを変えたら、テストリード>の先端を短絡し、ゼロΩ調整をしてから測>定する」・・・と言うのは既に電気屋の常>識ではないのだ。
ゼロオーム調整もデジタルテスターばかり使用しているので、すっかり忘れていました。懐かしい記憶が戻ってきて、楽しく読ませていただきました。
こんにちは。
返信削除アナログはhioki3001と3005を持ってます。頻度は減ってますがまだ現役で使用してます。
このあたりのテスタは抵抗測定でしか電池を消費しないのでDMMのようにOFFにし忘れていざという時に測定できないということがないのが利点ですね。どちらかというと電池の液漏れの方が気になります。
501オームというと1%抵抗にこだわらずに実測で探すとちょうどのものが見つかりそうな気がします。最近の日本製は10%とかでも割にそろってしまって不向きですから、かえって中国製なんかは良いかも。
JS1XFN 青木さん、こんにちは。 今日も蒸し暑いですねえ。 そろそろ皆さんお盆のお休みのようですね。
返信削除コメント有難うございます。
> アナログテスタは使わなくなって久しく・・・
デジタル・テスタにもバーフラフ表示を併用するものなどあって、アナログの良さをカバーするものが多くなってますね。 オシロで振幅を見ながら調整するとか、代用手段も多々ありますので不便を感じないのでしょう。(笑)
> 懐かしい記憶が戻ってきて、楽しく・・・
アナログ・テスタに限らず、指針式の計器はノスタルジーを感じますね。 Sメータなど特にそう思います。だから皆さんラジケータとかお好きなのでしょう?hi hi
古い道具は使うまでの手順が必要で面倒でしたね。
JH9JBI/1 山本さん、こんにちは。 J310ではお世話になりました。 特性を見ただけで使用実績はまだありません。死蔵品にならぬよう使ってやらないと。hi hi
返信削除コメント有難うございます。
> 頻度は減ってますがまだ現役で使用してます。
やはり、デジタル・テスタは便利ですからね。オートレンジ式を使ったら、もうレンジ切換えは面倒で・・・。 便利な道具ばかり使うと人間が退化しそうです。
> いざという時に測定できないということがない・・・
抵抗測定もリード線がオープンなら電池を消耗しませんね。 やはり使用頻度が低い機器は液漏れが心配なので5年とか7年保証と言うシールの良い乾電池を入れてあります。
> 実測で探すとちょうどのものが見つかりそう・・・
470Ωを何本か測定すれば468Ωがありそうなので、33Ωと直列で501Ωが簡単に作れそうです。それでも良かったと後で思った次第。 いまはアナログ・テスタより遥かに精度の良いデジタル・テスタがありますからこうした機器のリペアも容易ですね。良い時代です。
> かえって中国製なんかは良いかも。
拙宅の標準在庫品が国産の金属皮膜±1%なもので。hi hi
TTT/hiroさん、こんばんは。
返信削除私のファーストテスタは、日置のL-33TXでした。シンプルなテスタでした。カラーバリエーションがあり、緑色でした。今でも時々使います。
あるとき、AC100Vを測定中にレンジダイアルを回転させ、故障させてしまいました。
レンジダイアルは、移動ブラシ接点を基板のプリントパターンと接触させることで、切り替えする構造でしたが、レンジの途中にも配線のプリントパターンが横切っており、ブラシが接点パターンではなく、配線パターンと接触したために、プリントパターンが焼損しました。
細い導線で焼損したパターンを修理しました。
小学校低学年のころの話です。
今では、TrueRMSが測定できるデジタルテスタの使用頻度が高いです。
JJ3CMV 酒井さん、おはようございます。 台風の影響でしょうか、早朝から蒸し暑いですね。
返信削除コメント有難うございます。
> カラーバリエーションがあり、緑色でした。
テスタといえば黒のベークライト製と決まっていた感じでした。 今のテスタは筐体がベージュなどでスケール面もカラフルです。でも、緑色と言うのは珍しいですね。hi hi
> 細い導線で焼損したパターンを修理しました。
小学生だった酒井少年が必至で工夫した様子が思い浮かびます。小学低学年が大人に泣きつかず自身で解決したところがすごいですね。
> TrueRMSが測定できるデジタルテスタ・・・
昔のテスタでTrue RMSを実現している製品はまれでしたね。今でも安価なものは半波整流して実効値に換算して表示する形式が多いようです。 True RMS型は波形の影響を受けにくくて良いのですが、回路の状態把握に混乱することもありました。(笑)
TTT/hiroさん、こんばんは。
返信削除大阪は今日も焼け付くような暑さでした。台風が来ると、仕事場は緊張します。
>True RMS型は波形の影響を受けにくくて良いのですが、回路の状態把握に混乱
むむ、波形のクレストファクタを予測して、整流・平滑後の平均値表示だから、あのような波形の場合、何ボルトと表示されるはず、というような、神業なのでしょうか!?
真似できそうにありません(笑)。
TrueRMS型のテスタは、DC-DCコンバータの効率測定に便利に使えると考え、購入したものです。
JJ3CMV 酒井さん、こんばんは。 こちら台風は遠いのですが、時折雨が降るあやしい空模様でした。 すごく蒸し暑いです。
返信削除コメント有難うございます。
> あのような波形の場合、何ボルトと・・・
正弦波なら問題ないですが、歪んだ複合波形ですと思った値と2倍くらい違うことがありますね。 オシロと一緒に使えば納得できる感じなんですが・・・。
ピーク値ばかり大きな波形では素直に測定値を信じることにしています。(笑)
> DC-DCコンバータの効率測定に便利に使えると・・
そのような目的にはTrue RMS型でないと役に立ちませんね。 何を測定している数字なのか、それこそわかりませんので。
最近はTrue RMS型も多くなったように思います。テスタを購入する際の重要な選択肢になるでしょう。