【AVRマイコン:ATmega 8X用ボードを活用する】
【Arduino互換基板】
AVRマイコンを使ったコントローラ基板を製作する話しです。
写真は秋月電子通商で手に入るAVRマイコン用の基板です。 今では有名になった『Arduino』と機能的に互換のマイコン基板が作れるようになっています。
この基板を汎用(はんよう)のマイコン基板とみなして、活用しましょう。
基板上に搭載する部品をセットにした「製作キット」(←リンク)も売られていますが、ここではプリント基板だけを使います。(基板のみ単品販売されている)
計画中の製作で、AVRマイコンを使ったコントローラ基板が必要になりました。 回路はごく単純ですが、周辺回路の制御や表示器のドライブのために各I/Oポートを引き出す必要があります。 そのほか、ISP書き込み端子や5Vの電源も載せなくてはなりません。
もはや作る面白味は殆どない定型のマイコン回路です。 配線もちょっと面倒なことから、この基板の活用を思いつきました。 配線の手間が幾らかでも省けるなら有難いです。 さっそく旨く使えるか検討してみました。
【ポートの割り付け】
もともとがArduino互換の回路ですから、 コネクタのピン・アサインなどは其れ用に書かれています。 私の目的に使うには、そのままだと間違い易いので、自分が使い易いように注釈を入れておきます。(左図の緑文字)
なお、これで作るコントローラ基板が取りあえず想定しているのはDDS発振器で、こちら(←リンク)のBlogのAD9834を使うものです。もちろんAD9850やAD9851と言ったDDSもコントロールできますが、+5V電源の消費電流に注意を要します。
この基板はシリアルインターフェースが別基板で搭載できるようになっています。それを使えば後々USB経由でデータの交換が可能かも知れません。しかし、ここではその部分(赤で囲った部分)は不使用にしました。
また、電源部分も簡易なACアダプタでも間に合う回路構成になっていますが、独立してこの基板だけを使う訳ではないため簡略化しています。 要するに+9〜10Vの主電源を別に設けてそこから供給します。 さらに、AVRマイコンは内部クロックで使いますから水晶発振子は不要です。水晶発振子の代わりに、基板にコネクタを付けておいたので追加の2ポートとして利用できます。
主にI/Oポートの引出しとISP端子の部分だけを使うことになりますが、ずいぶん配線の手間は省けそうです。 例えばDDSのコントローラとして完結する為には、この基板だけでは少し無理があります。補助のインターフェース基板が必要になりますがごく簡単なもので済みそうです。 本来とは違った目的ではありますが、「Arduino互換基板」を利用する意味は十分あるでしょう。基板コストも含め、まずまず利用価値はあると思います。
参考:5Vの3端子電源にAN8005を使ったのは頂き物があったからです。レギュレータ自身の消費電流は1mA未満なので省電流になります。 同様の3端子レギュレータはたくさん市販されておりAN8005に限りません。低消費電流に拘らなければ一般的な+5Vのレギュレータ:μA7805ACなどでもOKです。 なお、AN8005の場合、+5V電源の全負荷電流は50mAまでに収めなくてはなりません。
【LCDを装着してテスト】
さっそく、必要な部品を実装してみました。 このタイプのLCD表示器を前提に作られていないので、コネクタのピン配置は必ずしも合理的とは言えません。しかしそれほど無理せずに配線接続できました。
I2Cインターフェース付きLCDの活用も考えられますが、I/Oポートの使い方から考え直す必要があるでしょう。プログラムほか既存の設計をなるべく活かすのが前提のため、ここでは検討していません。
LCD表示器にはバックライトが白色LEDで白抜き文字の物にします。以前の検討によれば、この形式のLCD表示器が最も消費電流が少ないからです。 この状態で全消費電流は20mAくらいでした。(外部から+10Vを与えています)
一つの想定としてDDS部分にAD9834を使って省エネ設計にすれば20mA以下の消費電流にできるでしょう。 マイコン基板+LCD表示器+DDS発振器のトータルで40mA以下にできそうです。この中にはLCDのバックライト分も含まれます。
写真では、LCDのバックライト電流は10mA以下に設定しています。これでも十分な視認性が得られています。
☆
他の目的に作られた物を流用するので合理的ではない所もありますが、まあまあだと思っています。 それなら、そのまま「Arduinoもどき」を作ってしまい、DDSコントロールのスケッチを実行させたらいかが?・・・と言う声も聞こえてきそうですね。
それも一案なのですが、ここでは既存の制御プログラムと、ハード設計を活かすことを重点にしました。 Arduinoとして作った所で、外付け基板や追加部品ナシとは行かないでしょう。 単純なDDSコントローラなら別ですが、無線機用にするなら独自の機能を実現するためのプログラムも不可欠です。 少々ムダなスペースがあるのは気なりましたが、基板が活用できるだけでも十分意味はあります。 何ならもっとコンパクトな既成のArduino基板でもそっくり流用してしまう手があるのかもしれません。hi hi
基板製作と併せて久しぶりにAVRマイコンのプログラミングをしたのですが、ずいぶん忘れていました。 最初はたくさんコンパイルエラーが出てしまい暫くデバッグ作業です。 もともと完結していたプログラムからスタートしていますが、一部のルーチンを合理化する目的で他のバージョンから移植したのが厄介が発生したモトです。(笑)
ATmega8やATmega168用に書いてあったプログラムだったので、ATmega328用にマッチさせる作業もあって、意外に手間取ってしまいました。 まだまだ完成版ではなくて、機器に組み込んでから機能の追加や調整、更なるデバッグが必要になるでしょう。
マイコン基板ができたところで、何に使うの?・・・と言う部分は次回のお楽しみにでもしておきましょう。 マイコン基板そのものはプログラムにより変幻自在なので汎用品と言えます。幾つかのプロジェクトに適用可能なはずです。 ではまた。 de JA9TTT/1
(おわり)
Blogオーナーです。
返信削除もともとマイコン系のお話しにコメントは少ないのです。 久しぶりにアップデートが其れでは・・・尚更でしょうね。(笑)
直接関係のないコメント or ご質問でもかまいませんので遠慮なく。 この先も軽い話題から深い話しまで幾つかプランはあるのですが、うまいタイミングで纏まるかどうか・・・と言った所でしょうか。 (乞う御期待・笑)
おはようございます。引き続きご活躍のようで何よりです。
返信削除Arduinoは最近よく耳にしますが、ハードウェア的にはそれほど複雑な構成ではなさそうですね。これなら、類似品があちこちから出てきても不思議はありませんし、確かに汎用マイコンボードとしても活用できそうだということがよくわかりました。
汎用品は便利なように見えますが、その一方でかゆいところに手が届かなかったりして、もどかしさを感じることがあります。それは仕方がありませんね。ゴールが定まっていないわけですから。
私自身はAVRマイコンをまだ料理したことがありません。そうこうしているうち、AVRはMicrochipの傘下に入ってしまいました。Hi.
PICマイコンの方は訳あって最近お付き合いしました。I/Oが多いので、0.5mmピッチ 64ピンTQFPのチップを一生懸命手付けしたり。身体に染みついているせいか、C言語はまだ忘れていませんでした。Hi.
蛇足ですが、安物のハンダごてはダメですね。温調付きですが、コテ先にすぐハンダが乗らなくなって。チップ部品のハンダ付けがやりにくくて仕方がありません。やっぱり、奮発して高級品を買わないといけないのかも。
さて、これから近所のスーパーへ買い出しに行き、昼食を済ませたら納期が迫っている仕事を進めます。Mouserへ頼んでおいた部品の出荷が1日遅れたようで、何かあったのでしょうか。影響はほとんどありませんが。
JG6DFK/1 児玉さん、おはようございます。 鬱陶しいお天気が続きますねえ・・・オマケに台風まで来そうです。w
返信削除いつもコメント有り難うございます。
> それほど複雑な構成ではなさそうですね。
実に単純明快なハード設計ですよね。 各ポートのおおよその役割を決めた上で、ソフトを書いて行くことで同一ハードを活かすと言う考えなのでしょう。 ワンチップマイコンはソフト次第ですので旨い考え方と言えるでしょうね。(笑)
> AVRはMicrochipの傘下に入ってしまいました。Hi.
AVR系の先々は気にはなりますが、ここ暫くは大丈夫でしょう。hi hi
> 安物のハンダごてはダメですね。
昔からある有名ブランドのコテ先は耐久性もあるし、ハンダの載りも良好ですね。 交換用コテ先だけで汎用はんだコテ1本分以上のお値段ですから。(笑) 児玉さんはプロですから良いものをお使い下さい。ハンダ付け品質は製品の品質に直結しますし。
> Mouserへ頼んでおいた部品の出荷が1日遅れ・・・
このところ、何かと物流のトラブルを目にしますね。 何でもかんでも通販に頼るのがトレンドですから仕方がないのかも知れませんが、供給予定が狂うと製造ラインが止まると言った「事故」も起こるでしょう。 企業でしたら、ある程度の在庫は持たないと危ないと思っています。
加藤さん、改めてこんにちは。
返信削除悪い天気が続くのも困りますが、ここ最近急に寒くなって体調を崩しそうです。先ほどは薄日がさしていたように見えましたが、台風が近づくにつれ、また天気が悪くなっていくのでしょう。
性能的にはAVRマイコンの方がいいはずなのですが、Atmelが振るわなかったように見えるのは売り方が悪かったのかもしれませんね。なんか、「ディファクトスタンダード」のいい見本を見せられているような。
ちなみに、現用のハンダごては実売7,000円ほどで買いました。これでも奮発したつもりです。Hi. 「専門家・上級者用」なんて書いてありますが、実売3万円くらいする(たぶん加藤さんがおっしゃる)他社の高級品とはやはりモノが違いそうですね。もう少し儲かっていれば、今すぐにでも買うところですが… Hi.
そもそも、「うちは設計しかやりませんよ」と言っているのに、最近は「完成品をよこせ」というムチャぶりがひどくて困ります。おかげで、タカチさんとは毎年カタログを送ってもらうような仲に。Hi Hi.
輸送事故で思い出したのですが、先日はDigi-Keyがインボイスの添付を忘れてくれて参りました。配送業者がこちらに泣きついてきたので仕方なく対応しました。当然、Digi-Keyの国内窓口には文句を言っておきました。
JG6DFK/1 児玉さん、こんばんは。 台風の進路が気になってきました。
返信削除再度のコメント有り難うございます。
> Atmelが振るわなかったように見えるのは・・・・
やはりだいぶ後発ですから仕方がないでしょう。 最近になってArduinoのお陰でずいぶん使われるようになりました。 このように世界的に標準化された開発環境はPICにはないかも知れませんね。 関連の書籍やハードがたくさん登場しています。
> 実売7,000円ほどで買いました。
十分良いものをお使いだと思います。 最近はPbフリーになってきたので、それもハンダ付けを難しくしている理由でしょう。 高温なのでコテ先の酸化がすぐに進みます。 アマチュア的にはPbフリーなどせず、確実なハンダ付けが最優先だと思っていますけれど・・・。商売ではそうも行きませんね。(笑)
> 最近は「完成品をよこせ」というムチャぶりが・・・
発注担当者としては、企画したモノをなるべく簡単に手に入れるのを優先するのでしょう。設計だけもらって,別途部品集めや製作発注はやりたくないと言うのが本音なのでは? 昨今は何でも結果だけを欲しがるイージーな傾向がありますね。
それで万事が済めば良いのですが・・・。 担当者自身でやりたいけど「時間がないから」と言う言い訳が付いてまわるようです。(笑)
> インボイスの添付を忘れてくれて参りました。
これは参ったでしょう。 Digi-keyでもそんな事があるんですねえ。 お疲れさまでした。
加藤さん、こんばんは。
返信削除空輸中の部品が予定通り届くのか、心配な天候になってきました。たぶん大丈夫だとは思いますが…
今後AVRマイコンが盛り返し、逆にPICマイコンが淘汰されてしまったら、それはそれで困ります。Hi.
個人的に、AVRマイコンはこれまで開発環境をクローズドにしてきたのが問題だったように感じています。無料ではあったのですが、ダウンロードの前に個人情報を要求してきたり。今はMicrochipのオンラインショップで売られており、確か2ドルだったと思います。Cコンパイラは確かgccだったような。
ハンダ付けの話ですが、さすがにPbフリーはお断りしています。おっしゃるようにハンダ付けするときの温度が高いのでやりにくいですし、そもそも手付けでは信頼性が保証できません。特注するプリント基板も表面処理はSnPbです。
もしどうしても、ということであれば100%実装サービス頼みになると思います。
RoHSがどうのこうのと騒がれる割に、特に小ロット向けのプリント基板製造や実装サービスの標準仕様は今なおSnPbですね。人工衛星に搭載する機器もそうだったと思います。
私もアマチュアにPbフリーハンダはお勧めしません。現用しているものも含めて、最近のハンダごてでは対策されていると思いますが、以前のハンダごてでPbフリーハンダを使うとコテ先が食われました。一応、φ0.3とφ0.8のPbフリーハンダを常備してはいますが、まったくと言っていいほど出番はありません。
今は仕事を選り好みしていられる身分でもないので、できる範囲のことは請け負っています。相応の対価を頂戴できるのなら。Hi Hi. 逆に、どう逆立ちしてもできないことは他社さんへお願いしてもらいます。無理に請け負って失敗したら先方にご迷惑をかけますし。
その辺をきちんと見極めるのもプロの技量だろうと思っています。
発注元も量産は別次元の話だと考えていますし、こちらの都合で仕様を決めさせてもらうことも結構あるので、その点ではまだ気が楽です。極端な例では「こんなの作ってよ」で終わりですから。Hi Hi.
こんばんは。
返信削除お久しぶりです。最近は、色々なマイコンボードが出てますよね。これを利用すれば、盛りそばのような配線をしなくても済みます。いい考えです。私もマイコンには随分と遠ざかっていたので、これではいかんと思い新しいボードを手に入れたところです。STM32というものです。これとしばらく、格闘してみようと思います。
TTT加藤さん、こんばんは。
返信削除台風21号が近づいてアマチュア無線家は特に心配ですね、被害が無い事をお祈りいたします。
中華Arduinoを入手したときにそのままgccやBASCOMで使えないかと試して使えることは確認出来たのですが、ArduinoNanoとかだとクロック回路が乗っているだけであまりマイコン単体と変わらないんですよね^^;
マイコン単体ではPICの方がシェアありそうですが、ArduinoのおかげでAVRもしばらくは安泰じゃ無いかと思っています。
JG6DFK/1 児玉さん、こんばんは。
返信削除再々のコメント恐縮です。hi hi
> PICマイコンが淘汰されてしまったら、それはそれで困ります。Hi.
まあ、そんな事は無いでしょう。 チップのバラエティも豊富ですし、既に多方面で使われていますからね。=PIC
> ハンダ付け:さすがにPbフリーはお断りしています。
手ハンダでは難しいですからお断りするのが無難ですよ。 私もPbフリーハンダは持っていますが、一度試しただけで使っていません。(爆)
> できる範囲のことは請け負っています。
逆に言えば、面倒臭い部分をやってもらえるなら此れからもずっとお願いしたいと思っていることでしょう。お客さんを大切にされて下さい。
> きちんと見極めるのもプロの技量・・・
まさしくその通りですよね。 安請け合いして、後で泣きを入れたら信用がなくなります。(笑)
> 極端な例では「こんなの作ってよ」で終わりですから。Hi Hi
裁量の自由があって、幾らかお楽しみになれるようでFBかも知れませんね。 これからもお仕事がんばって下さい。
JK1LSE/8 本田さん、こんばんは。 札幌からのコメント有り難うございます。 出張中でしょうか?
返信削除いつもコメント有り難うございます。
> 盛りそばのような配線をしなくても済みます。
いつも同じマイコンを使うと定型の製作部分が殆どなのでできるだけ簡単に済ませたくなります。 既成のボードがあるのはかなり有難いです。ソケットのハンダ付け程度で済むとかなり楽チンです。(笑)
今のところDIPタイプのAVRマイコンの手持ちが沢山あるので、秋月基板の活用で行きたいと思っていますが、手持ちチップが無くなったら既製品の中華製Arduino互換モジュールの活用を考えています。 その方が安価ですしコンパクトですから。hi hi
> 新しいボードを手に入れたところです。STM32というものです。
ARMコアの高性能マイコンのようですね。 既に様々な周辺ボードやライターなども秋月で手に入るようですから有望そうです。 お使いになったご感想など後でお話をお聞かせ下さい。
JE6LVE/JP3AEL 高橋さん、こんばんは。 だんだん台風が心配になってきました。 明日あたりアンテナを降ろそうかと思っています。
返信削除いつもコメント有り難うございます。
> そのままgccやBASCOMで使えないかと試して・・・・
ずいぶん前に基板は買ってあったのですが、今回、互換基板の回路を見ていたら殆どそのまま使えそうなので流用してみた訳です。 Arduino互換基板でも、あまりシュリンクした小さな物ではAVRマイコンそのままを使うのと差が無くなってしまうので面白くありませんが、Arduino Proあたりなら工夫して使えそうです。 中華モノはかなり安いのでチップを買うつもりで使えば良さそう。hi hi
> ArduinoのおかげでAVRもしばらくは安泰じゃ無いかと・・・
そんなにたくさん使う訳でもないので、最後は一生使う分の買い溜めかと思っていましたが、Arduinoのお陰でその必要もなさそうです。良かった良かった。(爆)
加藤さん、ご無沙汰しています。
返信削除今年の初めにBITX40というインド製キットを作りましたが、VFO部分が Rarduino というArduinoの派生品のッDSでした。
最近がDDSなどのデジタル制御素子の台頭でマイコンプログラミングはハンダ付けに迫る自作に必要な技量になりつつありますね。Arduinoのスケッチのお陰でだいぶ敷居が低くなったのは歓迎ですが、まだ使いこなすのはそれなりの努力が必要ですね。
話は変わりますが、QRPクラブでは70周年に向けての6mSSB TRXのキット計画が浮上しています。21世紀の部品事情からキット化に当たって、表面実装部品の導入とマイコンプログラミングが課題になっています。その過程でJA版標準Arduino VFOができれば、と妄想を膨らましています。
JR1QJO 矢部さん、こんにちは。 台風来襲で朝から強い雨が続いております。 そちらも大雨でしょうね。
返信削除いつもコメント有り難うございます。
> BITX40というインド製キットを作りました・・・・
興味があったので回路を見た事があります。hi さっき改めて眺めたのですが、VFO部分はSi5351をArduino nanoでコントロールしていましたね。 この部分は当然IC化されていますが、他の部分はAF-Ampと3端子Reg.こそICですが、トランシーバの主要部分はディスクリート構成です。 部品点数は多くなりますが、継続的な入手に問題が起こり易い特殊なICはなるべく使わないと言う考えなのでしょうね。
> マイコンプログラミングはハンダ付けに迫る自作に必要な技量に・・・・
DDSやPLL-ICけでなく、トランシーバとしての送受信タイミングの制御とか、エレキー、周波数表示ほか必要な様々な機能の多くをマイコン+プログラムで実現できるのですから自作には重要になっていますね。
> まだ使いこなすのはそれなりの努力が必要ですね。
どんな機能を盛り込んで実現するのか・・・と言った、仕様を企画する部分が大切です。あとはプログラム専門のお方の力を借りる方法もあるので、要するに企画力が大切だと思っているんです。hi
> 表面実装部品の導入とマイコンプログラミングが課題に・・・
これは避けて通れないでしょう。 避けていたのでは、入門用のキットくらいしか作れませんからね。 特にVFO部分は自励発振では部品事情や製作技術の点で難しいし、VXOでは均質な性能の再現が難しいですからキットにはイマイチです。それと最近のICはみな面実装ですし。hi
> JA版標準Arduino VFOができれば、と妄想を膨らましています。
VFO部分はDDSあるいは新世代のPLL-ICで簡単に実現できるでしょう。 ハードウエア部分は、このBlogにもあるようなマイコン+DDSなりPLL-ICで容易に標準化できます。 あとはVFOを使用する機器の周波数構成に合わせて発振周波数などを設定すれば済むのですからかなり汎用性はある筈です。 あとからプログラムを書き換えれば修正やバージョンアップも容易ですし・・・。
FBなTRXの記念キットができますこと、楽しみにしております。
加藤さん、大変ご無沙汰しております。JJ1SLW 高橋です。初めて書き込みさせていただきます。
返信削除加藤さんの記事をキッカケにBASCOMが使えるようになり、自作の幅が拡がりました。スキーレースのスタート音発生器がオリジナル作品として稼働しています。後は組み込み用周波数カウンターで、アンテナアナライザー、ts-700 外付けデジタル表示などに応用しています
未だ2313一辺倒だったので、今回の記事楽しみにしております。特に秋月で売っているSI5351を一緒に料理していただけると応用が利くので助かります。
古い無線機実用テーマは淡々と続けており、Huff Puff FLLの導入ででやっと現代機とラグチューできるようになりました。お空の上でもよろしくお願いします。
JJ1SLW 高橋さん、こんにちは。 今日は秋晴れになりました。久しぶりの青空が眩しいです。
返信削除初めてのコメントどうも有り難うございます。
> BASCOMが使えるようになり・・・・
私も15年くらい前にJA6IRK/1岩永さんと知り合って使えるようになりました。やはりマイコンで自作の幅が広がりますね。 SLW高橋さんも既に様々ご活用をされているようで素晴らしいです。
> 未だ2313一辺倒だったので・・・・
Tiny2313はシンプルでとても使い易いチップだと思います。 私もずいぶん使いましたが、今はMega8系のチップに移行しています。だんだん使い慣れてきました。Mega168/328がお奨めです。
> SI5351を一緒に料理して・・・
良い使いこなし方法を検討していますが・・DDSチップよりも安いのが魅力ですので。矩形波出力なのでちょっと厄介なんですけれどね。hi
> Huff Puff FLLの導入でやっと現代機とラグチュー・・・・
Huff & Puffとは懐かしいです。 私は八重洲のF-101ラインに付けてオンエアした事がありました。 今なら外付けDDS-VFOが良さそうですが、本体のダイヤルが活かせるHuff & Puffも捨て難いですね。
> お空の上でもよろしく・・・・
こちらこそ宜しくお願いします。HF帯のデジタルモード主体に結構アクティブです。 聞こえたら(見えたら?)どうぞ宜しくお願い致します。
初コメントどうもありがとうございました。 これからもお気軽にお願いします。
JA9TTT/1 加藤さん、こんばんは。
返信削除いつも超亀コメントで申し訳ありません。この記事があるちょっと前までは、そろそろ新しい記事が!と覗いていたのですが.....
秋月のATMEGA328基板ですね! ちょっとした制御するのでも一から自分で作るとそれなりに大変ですが、割り切ってしまえばこのようなボードが電源などの周辺の回路やI/Fのコネクタなどがついていて便利ですね!
次の記事が楽しみです。
当局の場合は、BASCOMが日本で販売されて間もないころにフロッピーで供給されたころから使っておりましたが、最近はArduinoがメインになってしまっています。
C言語が苦手で、まったくダメだったのですが、Arduinoで簡素化され、当局でも使えるようになりました。プログラムは基本は同じですから、BASCOMで作ったものを移植(?)しながら使っています。voidと;がいまだになじめませんが(笑)
BASCOMでは、カラーグラフィック液晶等はハードルが高いですが、Arduinoだとライブラリが色々あって簡単です。
何をもってArduinoというかは、人それぞれだと思いますが、当局は、ArduinoIDEというツールと言語仕様かと思ってます。
ArduinoUNOやNANO、PROminiなどブートローダーが書き込まれた標準基板がありますが、
ArduinoIDEで作ったプログラムを、素のATMeaga328にISPで書き込むことができます。
ISPライターが必要ですが、これまでのBASCOMと同じです。
中華製を買うと素の328より、ArduinoProminiの方が安いというのも驚きですが(爆)
ツールも無料だというのがとても良いです。
基本的にはAVR派ですが、最近では、ESP32とかARMとか高機能チップにも対応してきているので将来性もあるかもです。
内容は変わりますが、JJ1SLWさん、初めまして!
PixieでのアメリカからQSOは、当局のQRP自作を大いに刺激していただきました。
感激です。
これ以上書くと掲示板への書き込みになってしまいますので、次の加藤さんの記事を楽しみにおりますということで!
日曜日には台風でやられたアンテナを修理して、またデジタルモードを楽しみたいと思っています。
また、お相手ください。
JN3XBY/1 岩永さん、こんばんは。 またもや週末の台風が気になっています。 それることを期待しているところです。
返信削除いつもコメント有り難うございます。
> 周辺の回路やI/Fのコネクタなどがついていて便利ですね!
はい、意外と配線が面倒なので既成基板の流用はアリだと思っています。(爆)
> ArduinoIDEというツールと言語仕様かと思ってます。
派生品がイッパイありますから、そう言うことになりそうですね。
> 掲示板への書き込みになって・・・
SLW高橋さんのPIXIEによる太平洋横断はQRPerの語りぐさのようになっていますね。hi hi
掲示板ほど使い勝手は良くないと思いますが、お好きにお書き込み頂いて支障ありません。w
> また、お相手ください。
こちらこそ、宜しくお願いします。 しかし、週末のお天気は気になりますね。
加藤さん、そうですね!
返信削除また台風ですね! 今回は南の方にそれそうですし、先週ほど気圧も低くなさそうですから北関東は大丈夫でしょう! そう祈りましょう!
また、アンテナ下すのの大変ですよね!
Arduinoは、ツールだと考えれば、素のチップもArduino ということになりますね(笑)
コメントをGoogleアカウントで書くとJN3XBYになってしまいますね!
JA6IRKのアカウントも登録しているのですが、使ったことないです。
そのうち切り替えます。
JA6IRK/1 岩永さん、再度こんばんは。
返信削除今度の台風は本州の南の方を進みそうなので予想どおりなら有難いです。
アンテナを降ろすのは15分もあれば可能ですが、ビーム系だけでなくDP系から順番に降ろす必要があって少々面倒臭いんです。 元の様に上げ直すのも。hi hi
Arduinoはハードを共通化した統一開発環境ですから、広く考えた方が良いのでしょうね。 完成品の基板が非常に安価ですから、それも見逃せない特徴かも知れません。 amazonでも売っていますし。w
どちらのアカウントで書き込んで頂いてもOKです。(笑)
加藤さん、岩永さん、RESありがとうございます。某掲示板が懐かしいですね。
返信削除岩永さんのLED周波数カウンタ、自作簡易アンテナアナライザーの表示に使わせていただきました。ありがとうございます。
お二人とも運用はやはりデジタルモードなのですね。当局はまだ古典的san/cwの運用にとどまっておりでついていけませんが前述のアナライザーを自作したことで、短縮アンテナが自作できるようになり、アンテナチューナー無しで、アルミパイプの組み合わせでマンションの玄関口からタケノコ式にモノバンドバーチカルを展開するアンテナシステムを自作し3.5から28までマルチバンドDXハンティングを再開しました。また144はベランダに4エレヘンテナを展開しラグチュー目的のCQを出すなど時代錯誤な運用を楽しんでおります。
岩永さんのArduinoへの移行のお話、参考になります。無銭家ゆえにツールがフリーでかつ、試供ソフトの2kの壁がないのもいいですね。楽しい書き込みをまた拝見するのを楽しみにしております。73
JJ1SLW 高橋さん、おはようございます。 今朝は清々しい青空です。
返信削除再度のコメント有り難うございます。
> やはりデジタルモードなのですね。
比較的ローパワーでも楽しめるので、自然にデジタルモードの運用が多くなった感じです。 もちろん、他のモードでもオンエアできるのですが・・・。先日、久しぶりにCWでオンエアしました。まだ忘れてませんでした。(笑)
> タケノコ式にモノバンドバーチカルを・・・・
皆さんアンテナにはご苦労(ご工夫)されていますね。 できたらマルチバンドにオンエアしたいですから。hi hi
> 2kの壁がないのもいいですね。
BASCOM-AVRだと無償版ではそれが壁かも知れませんね。 少し複雑になると2kは超えます。 正規版への移行もお薦めとは思いますが、arduinoには壁は無いようですからFBですね。
この後もBlogは続くと思いますので、お気軽にコメントなど何でもお書き込み下さい。
TTT 加藤さん、SLW 高橋さん、こんばんは。
返信削除高橋さんには、LED周波数カウンタ活用いただいているとの事、記事掲載がお役に立てたようで幸甚です。
スライド式の短縮アンテナを作られDX再開との事、今度はお空でお会いできればと思います。
当局もアンテナアナライザを作って超短縮アンテナ作りに大変重宝しました。
この所、JT65→FT8に移行してます。FT8では9月から今日で78エンティティです。
先日の台風でやられたアンテナを修復し、本日20日ぶりにOnAirし、念願のフォークランド島とQSOできました。
Arduinoは、BASCOMからの移行はかなり低い壁だと思います。
C大嫌いでまったくなじめなかった当局でも何とか使えていますので(笑)
JN3XBY/1 岩永さん、おはようございます。 今朝も晴天ですね。 外気温は9℃です。
返信削除コメント有り難うございます。
> 78エンティティです。
ずいぶん頑張りましたね! デジタルモードですっかりDXerに。hi hi
> 何とか使えていますので(笑)
いままでマイコンに縁遠かった人もArduinoを楽しんでいるようですから、HAMの自作にも取り入れられたらFBでしょうね。
今日から11月、カレンダーもあと2枚になってしまいました。 大したこともしないうちに1年が過ぎるのは早いです。w
加藤さん、岩永さん
返信削除ご返信ありがとうございました。活動時間は相変わらず深夜か早朝です。笑
>カレンダーも後2枚
お二人の活動を参考にArduinoとデジタルモードを来年に向けてやってみようかと思います。と、言いつつJT65だけ早速ワッチしてみました。おーこれならプアーな当局の波も両局に届く、かもしれませんね。隠居したらローバンドでホレやろうと思ってましたが方向が違う感じです。
岩永さん FT8のvp8いいですね。また2ヶ月で78エンティティとは凄いです。自作も運用も両刀使いで素晴らしいです。お空でもよろしくお願いします。
本題のATMEGA328も、秋月の基盤もありますので、また記事のフォローをさせて頂きます。
JJ1SLW 高橋さん、おはようございます。 連休の真ん中は如何お過ごしでしょうか?
返信削除再々のコメント有り難うございます。
> 隠居したらローバンドでホレやろうと・・・
それも宜しいと思いますね。 自作のリグでオンエアすればさらに素晴らしいかと・・・。石ですかね、やっぱり球ですか?hi hi
> 秋月の基盤もありますので・・・
ちょっと実験してみるのには宜しいと思います。 Arduinoに仕立てても良いかと思いますし、単なるAVRマイコン基板でも行けますので。
またのコメントお待ちしております。
Arduino UNO は ATmega328P他の端子を扱いやすくしただけなので、汎用基板としてArduinoっぽくピンアサインを使うというのは、活用の仕方としては十分アリだと思います。ATmega328P単体でも十分イケますけどね。個人的には好きな石です。
返信削除Kenji Rikitake, JJ1BDX(/3)
JJ1BDX/3 力武さん、こんばんは。
返信削除いつもコメント有り難うございます。
> 他の端子を扱いやすくしただけなので・・・
買ってきたまま死蔵していた基板ですが、調べてみたらその通りでした。 マイコン基板が必要になったので調べたら十分行けそうなので使ってみた訳です。(笑)
> 個人的には好きな石です。
よく考えてあるチップだと思います。 ピンの兼用が多いのですが、たいていそれで間に合いますしパッケージがコンパクトなのも良いです。 ピン数の多い40ピンのチップは巨大なので今どき使いにくいです。 まあ、面実装型を使えば良いのですが、基板を起こさないと旨く使えませんのでお手軽さがありません。 総合的に見て28ピンのAVRは使い易いと思っています。