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2009年1月6日火曜日

【測定】ラジオの周波数

昨日の続きである。

今夜は、幾つかのAMラジオ放送局の周波数を同じように測定してみた。 なお、再校正してみたが、オフセットの補正量は概ね同じで良さそうだったので、それで補正している。
(写真は測定とはまったく無関係。写真がないと寂しいので貼ってある・笑)

注意:
(1)以下の結果は、対象となった局の優劣を示すものではない。
 どのラジオ局も無線設備規則を十分以上に満たしており聴取には何らの支障もない。
(2)測定値は2009年1月6日20〜21時のある瞬間のものである。
(3)局により、S/Nの違いから、標準偏差の違いが見られたが値は省略した。
(4)数字には測定系の誤差及び、測定者に起因する何らかの誤差が含まれている。
(5)測定日時が異なれば、結果が大きく変わる可能性がある。
(6)誤差は±50mHzくらいあると考えるべきである。

測定結果:
コール 公称周波数   誤差
JOAK 594kHz -278mHz(再測定)
JOAB 693kHz +79mHz
AFN 810kHz -1,160mHz
JOKR 954kHz -48mHz
JOQR 1134kHz -42mHz
JOLF 1242kHz +1,882mHz
JOCR 558kHz +2,114mHz(S/Nが悪いので参考値)
(mHz:ミリヘルツ=1/1000Hz)

なお、JOAKについては再度測定してみた。昨晩が-214mHz/σ=93mHzであったので、偏差などを考えるとそれなりの再現性はあるようだ。(お願い:十分な検証が行なわれた結果ではない。数字が一人歩きしたら困るので、他所での数値の使用はご遠慮願いたい。ご自身のBlogなどで話題にしたい時はこのBlog全文が参照できるようリンクで対応して欲しい)

各局の誤差に大きな偏りは見られず、測定系に起因する大きな誤差はなさそうである。JOKR(TBS)及びJOQR(文化)の誤差はたいへん小さかった。 これらの局の実測値は、測定系に起因する誤差であって、真値は非常に正確である可能性がある。もしそうだとすれば高精度なOCXOや原子周波数基準(おそらくRb)でオンエアしているのかも知れない。まさか、測定されても良いように入念に合わせ込んでおいた訳でも・・・。(爆)

以上、夜間は混信やノイズが大きくで測定し難かったことを付け加えておく。

10 件のコメント:

  1. こんばんは。

    さすが日本の放送局ですね。
    レフレックスや再生検波ラジオで受信するのが悪いようです(笑)

    アマチュア局も負けじと高精度の周波数でオンエアしましょう。Hi

    756Proとベンチャーですね。
    私も同じ組み合わせです。^^

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  2. JE6LVE 高橋さん、おはようございます。

    コメント有難う御座います。
    > さすが日本の放送局ですね。
    周波数誤差は大きくても1~2Hz、良い場合はmHzオーダーですから、標準電波といえるくらいでしょうか。(笑)

    精度を保障してくれるなら、校正にも使えるくらいですね。

    > 私も同じ組み合わせです。^^
    お写真で拝見しておりました。^^

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  3. こんにちは。
    私も 756proです。

    昨晩、Spectranのウォーターフォールを見ながら、954kHzであわせてみました。
    後で気が付いたのですが、サウンドカードのサンプリング周波数の精度も問題ですね。

    >標準電波といえるくらいでしょうか。(笑)

    756proでしたら、40kHzのJJYが聞こえると思いますが、そうなると、
    スキルの測定ということになるのでしょうか? hi

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  4. 7L4IOU 出島さん、こんばんは。

    コメント有難うございます。
    > 昨晩、ウォーターフォールを見ながら、954kHz・・
    如何だったのでしょうか? 同じように細かく周波数分析が出来るソフトではないかと思います。

    > サンプリング周波数の精度も問題ですね
    あまりふらつかないようでしたら、既知の信号で校正してしまえば良いと思われます。 全てを基準に同期してしまえば簡単ですが、そうでなくても可能ではないかと思います。

    > スキルの測定ということになるのでしょうか? hi
    スキルは大いに必要そうですが、IC756proほか普通の無線機ではHz以下は読めないので、復調したAF信号の解析になりますね。PC+ソフトの助けが必要でしょう。もちろん無線機の周波数安定度も問題ではありますが・・。 TCXO/OCXOでは安定度が足りない感じです。

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  5. こんばんは。JOLFは少しずれてることもあるんですね。つい先日、手元の受信機を校正したすぐ後に1242kHzをDSBモードで聞いてみたら、どうも2Hzくらいずれてるようだったので、あれっと思ったのですが、そんなものだったようで安心(?)しました。

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  6. JI3GAB 井上さん、おはようございます。

    井上さんはSDR関係を詳しくご研究でしたね。拝見しております。 コメントどうもありがとう御座います。
    > どうも2Hzくらいずれてるようだったので・・・
    普通のAM検波ラジオではまったくわかりませんが、おそらくデジタル処理されているのでしょうね。 Hzオーダーのずれになると十分わかると思います。(笑)

    > そんなものだったようで安心(?)しました。
    そんなズレがわかるようになるとは、技術も(もちろんスキルも)進歩もしたものですね。感慨深いです。

    放送局にズレは無いという先入観ではいけなかったようです。まあ、一般的に言えばずれてなんかいませんが。(爆)

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  7. > 井上さんはSDR関係を...

    こちらこそありがとうございます。信号処理を勉強し始めた頃に、メールをいただいたのを覚えております。
    最近は製作や実験はほとんど滞ったままで、SDRを使うだけになりつつあっていけません。
    また再開できたらどこかで報告したいと思っています。

    > 放送局にズレは無いという先入観ではいけなかったようです。

    そのようですね。特に日本の局は正確だと勝手に信じていました。
    おっしゃるようにそんなずれがわかるようになるとは思いませんでした。
    短波帯の標準電波(今ならBPMなどですか)も信じていたのですが、一度ちゃんと調べてみたいと思います。
    電離層などの影響もあるのでしょうが。

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  8. JI3GAB 井上さん、こんばんは。

    コメント有難うございます。
    > SDRを使うだけになりつつあっていけません。
    それだけ完成の域に達しているとも言えるのでしょう。しかし、まだ発展すると思うのでご報告楽しみにしています。

    > 一度ちゃんと調べてみたいと思います。
    BPMは米国製の機器で運用していると聞いたことがあります。もちろん、設置後の管理の問題はあると思いますが・・・。どうなんでしょうねえ?(笑)

    米国は短波国際放送の周波数を精密に調べていて、機器が更新されたか・・・など、興味を持って監視しているそうです。海を隔てたお隣の国のラジオ局など、興味を持って監視しているのでしょう。

    あと、電離層の影響(ドップラー)は揺らぎとして見えるようです。 遠距離だと影響も大きそうです。

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  9. 出島です、こんばんは。

    昨晩、956proを954kHzで合わせて放置し、今朝確認してみましたが、ほとんど動いていませんでした。
    その後、40kHzのJJYを受信してみると、少しずれていたので、筐体右脇のトリマでで合わ
    せようとしたのですが、周波数を動かすことができませんでした。
    出勤間際で、慌てていたので錯覚かもしれません。
    続きをやってみたいのですが、今晩は遅くなるのでお預けです・・・

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  10. 7L4IOU 出島さん、こんばんは。

    コメント有難うございます。
    > 40kHzのJJYを受信してみると、少しずれていたので・・
    私も756proで40kHzを聞いてみたのですが、信号がそれほど強くなくて、自身のズレがわかるほどには・・・何だか良くわかりませんでした。(笑) 耳じゃとてもダメそうで、Spectran付きじゃないと無理でしょうねえ。(爆)

    > 今晩は遅くなるのでお預けです・・・
    今週の週末は新年会が多そうですね。 (^^)  明日からの連休をゆっくりお楽しみ下さい。

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