CQ Hamradio誌2011年9月号では、直接FCZコイルを代替できる自作コイルの製作を扱った。
写真はその続編である。昨日:2012年2月18日発売の同誌3月号に掲載されている。(CQ誌は毎月19日が発売日だが、今月は日曜日なので18日に前倒しとか)
コイルが苦手な自作HAMにとっては既製品が有難いに違いないが、いま売っている互換品と称する『FCZ-Coil』も長くは続かないかもしれない。 コアや巻枠と言ったコイルの製作に必要な部材の調達が安定しないのだそうだ。(それが原因で継続できなかったと言う。JH1FCZ大久保OM談) そのため互換品と言いつつも違う特性のものになっている可能性も有る。販売店の言い分を鵜呑みにせず、同調可変範囲や無負荷Q:Quなどを自身で確認してみるくらいの注意は必要そうに思う。また、自分で巻くなら少々怪しげなボビンキットよりも素性のわかった素材を買って巻く方が安心だろう。もちろん再現性も良い筈だ。
そのような状況にあって、全国どこから何時でも入手できる素材を使ってFCZコイルと機能・性能ともに同等以上のものが作れるように検討しておきたいものだ。 そうした意図で実際に材料を入手し、多数のコイルを試作して得た結果を纏めたのが表記の雑誌記事である。
各FCZコイルの製作について、いちいち細かく記述していたのでは誌面がとても足りない。 そのため表を使った製作の一例を挙げたあと、ほかは巻くためのデータとして一覧表にギュッと纏めてある。たぶん難しくはない筈だが、表の使い方がわからなければ資料として役に立たないだろう。 このBlogは記事をサポートするのが目的なので、もしご覧になって解り難いようなら補足したいと思う。 率直なご意見を頂けたらと思う。或はご自身で製作してみてのご感想なども大歓迎だ。
申し訳ないが記事そのものをいきなりBlogに掲載することは筆者としても御法度である。 大半の地域では、昨日2月18日には発売になった筈なので書店でお手に取って頂ければ幸いだ。前から1/3あたり、102ページから107ページの全6ページである。 3月号はまたもや品切れになるかも・・・なのでお急ぎどうぞ。(まさか・笑) 以下、記事をお手元に置いてページを開きながら読んで頂けたらVY-FBだ。
参考:発売日から時間が経過すると一般書店では入手できなくなるだろう。その場合、amazonなどのオンライン書店、あるいはCQ出版社に直接あたるのも良い。ほか公立図書館にも一定期間は置いてあるだろう。確実なところでは大塚駅南口から徒歩5分のJARL資料室が良いだろう。またバックナンバーが品切れになればCQ出版社に該当ページのコピーサービス(有料)を依頼する方法もある。
低い周波数ではコア材に#1材を使っている。後から気付いたのであるが、#1材は少し入手が難しいかもしれない。その点申し訳なかった。それで以下に対処方法など書いておくことにした。
国内で入手できない訳ではないが、何処にでも置いてあるものではないようだ。 今後需要が増えれば扱うお店も増えてくるかもしれない。 調べた範囲では、T25-#1とT37-#1はマイクロ電子(←リンク)で在庫している模様だ。ほかに円高のおり海外通販もお薦めできる。(写真はT37-#1コアと、バイファイラ巻き途中の様子。コア塗色はくすんだ青である)
#1が入手できないなら#2材にたくさん巻く方法がある。手間が増えるのをいとわないならお薦めできる方法だ。性能も#1材に巻くよりも良いくらいだ。(#1コア材は性能が良くないのであまり使われないのも事実) 他にフェライト材のFTシリーズのうち#61、#67、#68材を使う手がある。何れも5MHzあたりまでの周波数なら共振回路にも十分使用できる。しかも比透磁率μsが大きいので少ない巻き数で済む。 温度特性などカーボニル鉄系のTシリーズより不利な面もある。普通の同調回路には良いがVFOやVXOなど安定度を要する用途には検討を要する。
#1材が入手しにくい場合にはこのような方法で代替する事をお薦めしたい。 代替で作ったコイルのQuは#1材で作るよりも高くなるので代替は悪くない選択である。(注:コア材が違えば記事掲載の巻数データは使えないので各自で検討されたい) 他のコア材は入手容易なので問題ないだろう。
【トロイダルコアは経済的】
トロイダルコアは高価と言うイメージがあるようだ。 意外かもしれないが、T25やT37と言った小さなサイズのコアは@100円前後のお値段だ。秋葉原の幾つかの部品店に揃っているが、私はサトー電気(←リンク)の通販で購入した。上記の#1材を除く、T25、T37サイズで#2、#6、#10材の全種類が手に入る。単価はそれぞれ105円〜126円だった。 後述するトリマ・コンデンサも数10円である。 他に抱き合わせる固定コンデンサや巻線材料を合わせても、オリジナルのFCZコイルより安価に作れる。特別な場合を除きシールドケースに入れる必要もない。
従って私のコスト試算では一つあたり150円ほどと言った感じだ。あとはわずかな手間がかかるのみである。 オークションでFCZコイルに高額入札するよりもトロイダルコアを使った代替品の製作をお薦めしたい。何しろオリジナルのFCZコイルよりもだいぶ経済的なのだから。
FCZコイルにおいてリンクコイルの巻き数は重要なテーマであろう。 記事ではオリジナルそのままのものを作る例と、こうしたRFアンプに適した例を示している。
但し、記事はRFアンプを扱うのがテーマではないので回路の解説などは省いている。 見ての通りの簡単なRFアンプなので説明の必要はなさそうだが、簡単に捕捉しておこう。 回路図が掲載されていると、そちらの方が気になってしまうお方もあるらしいので。
写真は抵抗器数個を除いて主要部品を並べレイアウトの様子を見ているものだ。左のBNCコネクタ近くにあるのがFCZ-7相当のコイルだ。 RF(プリ)アンプなので50Ωと整合するようにリンク巻線を減じてある。コイルの巻き方などは記事に詳しく書いた。得られた選択度特性は後ほど紹介している。
トロイダルコアで作ったコイルのインダクタンスを可変するのは厄介だ。せいぜい巻線間隔を寄せたり広げたりするくらいしかできない。巻線の移動では共振周波数の可変はあまりできないのだ。
そこで共振周波数の可変には「可変コンデンサ」を使うことになる。 常に共振調整をしたいならバリコンやバリキャップを使うことになる。一度合わせたら滅多に調整しない用途なら半固定コンデンサ(トリマ・コンデンサ)を使う。
トリマ・コンデンサにも各種があるが、FCZコイルの代替用途には安価で小型のものがお薦めだ。写真右手前にある赤・黄・緑・茶色をした4種類は東京秋葉原ほか大阪日本橋でも見かけるポピュラーな品だ。 さらに秋月電子通商(←リンク)で4個100円で買えるから全国どこからでも通販で安価に入手できる。(裏を返せば、これら4つで100円のトリマコンデンサを使う前提で試作している)
他にも各種のトリマコンデンサがあるがHF帯(〜30MHz)で使うならどれも大差はない。手持ちを活用できるだろう。 なお、最大容量:C(max)が大きなものは最小容量:C(min)も大きい傾向がある。C(min)が大きいと周波数可変範囲の上端が伸びなくなってしまう。また容量変化が大きいと同調調整もクリチカルになる。固定コンデンサを併用して適度な容量のトリマコンデンサを使うのが製作のコツと言える。
写真はRFアンプの出力側に使ったRFトランスだ。FT37-#43コアにφ0.32mm/UEW線を6回トリファイラ(Trifiler)巻きしてある。こちらはフェライトコア:FTシリーズのコアを使った広帯域トランス形式である。 アンプの出力部分に共振回路を使うことも可能だが、負荷インピーダンスとの関係からFCZコイル及びその代替コイルは適当ではない。
選択度を追求するなら出力側も同調形式にすべきだが、タップ位置は中点では旨くない。最適なタップ位置を求めてドレインへ行くように引き出す。実験を要するので少し面倒だろう。もしもより鋭い選択度を必要とするなら入力側の共振器を2〜3段重ねる方が良いのではないだろうか。従ってアンプの出力側は扱いの楽な広帯域トランス型をお薦めしておく。広帯域設計でもミキサー前のプリアンプとして、多過ぎるくらいのゲイン:約28dBが得られている。
記事では2SK241Yを代表例として書いてある。 オーソドックスな高周波増幅回路である。 実際2SK241Yで特性評価を行なった。 IdssランクはYでもGRでも良いような回路設計にしたので記事中の指示に従い、バイアス調整のVR1を加減してもらえば良い。
適宜調整すればIdssランクはY、GRのどちらを使っても個々のバラツキ以上の差は現れない。特定のIdssランク品を血眼になって探すのはまったくのナンセンスだ。 なお、Idssが10mAを越えるものを使うとVRを絞っても10mA以下に調整できない事がある。 その場合はソース抵抗(106ページの回路図ではR2:10Ω)を47Ωか100Ωに交換してみる。以上の調整方法は2SK241だけでなく代替品を使う際にも当てはまる。
2SK241の供給は今のところ心配なさそうであるが、こうした足付き部品は総じて各メーカーともに非推奨品種になっている。表面実装型以外のニーズが激減しているからだ。いま持っているモールド金型が寿命になったら更新をせずに該当品種はすべて廃番になるのかもしれない。 長い意味で見たら将来に供給の不安は残っている。しかし暫くは心配いらないと思っている。膨大な流通在庫があるし、手持ちを持っている人も多い筈で欠乏して困る事にはなるまい。いずれ台湾か中国メーカーの安価な互換品が登場するだろう。むしろ過剰な買い溜めは損である。
こちらの2SK439(旧・日立製作所/現・ルネサスエレクトロニクス)を使っても良い。 IdssランクはE、Fのいずれでも可だ。 調整してしまえば同様に性能の差はないから手持ちがあれば使うと良い。
なお、捺印面から見た時の足の並び方は、2SK241とは裏返しになっていて逆なので注意が必要だ。 写真の様になっているので良く確認して間違えないように!
2SK439の供給状況だが、すでに新規生産はなくて流通在庫品に頼る状態になっている模様だ。製造会社の状況が二転三転しているから儲からない製品が整理されてしまうのは仕方がないのだろう。 まだ入手は出来るが価格は上昇気味なのであえてこれに拘らなくても良いと思う。必死になって探しまわるのは『素人丸出し』と言うもので、足モトを見られ高く買わされるのがオチだ。 RFアンプを含めて、発振回路ほか多くの用途で上記の2SK241か、次項で扱う2SK544を使えば十分だと思う。 拙宅でも手持ち在庫はわずかだが買い足すつもりはない。新規の製作に採用することもないだろう。
三洋セミコンダクター社(現:ONセミコンダクターグループ)の2SK241互換品である。 厳密にはIdssランクの区分けの仕方が異なるが、おおよそ2SK544(E)=2SK241(Y)で、2SK544(F)=2SK241(GR)と思えば良い。 足の並び方もまったく同じなのでそのまま差し換え可能だ。 なお、写真のものは2.54mmピッチになるようリード線をフォーミング(成形加工)してある。 未加工でストレート足のものもあって電気的には同等品である。
2SK544の方が早くからディスコン(生産終了)になっていると思っていた。実際はいまでも部品販売会社から購入できる。但し秋葉原の半導体小売店では見ないようだ。 単品の価格は2SK241と同程度であるが、最近になって数量割引のディスカウント販売で安く買うことができた。商社の在庫一掃セールなのかもしれない。 そのような共同購入プロジェクトが2回ほどあったので纏め買いの数量稼ぎに参加させてもらった。 お陰で十分以上の在庫になったので、これからは2SK544を定番に考えなくてはなるまい。
なお、電気的特性が似ているので2SK241の代替には2SK544が良い。電極間容量やgm等は非常に近い値だ。差換えに向く特性である。2SK241の互換品を作る意図で開発されたFETではないかと思っている。但し多少浅いバイアスでカットオフする特性のようだ。従ってAGC感度は高めになる。 パナソニック社の事業再編もあって旧・三洋電機の半導体部門はONセミコンダクターのグループに移った。 今後も安定供給が継続するならHAMの自作にお薦めしたいFETだ。 しかし三洋セミコン社のサイトでも、ONセミ社のサイトでも正規の検索では型番がヒットしないのが心配なところだ。 手に入るのは流通在庫品のみで、既に生産中止している可能性も高そうだ。(残念)
RFアンプの周波数特性である。 記事では概略のみ示したが、帯域特性はリンク2tでこのようになった。 あくまでもRFアンプであって『プリセレクタ』と言わなかったのは選択度の関係からだ。
この程度の選択度ではプリセレクタと言ったらウソだろう。 もちろんオリジナルのFCZコイルではさらに選択度が悪いので『プリセレクタ』などと言ったら大ウソである。(笑)
オリジナルのFCZコイルのまま小容量の直列コンデンサで工夫すると言う手もあるが、副共振が現れることがあり、共振特性も崩れるので本質的ではないと思う。巻き換えなしでは他に簡単でうまい方法はなかったのだろうが・・・。
写真では同調の中心を7050kHzに合わせている。 このようにHAMバンドの中心に合わせて使えば良いだろう。 シビアな事を言えば受信周波数が動いたら同調を取り直すべきかもしれない。しかし中心部とのゲイン差はごく僅かだ。 このようにリンク2tなら固定同調の無調整式でも良いのではないかと思う。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
より高選択度の真の『プリセレクタ』を作るには、より一層無負荷Q:Quの高いコイルを作る必要がある。さらには同調回路の段数も重ねなくてはならない。 そう言えば昔はエアダックスコイルを使って作ったものだった。シールドは厄介だったがアレはなかなか良いコイルだったのを思い出す。
短波帯RF回路の重要パーツ、コイルはエボナイト・ボビンに手巻きから始まりプラグイン・ボビン、モノコイル、FCZコイルそしてトロイダルコアへと変化して来た。部品や回路の変化に伴い進化して来たが、それぞれの時代にマッチした製作で対応してきた訳だ。 すべてデジタル処理するような通信機でさえ、アンテナに繋がるIn/Outの部分にはLCフィルタが残る。これからもコイルを使った共振回路のノウハウは重要なようだ。
最後の方は少々主題から外れてしまった感じもするがこんなところで。 一連のFCZコイル関連記事が長く参照されるなら幸いである。 de JA9TTT/1
記事へのご質問などあれば順次ここに追記の予定。
(おわり)
加藤さん、おはようございます。
返信削除いつも新しいネタを楽しみにしております。
昨日ももコイルを巻いておりました、さっそく書店に走らねばと思っております。
exJA6DPR 有江さん、おはようございます。
返信削除さっそくのコメント有難うございます。
> いつも新しいネタを楽しみにしております。
お初のコメントですね。有難うございます。どうぞこれからも宜しく。
> さっそく書店に走らねばと・・・
昨今は書店に置いてある部数も数冊になっていますね。もしも無かった時はamazonなど通販書店もお薦めです。
記事をご覧になってご質問やご意見、ご感想などありましたらまたコメントをお願いします。 どうぞ宜しく。
おはようございます。
返信削除頭が古いワタクシとしてましては、DDSなどよりもこのようなアナログの物の方が頭に馴染みます。
Hamの自作では同調回路を無視できませんから、このようなデータを提供していただけると、非常に嬉しいです。
JR2WZQ 河野さん,おはようございます。
返信削除コメント有難うございます。
> このようなアナログの物の方が・・・
そう言うお方も多いのですが、昨今の自作ともなるとDDSやマイコンも避けては通れないのが現実なのです。(笑)
> Hamの自作では同調回路を無視できません・・・
同調回路は高周波の基本の「キ」でもあります。簡単且つ上手に作れるようにデータを一覧にしておきました。データ採取には手間がかかっていますので、ご参考いただければ幸いです。
おはようございます。
返信削除CQ誌にこういう記事が掲載されているとは全然気が付きませんでした。近々秋葉原へ出る機会でもあれば入手したいと思います。その頃には完売!? CQ誌は近所の本屋ですっかり見かけなくなった気がします。
ここでこれだけ釘を刺しても、オークションでオリジナルを高値落札しようというお方は後を絶たないのでしょうね。ご自身でもう少し工夫をして欲しいものだとは思いますが、お金をたくさんお持ちなのでしたら(きっとそうなのでしょうから)別に止めません(笑)。
フェライトビーズはEMI対策で一般的なためか、購入先を吟味すると信じられないほど安く購入できることもありますが、カーボニル鉄系のフェライトコアは扱っているところが少なく、また高価という印象があります。今後の状況好転に期待したいところですが、これも中国頼みでしょうか(笑)。
以前、2SK241のようなMOS-FETをワールドワイドで物色してみたことがあったのですが、オーディオ用Hi-gm J-FETと同様、製造していたのはどうやら日本メーカーだけのようですね。海外勢の現行品はデュアルゲートのチップ型が見つかるくらいです。
2SK192類似のRF用J-FETはごく最近までTO-92パッケージのものを見かけましたが、それもいよいよ危なくなってきたようです。韓国電子が国内でディスコンになったTO-92デバイスの互換品をいくつか製造しているようですが、金型の老朽化はここも同じでしょうから、今後は需要の少なくなった品種から徐々に廃れていくでしょう。
かなり枯渇してきたようですが、NOSの真空管がまだ生き残っているくらいですから、ホビー用に限定すれば流通在庫だけでも当面心配無用でしょうが、キットを作ったりといった量産(?)への適用はリスクが大きいでしょうね。RFのキット屋さんはこれからが大変だ(苦笑)。
いずれにせよ、使えるデバイスがまったくなくなってしまうわけではないので、チップ部品などの活用もいとわなければ、この先の自作環境もそう悲観することはないと思います。「郷に入っては郷に従う」というやつででしょうか。
おはようございます。
返信削除昨日CQ誌を購入して記事を拝見しました。
作成している受信機のRFアンプのFCZコイルのリンクコイルを2tに巻き直したところ選択度が大幅にアップしました。^^
もちろんそのアンプには2SK544を使ってます(笑)
FCZコイルがあったから自作していたので、コイルを巻くぐらいならもうしないと言う人はいないと信じたいですが、海外ではトロイダルコアが当たり前でしたからこれからは日本でも普通になって欲しいですね。
あとはトロイダルコアがFCZコイル並に何処のショップでも取り扱ってくれると良いのですが。
JG6DFK 児玉さん、おはようございます。
返信削除いつもコメント有難うございます。
> CQ誌にこういう記事が掲載されているとは・・・
前回は前宣伝(笑)したのですが、そう言う行為は出版社としてお好みでは無い(或はやめて欲しい)ようなので出版日まで待ちました。hi
> 高値落札しようというお方は後を絶たない・・・
歳をとってくるとコイル一つ巻くのも億劫ですし、基板に差し込んでハンダ付けするのが精一杯なんです。できないことは勘弁してやって下さい。(爆) そう言えば、CQ誌2012年のテーマはカムバック・ハムだそうです。シルバーパワー頼みなんですよ。(大爆)
> これも中国頼みでしょうか(笑)
カーボニル鉄系はマイクロメタル社、フェライト系はフェアライト社が製造元ですが何処で作っているのでしょうねえ。同じ品質なら中国製も結構だと思います。
> 製造していたのは日本メーカーだけのようです・・・
これほど便利な2SK241系のFETが他に無いとは信じられませんね。やむなく海外ではJ-310のカスコードアンプとか工夫しているくらいです。2SK241なら1発で済むのに。hi hi
> 韓国電子が国内でディスコンになった・・・
この会社は元々東芝系の石のOEM外注先だったのではないかと思います。或は東芝のセカンドソースメーカーかも。KTF241とか言う名前で登場しそうですね。(笑)
> RFのキット屋さんはこれからが大変だ・・・
チップ部品を避けて通れませんが、一般にチップ化するとRF性能は向上します。頑張ってFBなものを開発して下さい。
状況次第で安価に手に入る部品を工夫するのがアマチュアの自作の良い所です。これはキットメーカーでも真似はできませんね。(笑)
JE6LVE/3 高橋さん、おはようございます。
返信削除いつもコメント有難うございます。
> 2tに巻き直したところ選択度が大幅にアップ・・・
そうでしょう! FCZコイルのリンクは50Ω直結には多過ぎるので選択度が悪くなってしまいますね。2tくらいが良い所でしょう。
> そのアンプには2SK544を使ってます(笑)
2SK241と同じようにFBに使えると思います。これからポピュラーなFETになりそうですね。(笑)
> 海外ではトロイダルコアが当たり前・・・
FCZコイルが無くなったらもう自作はしないと言う人もいますね。海外にはFCZコイルなど存在しないのにFBな自作品がイッパイあります。彼らを見習う必要がありそうです。
> 何処のショップでも取り扱ってくれると良い・・・
秋葉原ではかなり色々なお店で手に入りますし、通販のサトー電気さんでも売っていますので全国何処でも大丈夫だろうと思っています。皆さんが求めれば扱うお店も増えるでしょう。そう言えばローカルのヤナイ無線さん(伊勢崎市)にも置いて有ったと思います。hi hi
加藤さん
返信削除こんばんは
CQ誌見ました。(本屋で定期購読しています。)前回の特集と一緒に永久保存にする予定です。
これからも楽しい記事をお願いします。
JS1XFN 青木さん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございます。
> 前回の特集と一緒に永久保存にする予定です。
ご覧いただきどうも有難うございます。 トロイダルコアが継続して供給されれば、ずっと役に立つ資料だろうと思います。 自身もコイル巻きに参照しています。 どうぞご活用されて自作をお楽しみ下さい。
> これからも楽しい記事を・・・
面白そうな話題があれば編集部のお方にご相談したいと思っています。リクエストなども宜しくです。hi hi
加藤さん、こんばんは
返信削除CQ誌を拝見しました。 相変わらず素晴らしい!
自作の折には参考にさせて頂きます。
ウチのジャンク箱から東光のモノコイルを実装する事を想定して作ったプリント基板が出てきました。
未実装のまま放置されていました。
イツ作ったか覚えていませんが、まだ学校に通っていた頃と思います。
真空管や半導体ならともかくエアーダックスコイルや東光モノコイル、FCZコイルまでもが無くなるとは想像すらしていませんでした。
で、その古い基板を見て思ったのですが、
小さなベーク板の上に巻き線済みのトロイダルコアとトリマーコンデンサを一体化できないかと。
10Kタイプとピンコンパチになれば扱いやすいと思うのですが。 (TTTコイルの誕生か?)
本件とは関係無いのですがブログ内の写真が綺麗でいつも感心しています。
撮影のコツなどあるのでしょうか?
(やはり機材と使いこなすウデでしょうか?)
では
JR8LJS/1 豊川さん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございます。
> 自作の折には参考にさせて頂きます。
さっそくご覧頂き有難うございます。FCZコイルを使っていたような回路にぜひご利用になって下さい。
> FCZコイルまでもが無くなるとは想像すら・・・
日本に家電品の製造ラインが無くなってしまったことが一番大きいと思います。 あと、何でもデジタル処理が全盛で昔風の部品のニーズも減ったのでしょうね。いまある物で、何とかするしか無いと思います。
> ピンコンパチになれば扱いやすいと思うのですが・・
原理的には可能でしょう。10mm角に収められるようなコイルとトリマコンデンサが必要ですね。 コアが小さ過ぎて老眼には巻けないかも。(笑)
> 撮影のコツなどあるのでしょうか?
カメラはNikonのP60と言う1万円の特価品安物です。特にコツとか無いんですが、「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」で、たくさん撮って選ぶことかな。(笑) いいカメラが欲しいんですがデジイチはレンズが高いですね。ヤスモノレンズでは今と違いませんし。なので暫く今のままで頑張ります。(爆)
こんばんは。
返信削除ここまでのコメントがつくのはやはり関心が高いのでしょう。トロイダルのほうが再現性でも性能でも期待できるのにいまひとつ盛り上がりに欠けるのはやはり低い周波数のものを作るときに多くの回数を巻かなくてはならない点ではないでしょうか。
今月号のようなカンニングペーパーがあったらもっと早くトライしていたョ、という方も案外多いのでは?
そういえば昔、RTTYのTUを作るときにOPアンプ(709)の配線は良いとして問題はやはりコイルでした。88mHはチョット覚悟が必要な巻き数の様に見えました。なのでその時はTDKのポットコアを調達。これならボビンにガラ巻きで、しかも多少巻き数が違っても上側のコアを廻すとアジャストできたので便利でした。今はそのポットコアも見かけませんね。
FCZ代用コイルの最後の壁は455「Kc」のIFTという事になるでしょうか。エレキジャックで記事を見かけたように思いますが購入していないのかどこかにしまいこんだのか、見当たりません。確か内容の方も2~3ページだったように思います。もう少し詳しい記事を読みたかったところです。もしもお時間が取れるようでしたらぜひご検討くださいますよう、お願い申し上げます。
PS、トリオの「T-48、3段切換可変帯域IFT」新品なら¥2万でも買う、というスゴい方もいるらしいです。
JI1TWW 半田さん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございます。
> やはり関心が高いのでしょう。
FCZコイルは定番でしたので、皆さん無くなって大ショックだったのでしょう。
> 多くの回数を巻かなくてはならない点・・・
ポットコアでも低い周波数ではたくさん巻かなくてはなりません。 ただ、トロイダルよりも巻き易いので敷居は低いですね。TUのディスクリミネータコイルは私もポットコアで巻きました。(その後はもっと性能の良いジャイレータ式にしました・笑)
ただし、やって見るとわかりますが、トロイダルでも455kHzのIFT用は一つ数分で巻けます。 88mHは大変ですが、IFTは約500μH〜1mH程度なのでぜんぜん大変ではありません。 市販の真空管用IFTよりも良い物が作れます。 この455kHzのIFTに対するお答えは既に出しています。地味な扱いで僅か5ページの短い記事ですがもう一度EJ誌第4号(P103〜107)をご覧頂ければ幸いです。hi
> 新品なら¥2万でも買う、というスゴい方も・・・
私ならセラミックフィルタを切り替えて作るでしょうね。その方が確実で性能もずっと上です。 もっとも、そう言うお方は機能や性能よりも多分あの「アルミの箱」が欲しいのでしょう。(笑) 拙宅にもトリオの可変帯域IFTがあるので売りに出そうかな。(爆)
「アルミの箱」に拘らなければTr回路用のIFTを4〜6個も使えば同じような性能が十分出せますので・・・。可変帯域型も十分可能です。 なので何か事情があれば別ですが、455kHzのIFT製作記事はもうやらないだろうと思います。どうもスミマセン。hi hi
実は日本版QEX を買ってしまい今月はCQをまだ買っていませんでした。加藤さんの記事があるなら売り切れる前に買いに行かなければ!
返信削除KN-Q7AにもFCZコンパチと思しきコイルが使われていますのでご評価ください、
上記の書き込みはJLKRAです。
返信削除なぜか別ブログ(休止中)のアカウント名になってしまいました。
JL1KRA 中島さん、おはようございます。
返信削除> 売り切れる前に買いに行かなければ!
売り切れたりはしないと思いますよ。(笑) 最近,書店に置いてあるCQ誌の冊数は少ないですね。近所の書店では1〜2冊らしく、発売直後に行かないと無いです。まあ、どうしても欲しければamazonとかありますので困りませんけれど。(笑)
> KN-Q7AにもFCZコンパチと思しきコイルが・・・
何カ所か使ってありますね。 リンクコイルにANTを直接結合すると選択度が不十分になるのをご存知のようですね。リンクは使わずにBPF形式にしてあります。コイルの特性を良く検討された設計なのでしょう。
> なぜか別ブログ(休止中)のアカウント名に・・・
googleが覚えているようですね。自動入力はBloggerにアクセスした時には便利な時もありますが、お節介な機能です。hi hi
加藤さん、皆さん、こんにちは。
返信削除トロイダルではないので躊躇しましたが、当方では球式の455KHzIFTの代用品
として次の様にしました。
220uHのモールドしたチョークと並列に470pF+51pF+TC50pFで間に合いました。
流石にQが小さく帯域は広くても実用に
なります。
5S程度のラジオなら充分でした。
何とか巻線作業なしで・・・と。
こんばんは。コメントありがとう存じます
返信削除>私ならセラミックフィルタを切り替えて作るでしょうね
そのセラフィル自体、置いている店が少ないです。黒、黄色、赤の小さいのではない、金属ケースの高そうなのは見かけません。ネット上ではありそうですが、個人で1個2個買うのにはしきいが高いです。
>455kHzのIFT製作記事はもうやらないだろうと思います。
もう、EJの記事(確かに購入したように思いますがまだ見つかっていないのです)ですでに出尽くしているようにも思います。やむをえませんね。
こうなると巻き数だけで通過周波数はどうにでもなりますので'50年代のアマハン製作記事のように第1IF=1.7Mc「付近」、第2IF=50Kc「付近」のようなダブルスーパも面白そうに感じてきました。Q5'erなんかも面白そうですね。化石のような過去の記事から新しい発見があるカモ。
とにかくいろいろと巻き巻きするところから始めて遊んでみましょう。
JO1LEZ 河内さん、こんばんは。 雨が上がった午後からで掛けておりました。 やっと少しは暖かくなって来ましたね。hi hi
返信削除コメント有難うございます。
> トロイダルではないので躊躇しましたが・・・
直接関係なくても構いませんので、大丈夫ですよ。(笑)
> チョークと並列に470pF+51pF+TC50pFで・・・
共振さえすれば良いので難しいことを言わなければ代替手段は色々ありますね。 もう少しインダクタンスが大きい方が共振インピーダンスが上がるのでゲインが稼げると思います。 次回お試し下さい。
> 何とか巻線作業なしで・・・と。
RFCの中には、閉磁型に近い壷型コアを使ったものもあって、緩い磁気結合あるいはC結合で帯域幅を加減可能なものもあります。そう言う物を旨く活用すれば巻かなくても455kHzの真空管用IFTが代替できます。そう言う工夫をせずにただただ金力頼みのお方が居られるのは残念です。中波用5球スーパの製作ならその程度で十分なのですけれどね。hi hi
JI1TWW 半田さん、こんばんは。
返信削除再度コメント有難うございます。
> 個人で1個2個買うのにはしきいが高いです。
村田製作所のカタログ品なら単品で購入できるところが有ったと思います。大手の通販業者などサーチされてみては如何ですか。 ジャンク価格より少し高価ですが、物は確実です。
> ・・・ようにも思います。やむをえませんね。
EJ誌のバックナンバー記事でしたらCQ出版のコピーサービスがあるので問題は無いでしょう。タダでないとダメなんでしょうか?(笑)
記事ではIF1段の一般家庭用スーパー向きと、IF2段の通信機用(T-11相当)のIFTを実際に製作する内容になっています。 今月のトロイダル版FCZコイルの記事なみの内容だと思っています。 それ以上の話しはIFTそのものの設計に踏み込むので数10ページを要する上、殆どのお方には興味のない内容だろうと思います。 EJの記事は短く簡素ではありますが、ラジオ作りの実用の範囲は十分カバーしていると思います。
管球用IFTの開発過程に関してはだいぶ前にmixiや会員制だったこのBlogでさんざんやったのでもう飽きたと言うのもホンネですね。hi hi
何を作りたいのかにもよりますが、真空管ラジオの程度でしたら、いまの材料を工夫して十分良いIFT代替品ができます。 自作なら結合度も任意に加減できるので好きな帯域幅にもできるメリットもあります。 実際にそうしてお楽しみのお方もかなり居られますね。
こんばんは。
返信削除期限切れ間近の商品券を発掘した関係で、それを使うために秋葉原へ行ってきたので、そのついでにCQ誌を買ってきました。まだありました(笑)。
商品券を紙切れにするのがシャクだったとはいえ、そもそも往復交通費だけでその額面以上ですし、余計なものを買ったり外食したりで結果的に出費がかさんでしまったのでは無意味ですね。取り急ぎ部品が必要になったのは確かですが、たぶん通販で取り寄せるのが賢い選択だったでしょう(苦笑)。
まあ、微々力ながら日本経済の活性化に貢献したと思えば…
それはさておき、かの記事では各周波数のコイルデータをまとめるのに大変ご苦労されたのではないかと思います。お疲れ様でした。これでコイル製作の敷居はかなり下がるものと思います。コアが小さすぎるなど、何かと不満を口にされるお方にはお金で解決していただきましょう(爆)。
トロイダルコアといえば「モノコイル向き」という印象を持ちますが、リンクコイルを設けて実用的に使用できるとなれば、FCZコイルを使用していた回路にも十分適用可能ということになるのでしょう。
専用基板化された回路ではトリマーの実装がネックになりますが、ローバンドでは立体配置にでもしましょうか。T-25シリーズのコアなら10Sくらいのサイズには収まるでしょう。
記事の最後に「ご本尊様」(?)のコメントが載っていようとは想像もできませんでした(爆)。
帰りの電車内で暇を持て余していたので、他の記事もざっと目を通してみましたが、確かにカムバック組を意識したり、ハムの黄金期を懐かしむ世代に向けた記事が目立つようです。技術的な記事は小物を作ったりキットを応用する程度のようですね。
もはや目新しさを追求できるような分野でもなさそうなので、そんなものでしょうか。それにしても付録が「道の駅ガイド」とは、一体どういうことなのでしょう(苦笑)。
かくいう私はといえば、カムバックどころかRFへの関心が薄れていく一方です。もはや「珍局」ではなく「化石」かも!?(爆)。
JG6DFK 児玉さん、こんばんは。 明日の朝は白銀の世界かも知れませんね。 積もらないことを祈っています。hi hi
返信削除コメント有難うございます。
> CQ誌を買ってきました。まだありました・・・
記事をご覧頂きどうも有難うございます。 発売からまだ10日ですから秋葉原にはいっぱい置いてあるでしょうね。hi
> コイルデータをまとめるのに大変ご苦労された・・
大した苦労でもありませんが、流石に1個だけのデータと言う訳にも行かないので、最低でも2個、メジャーなHAM Band用は3〜5個ほど作って実測平均しています。 もっともコアは同一ロットと思うので再現性はかなり良かったです。 ロットが変われば少し違うかも知れませんが、同調可能な周波数範囲は平均計算して狭い方に数字を丸めてあります。たぶん、十分実用的に使えると思います。
> 「ご本尊様」(?)のコメントが載っていようとは・・
FCZ大久保OMのコメントは頂いてあると言うお話だったので、もっと長いお話かと思ったのですが皆様へのご挨拶程度にされたのですね。hi hi
> 懐かしむ世代に向けた記事が目立つようです。
若い読者はほとんど期待できませんから、団塊の世代が頼みなのでしょうね。MJ誌とかも同じだと思いますよ。
> 目新しさを追求できるような分野でもなさそう・・・
例えば、マイコンとか高度のデジタルモードなどはCQ誌の読者ニーズとは噛み合ないのでしょう。 そちらはWebの方が馴染みが良いので今後も棲み分けでしょうね。 結局は雑誌の方はノズタル爺が頼みの綱です。(爆)
> RFへの関心が薄れていく一方です。
どうもRFモノはあまりお金にはならない感じなので、より趣味製の強い分野を極められた方が良さそうです。 結局、無線家は皆さんケチ(失礼)なんですよ。(爆)
化石にならないように時々お声を出されて下さい。hi hi
加藤先輩、こんばんは。サワイディー
返信削除いまラオス国ビエンチャンです。CQ誌帰国してからも購入できるでしょうか。
最近本屋さんに置いている部数がすくなく、けっこうレアになっています。
定期購読するには内容がとぼしい時もあります。
こちらラオスは、乾季でちょうど良い暑さです。15年前にきた時からくらべて
自動車、バイク、お店がものすごく増え、とっても便利になっています。
将来は、ベトナムのように、横断歩道を渡るのが命がけになるようになるのでしょうか。
食品は安いし、ジャカルタから比べると夜も安心して街をあるくことができ、
いまだおだやかな人情は生きています。良い国だと思います。週末にガラクタ屋や
電気屋さんに行ってみましたが、携帯電話屋さんにほとんどが変身していました。
残念。せめてDE1103とかPLなんとかがないか探しています。SONYの短波ラジオは
ありましたが、ここでわざわざ買うものではないと思いました。
欧米人、日本人、中国人など観光客も多く、結構人気の国になっているみたいです。
昨日は日本人の大学生の一団も歩いてました。
JA9MCH/LAOS
JA9MCH 和田さん、こんばんは。
返信削除ラオスからコメント有難うございます。
> CQ誌帰国してからも購入できるでしょうか。
まったく問題ないでしょう。 書店には見なくなってもamazonとか通販で買えるので大丈夫でしょう。
> 定期購読するには内容がとぼしい・・・
そう言うお方も多いですね。(笑)
> 結構人気の国になっているみたい・・・
日本でも秘境とか珍しい国へ行くツアーが人気になっていますね。 皆さん普通の国(?)はもう飽きたのかも知れませんね。 わたしもラオスとか行ってみたいです。(笑)
どうぞ帰国されるまで気をつけて、ご無事でお帰りを!