何でもそうだが、電子部品も「適材適所」である。本来の目的に従い、適切に使えば素晴らしい性能を発揮してくれる。 しかし、適用を誤れば問題の種にもなりえるものだ。
以下の話しは、特定のメーカーやその製品の優劣を言うのが目的ではない。用途に対する適否の判断が目的だ。これは予め強調しておきたい。一面から見た欠点で、その全てを否定するのは間違いだ。むしろ用途に対する適否の判断こそ重要で慎重に行なうべきだ。
写真は、EPSON TOYOCOM社のSG-8002シリーズ水晶発振器である。この水晶発振器の特徴は何と言ってもプログラマブルということにある。製造後に広範囲の発振周波数に変更しうるのだ。 従来の水晶発振器は周波数ごとに水晶発振子を製作して作る必要があった。当然、周波数の数だけ製品の種類ができてしまう。 しかしこの発振器は一種類を元に多様な周波数の発振器に「変身」できる。 その「変身」には専用プログラミング・ツールが必要だが、製造メーカーにとってはまるで夢のようだし、納期が短いならユーザーにも大きなメリットがある。少量多品種を実現するにはたいへん魅力的だ。
まだ話題になっていないようだが、秋月電子通商のロングセラーが最近リニューアルしている。 秋月のDDSキットは幅広い周波数の信号が得られるので、アマチュア無線だけではなくオーディオや測定の分野まで長く使われてきた。
いまでこそ、性能に優れるアナログデバイセス社のDDSが幅を利かせているが、かつては安価なDDSと言えばこれしかなかった。実際、手軽な信号源として何度も購入している。
流石に、旧式のDDSなので無線の用途にはあまり使わなくなった。新型DDSに比べ上限周波数が低く出力に現れるスプリアスも多いからだ。 出力信号直接の使用はスプリアスの問題があるので、できればPLLのループに入れ「クリーニング」して使う方が良い。 そのあたりが、昨今の新型DDSに比べて少々面倒な所だ。
ところで、このDDSキットに使われている水晶発振器を購入しようと思い、お店のホームページを覗いてビックリした。 DDSキットに付属する67.10886MHzの水晶発振器が変わったのである。この発振器は単独でも購入できた。それが従来の金属ケース入りから新型に変わっていた。 しばらく品切れで、次の入荷をまっていたのだが同じ物は仕入れできなかったようだ。
# それでこの新Kitだが、用途・目的次第と思うが少なくとも前より性能が良くなったとは思えない。オシマイまで読んでもらえばわかるだろう。
左は、これから評価するプログラマブル水晶発振器のデータシートである。 たまたま持っていたのが表面実装型だったので、秋月で売っているものと外形や型番は違う。 しかしそれ以外、中身は同じだから参考になると思う。
左表のPTシリーズがそれで、電源電圧は5Vが標準だ。 発振(設定可能な)周波数は1〜125MHzと広範囲だ。 説明によれば内部の水晶発振子を基準にPLLで各種周波数を発生しているそうだ。 内部構造の詳細は明らかでないが、フラクショナルN(=Fractional N:分数N)形式のデジタルPLLになっているのではないだろうか。
そのプログラマブル・デバイダの分周数Nを外部の専用ツールで書き換えることで、ある程度任意の周波数が作り出せるのだろう。 水晶発振器として非常に旨い方法だ。 もしAVRマイコンのように簡単なライタでユーザーが設定可能なら、もっと素晴らしいのだが・・・。
世の中、すべてが良いことは稀である。才色兼備など滅多にあるものではなく、この水晶発振器も欠点があるようなのだ。
さりげなく書いてあるが、要するにこのオシレータを基準にPLL回路なりを作ると、得られる信号のスペクトルは汚いですよと言うのだ。
これから評価するPTシリーズの規格では、出力に150〜250pSのジッタはあると言う。発振周期ごとの周期の揺らぎ(=サイクリック・ジッタ)が200pS、周期の揺らぎのピーク・トゥ・ピークは最大で250pSあると言う。これは大きいのか小さいのかと言うことになるだろう。(pS:ピコ秒)
タイミング関係で考える場合は、揺らぎ(ジッタ)を「時間・周期」で判断する方が好都合だ。しかし、無線家としては、時間・周期ではなくその裏返しである周波数の揺らぎとして捉えてみたい。 また、その実力がどの程度であって、世の中の発振器と比べてどの程度のものか是非とも知りたいものだ。
写真は、テストの様子である。 プリント基板に裏返して組立てた。 銅泊はアースなので、確実なGndがとれている。 誘導など受けない、真の特性が取れるだろう。
電源:Vcc=5Vで、実験用の可変型シリーズ電源を使った。もちろん十分奇麗なDC電源であり、3端子レギュレータよりもずっと奇麗で、重畳する(ホワイト)ノイズは小さい。 このあたり、電源が奇麗でないと影響を受けて正しい性能が評価できないことがある。要注意だ。 オシレータ・ノイズの判定に3端子レギュレータを使うのは旨くない。特に高感度なVCOなど自励発振器では電源ノイズの影響は顕著なので注意したい。
評価したオシレータは、公称周波数が26.2144MHzと言うものである。(注:商社から購入したもの。秋月ではこの周波数は売っていない) そこから上下500kHzのスペクトルを観測している。 縦軸の1目盛りは10dBである。 横軸の1目盛りは100kHzだ。
水晶発振器のスペクトルを見慣れたお方なら、一目でこのオシレータのノイズ(揺らぎ)は際立って大きいことがおわかりだろう。(これはフェーズ・ノイズと言うもの)
一見すると揺るぎのないキャリヤ(搬送波)をノイズで振幅変調したAM波のようにも見える。しかし、実体は異なったものだ。キャリヤそのものがある確率で中心周波数から揺らいでいるのである。スペアナで観測する性質上このように表示される。オシロスコープで振幅も観測すればわかるだろう。 従って、AM波ではないのだから急峻なフィルタを通して、ノイズサイドバンドをバッサリ・・・と言う考えは効果的でない。フィルタで良くなりはしない。下手にフィルタを通せば振幅性ノイズを持ち込むことにさえなる。このあたり、勘違いの無いように。
周期的なノイズも存在するようだが、ランダムなノイズもたいへん大きい。 これを見ただけで、RF回路に使う気は一気に失せてしまった。(笑)
さらに、中心周波数の付近を100kHzの幅に拡大して観測してみた。 周期的な揺らぎがさらに揺らいでいるというような特性もみられる。 ともかく、これは酷い特性だと言える。
もしも、こんな発振器を使って周波数変換やSSB発生を行なうと、得られた信号の近傍はこうしたノイズでひどく汚染された状態になってしまう。
PLLの基準に使う場合を考えてみよう。このオシレータの周波数から見て、遥かに低い周波数の発生なら周波数比だけフェーズ・ノイズ(ジッタ)は軽減される(注1)。案外使い物になる可能性もあるだろう。 しかし、逆に高い周波数を得るPLLでは周波数比だけ悪化が考えられる。 もはや使いものにはなるまい。
(注1:例えば、10MHzを基準に、1kHzを得るなら周波数比は1万倍である。旨くすれば40dBくらい改善されるから使える可能性も十分ある。用途により一概に使えない訳ではない)
のちのち比較可能なように、数値的に捉えておこう。 一般に行なわれるように、キャリヤ周波数から10kHzはなれたところのノイズを数値として測ってみた。
揺らぐので測定値は安定しないが、概ね-71dBc/Hzであった。 この値がどの程度のものなのかは、次の写真と比べてもらえばはっきりするだろう。
#しかし、この際はっきり言ってしまおう。 水晶発振器としては、ものすごく悪い数字だ。
これを通信関係や映像関係の用途に使ってはダメである。 もちろんオーディオにも・・・と言えるが、ジッタがたっぷりあると瑞々しいなどと言うお方があるので困ってしまう。工学的な見地では割り切れない分野だから仕方がないのかなあ・・・。(笑)
ともかく無線に使うのはやめたい。オーディオなら自家だけの問題だから個人の自由だが、無線は近傍周波数でオンエアする他局の迷惑になる。 当然、あなたの品位も疑われるにちがいない。
これは普段実験につかっている手近にある周波数シンセサイザのスペクトルだ。 手軽に作っても普通の水晶発振器なら、この写真よりもさらに良いと思う。
市販の周波数シンセサイザは高機能なので、その分回路構成は複雑だ。 そのおかげで出力に含まれる付随ノイズはやや大きめになってしまう。しかしそれでもこの程度は行くのだ。 上記の発振器と比べて30dB以上もきれいだ。(ノイズパワーで言えば1,000倍もきれい)
例えば2SK241で水晶発振させバッファアンプを付けた程度のシンプルなものでも、件のオシレータよりも40dB以上きれいなものだ。 さらに入念に回路設計し部品も吟味すれば20dB以上の改善ができる。 今どきのきれいな発振器とはそのくらいまで行っている。
比べてわかるように信号の奇麗さという観点で言うとすれば、箸にも棒にも掛からない性能だ。 他の用途なら別かもしれないが、少なくとも無線関係の用途では(けして)使いたいと思わない。
こうした水晶発振器をアマチュア無線家が自作に使うことは稀かもしれない。 影響は少ないかと思うが、秋月のページを見ると既に大半のオシレータがこの「問題アリ」の部品になっている。
ニーズの多い周波数からこの発振器に置き換えているのだろう。 おそらく、マイコン系のクロックに使う程度ならあまり気にならないのだ。 ノイズで揺らいでいても平均周波数は正確で累積的な誤差が少なければ時計やタイマーのような用途には差し支えないだろう。 だから一概にダメな部品だとは言い切れない。
しかし、 PLLとかDDSシンセサイザのようなAF やRF信号発生あるいは信号処理のクロックに使うとアウトプットの付随ノイズに悩むことになるかもしれない。そのあたりを十分吟味してから使いたいものだ。
−・・・−
後記:
便利なものにはウラがある・・・を地でいったようなオシレータであった。 実は業務で開発した機器にこのオシレータを使ったところ、予想外の不要スペクトルが現れてトラブルになったことがある。 担当者は悩んだようだが、私は仕様書をみてすぐに気付いた。 クロック発振に使ったオシレータのスペクトルが汚いのが原因の全てであった。
この水晶発振器はPLLを使っている。しかしPLLが本質的に悪いのではなく、この発振器に使っているPLLがPoorなのだ。 メーカーもスペクトルが美しくないのは百も承知だろう。しかし、きれいなものをこのサイズに作るのは無理があるのだ。より一段の技術開発を待ちたいと思う。
最近になって、アナデバ社のチップを使ったDDSシンセサイザを検討している。DDSのクロックとして、秋月の67.10886MHzオシレータは重宝であった。 何個か追加購入しようと思い時々サイトを覗いていたがずっと品切れが続いていた。 最近になってDDSキットがリニューアルされ、同時にそれに使っている新しいクロック発振器も販売されるようになった。 さっそく購入しようと思ったら、それは使えるようなものではなかったのだ。
# このオシレータ、フラクショナルNなPLLなんか使ってるから、揺らぎがフラクタルでカオスの混沌に迷い込むのだ・・なんて? まさかねえ・・。 仕方がないからクロック発振回路も自作で行くか別のオシレータを使うことにしよう。(笑) de JA9TTT/1
(おわり)
こんばんは
返信削除秋月のDDS、マイナーチェンジしていたのはしりませんでした。
しかし、局発にSG-8200シリーズを使うとは・・^^;
以前も掲示板かどこかで話題になりましたが、
RF用にはとても使えないという話でしたね。
秋月DDSの位相雑音5MHz時に-103.2dBc/Hzと結構優秀だったのですが、このモジュールを使った場合は・・
使われているSSG、良い特性ですね
私の安物SSGは-65.80dBc/Hzと-66.35dBc/Hzでした。^^;
http://je6lve.tom-system.com/pn.html
TTT/加藤さん、こんばんは。
返信削除ご無沙汰しております。
AVRではコメントをと思っていたのですが、連休中出張になってしまい、今日はやっと休んでおります。
さて、記事に記載の67.10886MHzのOSCですが、当局は保有しております。
大量にと言われると無理ですが、5個まででしたらお送りしますよ!
安定度は良くないとの評判もありましたが、DDS用には1Hzが簡単に作れるので購入しておりました。
もうだいぶ前のことですので死蔵状態です(^^;
メールお待ちしております。
息子を迎えに行くときに、バイクを運転しながら考えていたのですが、
返信削除DDSはROMを読み出してD/Aで正弦波にしているのでデジタルのクロックの質が悪くても周波数が安定していれば影響は無いのかな?などと思い始めました。
そのあたりはどうなのでしょうか?
JE6LVE 高橋さん、こんばんは。 こちら、やっとよいお天気になりました。明日も良いと思います。
返信削除さっそくのコメント有難うございます。
> 以前も掲示板かどこかで話題になりました・・・
仙波さんの自作プラーザで質問されたお方があったようです。特注水晶よりも安価で短納期ですから使いたくなるお方もあるでしょうねえ。
> クロックの質が悪くても周波数が安定していれば・・
その「周波数」(=1/周期)が揺らぐのがジッタですから、DDSから出てくる信号も揺らいでしまいますよね。低い周波数の発生でしたら緩和されますが、HF帯の発生でははっきり違いがわかると思います。
> 使われているSSG、良い特性ですね・・・
同じくヤスモノですが思ったよりも、悪くないようですね。測定に使ったスペアナもC/Nは案外悪くないようでしたね。(違いがわからなかったらどうしようかと思っていました・笑)
> 息子を迎えに行くときに・・・
お迎えお疲れさまでした。あすは東京でしたね。お気をつけてお出掛け下さい。
JN3XBY 岩永さん、こんばんは。 コメントがスパムに分類されてしまっていました。どうも済みません。(困った機能ですね)
返信削除コメント有難うございます。
> 今日はやっと休んでおります。
頻繁なご出張、お疲れさまです。 ゆっくりお休みになれましたか?
> 5個まででしたらお送りしますよ!
それはたいへん有難いです。 予約しておきますので使う時にお願いします。 取りあえず実験に使う1個は前に購入したキットから調達しました。(笑)
> 良くないとの評判もありましたが・・・
実はDDSは一応完成していて、7MHzで見ていると±1ppmくらいふらつくようです。TCXOではありませんから、マズマズの安定度だと思いました。 実用に支障はないですね。
のちほど必要になったらメールでご連絡します。宜しくお願い致します。
了解しました。
返信削除慌ててこのOSCを使って何かを作ることは無いでしょうから、このまま死蔵しておきます。
必要になった時ご連絡ください。
喜んで、お送りさせていただきます。
何を作られているのかの方が興味深いですね!
今日は天気も良かったので、伸び放題の雑草、芝を刈っておりました。自分の髪も床屋で!
明日はおそらく筋肉痛でお昼ねモードだと思います(笑)
JN3XBY 岩永さん、再度有難うございます。
返信削除>このまま死蔵しておきます。
そうしておいて下さい。 代わりが入手できなければ、お願いしたいと思っています。 その際は宜しくです。
> 何を作られているのかの方が興味深い・・・
現在進行中でまだ纏まっていないので先になりますが旨く行けばBlogネタにしたいと思っています。(大したものではありません・笑)
> 筋肉痛でお昼ねモードだと思います(笑)
今日は初夏らしい良いお天気になりましたね。 お庭もスッキリしたようでFBなお休みをお過ごしで何よりでした。
おはようございます。
返信削除お題の発振器が抱える問題点は、もうずいぶん前に加藤さんから直接伺った気がします。きちんとしたループフィルタを積んでいないPLLのC/Nが悪い(ジッターが多い)のは自明ですね。おっしゃる通り、今はデジタル回路のクロック源が主な用途でしょうから、それでも問題ないのでしょう。
蛇足ですが、某社の新入社員時代、CATVコンバータのPLLで位相雑音に悩まされました。
電源に起因するC/N悪化の問題はあまり深く考えていなかったのですが、言われてみれば確かにそうですね。よく考えてみると、感度が数10MHz/Vにも及ぶCATVチューナのVCOなどでは、三端子レギュレータの残留ノイズですら問題になりそうです。
> ジッタがたっぷりあると瑞々しいなどと言うお方がある
それは初耳ですが、きっと中高域のひずみ率が極端に悪化しているからそう聞こえるのでしょう。Hi Hi.
ちなみに、ジッターが多い発振器はデジタルオーディオにも使えないと思っています。実際、DAIレシーバ内蔵PLLのジッターですら嫌い、セラロックや水晶(マニアなお方はルビジウムやセシウム?)ベースの外部PLLを組むケースが結構あります。
もっとも、最近はDACの耐ジッター性能が上がっているようなので、以前ほど神経質にならなくてもよさそうです。
かのDDSキットはかなり前に買いましたが、あれこれいじり倒している間にプリント基板のパターンがボロボロになり、お蔵入りしました。思うところがあって基準発振器を変更したので、67.108864MHzの発振器は手付かずで残っているのではないかと思います。
周波数設定がパラレルなので、マイコンレスでも使えるメリットはあるでしょうが、おっしゃる通り、これに使われている石はもはや時代遅れなので、これからはアナデバあたりの新しい品種を選択するのが賢明でしょうね。
ここまでマイコンが普及したのですから、それを含めて使わない手はないでしょう。そう考えるとシリアル入力の方がむしろ楽です。
アナデバの石はもうずいぶん前にサンプルを入手しましたが、まったく手付かずです。同社と約束した製品リリース予定時期はとうに過ぎていますが、何も言ってきません。さすが太っ腹。Hi Hi.
あまり悪口を言ってはどうかと思いますが、かのキットに使われる基準発振器を変更する際、おそらく詳細な検討は何もされていないのでしょうね。外部PLLを併用するという用途もたぶん想定されていないのでしょう。
それはさておき、高C/Nを必要とする用途には専用の発振器を自作あるいは特注するしかなさそうですね。かなり高いものになりそうですが、今も特注に応じるメーカーがあるのがせめてもの救いでしょうか。ただ、業務用ならともかく、アマチュアには少々敷居が高すぎますか。
67.108864MHzの発振器はMOUSERにSMTで1種類だけありますが、低ジッターながら1個だと\3,600超だそうです。Hi. 一番合理的なのは一般的な周波数の水晶や発振器を想定した回路設計にすることでしょうか。
JG6DFK/1 児玉さん、おはようございます。
返信削除詳しいコメントありがとうございます。
>クロック源が主な用途でしょうから、それでも問題ない・・
マイコン系のクロック用途がメインと言う想定の品揃えなのでしょうね。 安価で豊富な種類を揃えられるメリットがあります。シビアでない用途なら十分な性能ですから。
> 水晶ベースの外部PLLを組むケースが・・・
それで笑ってしまったケースもあって、C-MOSインバータで水晶発振してマスターオシレータのC/Nが云々とか・・。 水晶発振回路をなめてはいけません。(笑)
> マイコンレスでも使えるメリットはあるでしょう・・・
秋月DDSキットのメリットはこれに尽きると思います。 マイコン併用ならシリアルデータが一番ですけどね。
> 詳細な検討は何もされていないのでしょうね。
キットが継続できれば良しとしたのでしょうが、皆さんスペアナも持ってますからすぐバレそうです。同時にスプリアスもわかっちゃいますけどね。(笑)
> 専用の発振器を自作する・・・
これが一番だと思います。 水晶振動子さえあればあとは相当良いものが自作できますね。発振モジュールは便利でしたけれど仕方ありません。 そのうちヤフオクに登場すると思いますが、金力ではなく技術と工夫で解決しましょう。(笑)
こんばんは~
返信削除今日、秋月に寄ったのでカンタイプの67.10886MHzオシレータはもう無いの?と聞くと、「本当に無いんですよ~」ということでした。
通販で無くても店舗にはあるかとおもったのですが、本当に無くなったようです。
JE6LVE/3 高橋さん、こんばんは。 今日は東京でしたね。お疲れさまでした。 お天気はマズマズだったでしょう?
返信削除コメント有難うございます。
> 「本当に無いんですよ~」ということで・・・
暫く前に、店頭で聞いた時も同じく「品切れなんです〜」とのことでした。でも、そのうち再入荷するものと思っていたんです。
> 本当に無くなったようです。
在庫が少なくなってきてからは、DDSキットに回したようですね。キットの方は暫く販売が続いていました。
まさかプログラマブルな物で代替されるとは思いもしませんでした。ちょっと残念ですね。
金子/ex.JM1VJX
返信削除Si570というPLLシンセサイザICがあります。これは基準発振に使えるレベルなんでしょうか?
金子/ex.JM1VJX
返信削除SDRトランシーバーへの応用などの記事や、データシートを見てみたのですが結構使えそうです。
問題はマイコンが必要なことと、入手性ですね。DigiKeyを見たらはCMOSタイプの在庫はないようです。LVDSは高いです。
アメリカの個人ショップ的なところでは$18/個。3個で@$16.910個だと@$16.7。
ex JM1VJX 金子さん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございます。
> これは基準発振に使えるレベルなんでしょうか?
少々お高い(笑)デバイスなので、まだ使ったことはありませんが良さそうです。 カタログスペックを見て頂くとわかりますが、SG-8002と比べて4桁くらい良好なようですね。
Si570はDDSのクロックに使うと言うより、マイコンで直接制御してDigital-VFOにする方が良さそうです。そのようなキットも売られていたと思います。
> アメリカの個人ショップ的なところでは$18/個。3個で@$16.910個だと@$16.7。
入手性は良くない模様ですが、機能・性能を考えると、悪くないお値段かも知れませんね。(笑)
またお気軽にコメントをお書き下さい。
TTT/hiroさん、こんばんは。
返信削除早速のコメントありがとうございます。
実はこのキットを持ってます。死蔵してますがHi
AD9834+PICのDDSも持っていますが、こちらは壊れています。秋月のカンタイプの67.10886MHzを基準発振に使ってますが、少し周波数がずれてます。そこでSi570を使えばと考えた次第です。
でも、まずはADS9834 DDSを直すほうが先決ですね。
ハムはQRTしてますが、半田付けは楽しんでます。みなさんも今後ともよろしく。
金子さん、再々のコメント有難うございます。
返信削除> 実はこのキットを・・ADS9834 DDSを直すほうが・・
いろいろお持ちのようですが、まずは手がけられた物を活用されると良さそうですね。hi hi
こうした先端モノは値崩れや陳腐化も早いですし。(笑)
TTT/hiroさん、こんにちは。
返信削除AD9834が壊れてました。交換したら動作しました。
CYTECに投稿されていたPIC16F648A版ソフトでコントロールしていますが、TTT/hiroさんのAVR版にも興味があります。とはいってもAVRは触ったこともないのですが。
金子さん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございます。
> 交換したら動作しました。
それは良かったですね。普通は滅多に壊れないと思うのですが、何故でしょうねえ。hi
> AVR版にも興味があります。
Cのファンのお方は、こちらに浮気をしてはイケマセンよ。続けてあちらの方でどうぞ。(笑)
原発(今こう書くと怖いが)は秋月で売ってたSINWARDの67MHzですが、5Vで使うと120Hzくらい高めの周波数になっている。4.6Vくらいで使うとほぼ誤差ゼロとなる。
返信削除Si570も評価してみた。さすがに周波数誤差は数Hzにおさまっている。
周波数ドリフトに関しては、SINWARD 4.6V使用が一番安定しているようだ。安定してから2時間で1Hzちょっとのドリフト。SINWRD 5Vだと5Hzくらい、Si570はその中間で2Hzくらいのドリフト。
SINWARD 4.6V使用に決定。
金子さん、再々コメント有難うございます。
返信削除> 4.6Vくらいで使うとほぼ誤差ゼロとなる。
それで問題ないようでしたら、その条件でお使いになるのが宜しいでしょう。 取りあえず使用に支障無さそうな電圧で良かったですね。hi
なお、コールサインをお持ちでしたらお書き下さい。 exでも良いです。 どちらの金子さんかわからないのでどうぞ宜しく。
金子さんは、ex JM1VJXでしたね。どうも失礼しました。これに懲りず、またお気軽にコメントをお願いします。
返信削除CYTEC PIC版AD9834 DDSの言語はアセンブラーで、それも特殊なアセンブラーでして、別のものを物色していましたが、今回ARMで作ってみることにしました。
返信削除まずmbed(5,900円)を購入し、登録するとクラウド環境(C,C++)でプログラミングが出来ます。ライブラリーやプログラムが公開されており、また32bitなのであまり苦労することなく、一応動作するものが出来ました。
今回のDDSは実際にはLPC expresso(2,900円)を使いました。イーサネット以外はmbed互換で、半額なのでお得です。
ex JM1VJX 金子さん、こんにちは。
返信削除コメント有難うございます。
> 今回ARMで作ってみることにしました。
DDSと気取ったところで、所定のレジスタにシリアルでデータを書込むだけですのでマイコンは何でも良いですね。マイコンのアプリとしてはごく簡単です。でも、ARMでやるのは珍しいと思います。hi h
> あまり苦労することなく、一応動作するものが・・
それは良かったですね。 成功おめでとうございます。取りあえず動作すれば、あとは機能の肉付けですから徐々に拡充できますね。FBに仕上げて下さい。
> LPC expresso(2,900円)を使いました。
専用の統合開発環境ですね。3,000円もしないのはお得だと思います。ご活用されてマイコンを楽しまれて下さい。
TTT/hiroさん、こんにちは。
返信削除はい非常にもったいない使い方をしています^^;
でもあまりハードウェアを意識せずプログラミング出来るので、楽ですね。ArduinoのARM版ですね。
すでにこれで3台目です。hi
ex JM1VJX 金子さん、こんばんは。
返信削除> 非常にもったいない使い方をしています^^;
マイコンの機能をフルに使うことなど殆どありません。残したメモリや機能が勿体ないと感じることがありますね。
しかしハードウエア部分のコストは非常に安いですから、近代的なマイコン工作では作り易さや便利さを享受するのがベストだと思っています。
製作を楽しまれて下さい。
現状
返信削除67MHzの発信器とAD9834は4.6V駆動。将来AVDDを5V駆動することも考えてアナログとデジタルのグランドパターンは分けています。
TTT/hiroさんの記事を参考にロータリーエンコーダのノンクリック化実施しました。これで1回転96ステップ。無線機用途ではなく、汎用SGとするので、ステップは1Hz、10Hz、100Hz、1kHz、10kHz、100kHz、1MHzを用意。
今後
LPFをつける。周波数に応じて複数のLPFを自動で切り替えるようにしたい。
スイープジェネレータ機能。これはお手本があるので、苦労なくできそう。
周波数メモリー機能。
無線機対応
と、えらそうに書きましたが、実現できるかどかは別問題。hi
ex JM1VJX 金子さん、こんばんは。
返信削除再々コメント有難うございます。
> ノンクリック化実施しました。
改造しないと24ステップですから、ダイヤル向きではありません。96ステップでやっと何とかと言う所でしょうか。hi
> 汎用SGとするので・・・
FBなシンセサイザSGを製作されて下さい。 良くシールドされてATTも付けておくと良いでしょう。
> これはお手本があるので、苦労なくできそう。
FBなお手本があるようでFBですね。夢を膨らませてFBな製作を楽しまれて下さい。
製作に進展があったらまたお聞かせ下さい。