10日も前に出てるから、既に昨年のことだが、CQ誌2009年1月号を簡単に紹介しておく。
オマケはハム手帳とカレンダーの2点である。シャックで使うなら、このカレンダーも悪くない。各社主要機種がテーマになっている。(飾ると欲しくなる?・笑) ハム手帳は概ね例年通りで、これは定番なのだろう。
今月号の特集記事は、『2009年のアマチュア無線界』とある。以下コメントは一読者の戯れごとゆえ、考えを異にしても目くじらを立てぬように。(爆) その概要は:
(1)サイクル24の太陽活動:太陽活動が非常に静穏であると言う話しでおしまい。(?)
(2)バンド拡張:3月30日から7MHzが拡張される。QRPerには朗報か?
(3)新バンド:波長22000mの135kHz長波バンドが解禁されるようだ。
私的には(3)に興味がある。RSGBの冊子をだいぶ前に見て興味を持っていた。記録では数100kmも飛ぶようだが、EIRP=1Wで実感としてどれほど飛ぶものなのだろう? まずは受信用Loop-ANTの製作からか? 受信機はNRD-XXXを持ち出すより、PCで処理するソフトウエア・ラジオ式がBestであろう。手送りCWで古(いにしえ)を味わうなら管球式1-V-2が良いのかも。その際はmt管など使わず、58-57-56-2A5-80と言った2.5V級ST管のラインナップでお願いしたいものだ。(爆)
(1)にあるようにSSNはゼロに近く太陽は静穏である。以下記事には無いことだが、『MUFは低く、DXerは低い方に集まる。明らかにHF帯Low-Bandがメインだろう。この機を逃すと次は約10年後だ。5-Band DXCCを目指すなら、2009年はこの辺がポイントになりそうだ。』以上、ここまで書かないと意味は無いと思うが・・・自分で考えろと言うことか?
(2)で7MHzが拡張され、7050kHzまでCWバンドが広がるなら、W局のQRP-CW周波数が含まれるようになる。数Wでの2Way-QSOは容易になるだろう。しかし、総務省案ではそうではないらしい。ただ、現状のJA-QRPerがメインでオンエアする7003kHz/CWは如何にもマズいので、この際見直すことを提案する。こんなところに皆で出るから邪魔者扱いされるのでは?(笑えない)
なお、どの記事もトピックス的で、「では、どうするのか?」が抜けてる感じ。4〜6ページの記事では無理も無いが、焦点を絞って紙面の大半を費やすような特集を組んだら保存版になるのだが・・・編集さん如何?
表紙写真はツナ缶に2石送信機を組込むTuna Tin Twoというものだ。Kitも存在する。日本式はサバ缶じゃダメかな?(笑)
ただし、このテーマは既に10年も前からWeb上にあるのだから今更である。その有名なTT2のwebギャラリーはこちらにある。 結局、web記事の焼き直しの感は否めず。 もちろん筆者の責任ではないだろうが。 どうやらネットに無縁な読者に配慮した温情企画なのであろう。
巻頭にはJAXAによる月探査衛星「かぐや」の寄稿がある。アマ無線に直接関係ないが、わかり易く月探査活動を解説してあると思う。(搭載機器やセンサなど、もっと突っ込んで欲しい気もするが・笑) 本来、HAMはEMEほか衛星通信など通じて宇宙通信でも先進的な筈だが、昨今は老齢化ですっかりレトロ指向に陥っている。何だか悲しい。
さて、お年玉である。いくら何でもCQ誌1月号を各個に差し上げる訳にも行かない。書店でぜひお求めを。 その代わりQST誌1月号を差し上げたい。今どきの某誌よりExperimentalな記事が満載で(?)なかなか興味深い。(恐らく役に立たないと思うけど・笑)
いまからJust 80年前、1929年1月号のPDF版をお送りする。「QST希望」のタイトルで空(から)のメールを『ttt.hiroアットマークgmail.コム』まで。QST添付で返信します。 すでにだいぶ送りましたが、部数制限はありません。(笑) どなたでも可。遠慮せずにどうぞ。 広告ページを含んだ完全版だが、約14MBあるので、低速ネットのお方にはお薦めしない。ご利用のメールボックス容量も事前に再確認を。(今どきmax 2MBなどあり得ないと思うが)=>お年玉の時期も過ぎたのでおしまいにする。(追記:2009年1月12日)
このPDF版は3エリヤ某OMさんご貢献のもの。12月号まで各号順次紹介予定。
古い雑誌は時代背景がわかると一層興味深い。1929年(昭和四年)とはどんなころか紹介しておこう。YouTubeにあった、NHK『映像の世紀(第三回)』が最適だったのだが、著作権侵害で削除されたようなので、別の画像に入れ替えた。社会・経済状況は2009年はどちらかと言えば、1930年と対比できるかもしれない。1929年は(2008年のように)米国で株式が破綻し世界恐慌へ一気に突入した年であった。その後の歴史は民族主義やファシストの台頭、WWIIへの道を歩むことになったのであるが・・・いまの閉塞感は同質かも知れぬが、そこまで同じ道筋を辿るのでは危険すぎる。
今般の不況について、報道関係及び各国政府は「世界恐慌」の四文字は意図的に避けているように見える。あるいは禁じているのかも知れぬ。しかし現実は第二次「世界恐慌」である。誰しも映像を見れば類似性(同一性)を感じるだろう。過去と同じように回復は容易でないだろう。
おはようございます。
返信削除CQ誌は届いていますがまだ斜め読みしかしていません。
135Khzはあちこちで話題になっていますね。
私も以前Euの長波帯の記事をCQ誌で見て興味を持っていました。
私のところだと5mぐらいのアンテナしか張れないのでEIRP1W出そうとすると数KWの出力が必要になりそうです。Hi
受信はループアンテナが良さそうですが、
この周波数はSW電源のスイッチング周波数に近いですしノイズが多そうですね。
実際にLWで135Khzを受信してみるとS9+のノイズが受信出来ます。
>7003kHz/CWは如何にもマズいので・・
変更されるなら入手しやすい水晶の周波数がFBですね。^^
あCQ誌1月号の事にコメントしていない・・(爆)
おはようございます.
返信削除CQ誌は先日立ち読みしただけだったりします(苦笑)
TunaTin2の記事は確かに「今さら」の感が否めませんね.
ご紹介のギャラリーにJL1KRAさん,JG1RVNさんの作品例があります.
#RVNさんの製作例はサバ缶ではなくサケ缶ですが(笑)
=
All 2SA1015の7MHz TRX,ようやくブレッドボードテストが終了しました(QRP-NETのアルバム参照).
サイドトーン回路まで含めると,全部で38個の2SA1015GRを使用しています(笑)
正月休みはここまでにして,年度末までに実機を完成させたいです.
JE6LVE 高橋さん、おはようございます。
返信削除コメント有難うございます。
> 135Khzはあちこちで話題になっていますね。
やはり新しいバンドは興味の対象になりますね。未知の世界ですから・・。
> EIRP1W出そうとすると数KWの出力が・・・
何しろ周波数が低いので、数kWは比較的簡単に「作れる」と思います。問題は1次側の電力容量と、電波にならずに熱になる分を安全に始末することではないかと思います。アンテナの過熱が原因で火事が起きても困りますから。(笑)
> 135Khzを受信してみるとS9+のノイズが・・・
アンテナが極めて重要ですね。HAMのEIRP=1Wを受信するには、ロングワイヤ(波長から見ればショートだが)のように近傍ノイズを拾い易いANTは論外です。Loopなど先端が閉じたアンテナが良く、しかも近傍ノイズ源をNullできるものが良いです。木枠に電線を張り巡らしたクモの巣アンテナでも作りますかね。
> 入手しやすい水晶の周波数がFBですね。^^
CWバンドの上端に近い方が良いと思っています。上端は一般に低速で交信する局が多いので、DXingの邪魔にならず、ビギナーにもオンエアし易いです。米国では7040kHzがメインだと思うのですが・・・。総務省案ではCW系が占有できるのは今と同じ7030kHzまでのようです。ぜひ7050kHzまでにして欲しいと思います。将来、バンドが7300kHzまで拡張されても、7050kHzまでならばそのままで良いでしょう。いくら初級局が大半とは言え、国内事情で世界的なバンド区分と異なるように決めるのは如何なものでしょう。この辺はJARLも積極的にサジェスチョンすべきです。国際感覚のなさが丸見えでは恥ずかしいですからね。(爆)
JH5ESM/Cosy武藤さん、こんにちは。
返信削除コメント有難うございます。
> RVNさんのはサバ缶ではなくサケ缶ですが(笑)
そうでしたねえ。(^^) 日本のツナ缶は小型なので、作り難いかも知れませんね。 形状的には四角いサンマ蒲焼缶が作り易そうなんですけど。缶が丸くないと仲間に入れてもらえないかな?(笑)
> 全部で38個の2SA1015GRを使用しています・・
それだけ使うと、猫またぎPNP-Trの消費には貢献してくれそうですが、規模が大きくて作るのが大変そうです。(笑) BBから基板化でしょうか? 頑張って下さい。 秋葉のPNP-Trが品薄になるかも。(爆)
加藤さん
返信削除こんにちは。
You Tubeも見ることができて
ブログは便利ですね。
TTT加藤さんの伝えたことの一部が
わかったような気がします。
まさにパイオニアですね。
映画のシーンのようにピラミッドの頂上から
裾野に広がって行とといいですね。
exJE1UNX 田村さん、こんにちは。
返信削除コメント有難うございます。
> ブログは便利ですね。
BloggerはMade in U.S.Aなので、絵文字が使えないとか、不便な部分も多いようですが、以前のようにHTMLで記述して作るよりも色々な機能があって便利ですね。自前の動画ももちろんアップできるようですよ。(笑)
写真をアルバム形式で貼付けるのも出来ますね。
> 伝えたことの一部がわかったような気がします。
大それたことは何も思っていません。(^^; 草の根のマイナーBlogだから、何の影響力も持ち得ませんからね。(笑)
でも今のJA-HAM界はおかしいですよね。未だ世界有数の局数があり、世界中の無縁機を供給しているのに、代表する無線連盟は死に体です。技術的な面だけでなく、オペレーションなど総合的に見てもJA-HAMの平均レベルは相当に低いです。 何よりも未来志向でないのが悲しいですね。 こうしたことは、批判ではなくて前向きに提案しないと意味は無いのでしょう。草の根で行きましょう。(笑)
私も今さらTuna缶かよ、と思ってしまいました。
返信削除入門記事には適当だったのかもしれませんが
世界的には賞味期限の過ぎた記事ですし、
これを日本のCQ購読者に注文させるのは
筋違いでしょう。
ギャラリーには私の作品も載っています。
当時BCLラジオとペアにして使う提案は
私が行いました。Hi
世界恐慌の行方がどうなるか分かりませんが
きな臭い動きがいくつも見える中
人類が二度と同じことを繰り返すほど
愚かではないと心から信じ、行動したいと思います。
JL1KRA 中島さん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございます。
> 私も今さらTuna缶かよ、と思ってしまいました。
中島さんのTT2をはじめ、ネット上で話題になったのはもうずいぶん前のことです。それを知る多くの人は同じように思ったでしょうね。
> 日本のCQ購読者に注文させるのは筋違いでしょう。
記事ネタに窮しているのでしょうか・・・。しかし日本のHAMが海外で笑い者になる様な記事は感心できませんね。(苦笑)
> 同じことを繰り返すほど愚かではないと・・・
私もそう思います。 かつての大日本帝国とは違いますから、戦争への道は歩まないとは思います。しかし恐慌の流れが変わるには相応の時間が掛かりそうです。 取りあえず、職を失なわぬかぎりにおいて円高や物価が安定した現状はむしろ良いことなのですが。
波長2200mというのは長さも大変だけど、高さはどうなるのでしょう。
返信削除地上高20mにアンテナ線を張っても、波長20mで地上高20cmのアンテナと同じ「効き」だとすると、カウンターポイズみたいなものになりますね。
高圧送電鉄塔みたいなのが必要なのですね。
JA8IRQ 福島さん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございます。
> 波長20mで地上高20cmのアンテナと同じ・・・
お考えのように、アマチュアが可能そうなアンテナは、地上高が取れず波長から見た相対的な長さも極めて短いので輻射効率はかなり良く見積もっても1%程度ではないかと思います。
> 高圧送電鉄塔みたいなのが必要なのですね。
長波JJYのアンテナ(←リンク)は頂冠付き250mだそうです。それで25%の輻射高率だそうです。これは驚異的な輻射効率だと思います。アンテナ・エレメントももちろんですが、接地側の工事も相当入念に行なっているのではないでしょうか。そうでなければ到底可能な効率ではありません。
アマチュアはとても真似できませんから、効率1%でもやむを得ませんね。(笑)
加藤さん,皆さん,おはようございます.
返信削除> 形状的には四角いサンマ蒲焼缶が作り易そうなんですけど
USでは比較的メジャーなアルトイド缶の代わりになりませんかねぇ?Pixie2を入れてみるとか
#ん?入りませんか?(爆)
さて,いよいよ今日でお正月休みも終わりです.
All 1015をどう組み上げるか,ない頭を絞って考えることにします(笑)
JH5ESM/Cosy武藤さん、こんにちは。
返信削除> アルトイド缶の代わりに・・・・
以前は田舎でアルトイド缶を見つけるのは大変でしたが、最近はコーヒー紅茶などの輸入食材を扱うお店で手軽に買えます。Pixie2だとやはりサンマの蒲焼きよりもアルトイド缶に入れたい気が・・・。(笑)
> All 1015をどう組み上げるか,・・・
旨くまとめあげて下さい。たぶん皆さんも期待しております。
こんにちは。
返信削除お正月休みも今日で終わりです。^^;
>地上高が取れず波長から見た相対的な長さも極めて短いので
地上高は稼げるのですが、線長が稼げません。
バルコニーから目の前のビルまでワイヤーを張ることが出来れば地上高100m、線長220mほどのアンテナが張れるのですが。HiHi
いっそバーアンテナで送信しましょうか。^^
JE6LVE 高橋さん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございます。
> お正月休みも今日で終わりです。^^;
おなじく。。。 次はGWですね。(気が早い!)
> 地上高100m、線長220mほどのアンテナが・・・
ホントにそれだけのワイヤーを張れるなら飛びそうですねえ。(笑) 効率が悪いのは仕方ないとして、実際には案外小さなアンテナでオンエアしているようです。(Eu各局の例では)
> いっそバーアンテナで送信しましょうか。^^
子供のころ中波でやったことがありますが飛びませんでしたねえ。 12BY7Aですからワイヤレスマイクとしてはハイパワーだったのですが・・・。(笑) まあ、バーアンテナで送信は無理と言うもので、Small Loopにすれば飛ぶのでしょう。 それにしても数mのLoopでは135kHzには小さ過ぎますね。 なかなか厄介なバンドです。