STARのIFT(←リンク)の4回目、A4・B4の電気的評価の2回目です。
無負荷Qの評価やインダクタンスの測定も前回終わったので、コンデンサを付け直し再度組み立ててIFTとしての特性を実測してみます。
写真はIFTの単体特性評価に使う治具です。 なるべく治具がIFT単独の特性に影響を与えないように作ってあります。
この治具のほかに実際にも真空管を使って五球スーパと同じIF増幅回路を構成したテストユニットもあります。 ただし今回は使いませんでした。 ラジオとしてのオーバーオールのIF特性が必要になったら使うつもりです。
STARの普及型IFT・A4の単体特性です。 上記の治具を使って測定しています。 縦軸の一目盛りは10dBではなく5dBなので注意してください。
-6dB帯域幅は約12kHzです。 IFT2個のオーバーオール特性では概略8kHz/-6dB程度になります。 一般の家庭用ラジオに使うIFTとしてはこのくらいが適当なようです。
-6dB帯域幅は約12kHzです。 IFT2個のオーバーオール特性では概略8kHz/-6dB程度になります。 一般の家庭用ラジオに使うIFTとしてはこのくらいが適当なようです。
通信機用IFTのように選択度ばかり上げると中波AMラジオの受信では高音がカットされて音が悪くなります。 そうは言っても帯域幅を無闇に広くするとIF増幅1段のラジオでは裾野がブロードなので夜間の混信が怖くなります。 従ってこの程度の特性が適当と言うことになるでしょう。 実際にラジオに使い幅広く受信してみた経験から到達した製品性能なのだと思います。 頂部に平坦部が見られますから1次2次間はおおむねk・Q=1の臨界結合になっているようです。
上記写真の特性はIFT A4のものですが、B4の電気的特性もまったく同じでした。要するに、この写真とまったく同じと言うことです。即ちこのIFTは事実上AとBの区別はないのです。
# IFTの整備と性能の確認が終わったのでこれをテスト材料に使うことにします。 本当はそちらが目的だったのですが、材料を用意するためのお膳立てにずいぶん時間を要してしまいました。
え〜と・・・何やろうとしてたんだっけ? すっかり忘れてしまいそうです。(笑) de JA9TTT/1
加藤さん、皆さんお早うございます。
返信削除LCにしてはなかなかの特性のようですね、経年劣化もあまりないようで。
IFTや、先般のSR200のお話しを拝見させていただき、回顧の念でジャンク箱を久しぶりに漁っておりましたら、TRIOの2B-RF一箱、モノコイル3組3BAND分、それに並四コイル一個が発掘されました!
若い頃入手した物が手つかずで残っていたのだと思います。
コレは何とかしなければ!と思っておりますが、例によって計画倒れに終わる恐れがありますので、ラジオ少年などのキットを活用してコイルを活かそうと思っております。
-選択度ばかり上げると中波AMラジオの受信では高音がカットされて音が悪く・・・
2B-RFを使うとなるとこのトレードオフが悩みの種ですね。
-すっかり忘れてしまいそう。(さらにつづくと思う・たぶん)
しっかり思い出してください!続きを楽しみにしております。
JA8CZX 矢北さん、おはようございます。
返信削除コメント有難うございます。
> それに並四コイル一個が発掘されました!
いろいろお宝が発掘されたようですね。 使うつもりが無いのなら、オークション出品かも知れませんが、セットの完成を夢見て購入した思い出の品なら活用が一番ですね。訳のわからん素人の手に渡って性能発揮できないより、矢北さんが活用される方が部品も喜びます。
> キットを活用してコイルを活かそうと・・・
一から全部作るのは何かとたいへんですからキットの活用は旨い方法だと思います。 少々お値段ですが、最近は汎用に使えるシャシも売られているようです。(別のお店ですが)
> 続きを楽しみにしております。
ご期待されてしまうと、手抜きでは済まないようで困ったなあ・・・。(冷汗)
TTT/加藤さん、おはようございます。
返信削除IFTの検討(検証?)がスピードアップしていますね!
当局も、最近やっとトラゼネで特性が見れるようになりましたが、当局がラジオ少年時代は特性はおろか、使い方さえままならず、雑誌に書いてある回路図のみを頼りに作っていました。
田舎ですから当然同じ部品が手に入るはずも無く、ジャンクをつけたりはずしたり使い回しでの自作で、著者が意図した性能が実現できていたか???です(笑)
すっかり、目的を忘れそう との、事ですが、元々の目的に使えるかどうかの確認作業をされていたのだと思いますので、目的の達成および公開を楽しみにしております。
JN3XBY 岩永さん、こんにちは。 北関東はどんよりしたお天気になって来ました。
返信削除コメント有難うございます。
> スピードアップしていますね!
こんな内容に何週間も掛かっていてはしょうがないのですけどね。(笑)
> 著者が意図した性能が実現できていたか?
自身振り返ってみますと、やはり記事通りの部品が入手できないので代用品にしたり、継ぎ接ぎの良いとこ取りの改造(改悪?)で作ったり・・・反省されます。(^^;
> 目的に使えるかどうかの確認作業を・・・
確かにそうでした。(^^) 性能が保証されている他の物を使えば「IFTの補修・確認」と言う作業は不要だったのです。 納期の無い娯楽でやってますから寄り道も良いものです。遠回りにお付き合いいただき有難うございます。(笑)
こんにちは。
返信削除セラミックフィルター等の特性と見比べるとかなり違うのでしょうがIFT単体で見ると凄く良い特性に見えます。
もう少しブロードな特性かと思っていました。
Trラジオ用のIFTも同様の特性なのでしょうか。
IFT測定治具は5球スーパーに手こずっていたときに
教えていただき重宝しました。
その節はありがとうございました。^^
JE6LVE 高橋さん、こんばんは。 今日はあいにくの空模様でした。 それで映画館へ・・・家内のお付き合いです。(笑)
返信削除コメント有難うございます。
> Trラジオ用のIFTも同様の特性なのでしょうか。
普通のTrラジオはIFTを3個使います。 各コイルのサイズは10mm角以下でとても小さいのですが、同調回路としてのQは真空管用と同じようなものです。 Trラジオ用のIFTは真空管用とは異なった設計をしますが、ラジオの総合的な選択度は同じ程度になるようにします。 単体のTrラジオ用IFTは単同調なので真空管用と比べれば選択度はだいぶ悪いですね。共振インピーダンスもトランジスタに合わせて低くなるように設計します。
> IFT測定治具は5球スーパーに手こずっていたとき・・
そう言えば、製作されてIFTの確認にお使いでしたね。滅多に必要のない治具ですが、真空管用のIFTを評価するには欠かせないものとなっています。 ご愛用いただき、どうも有難うございます。
さて、お休みも終わってしまいました・・・。(悲)
加藤さん,皆さん,こんばんは
返信削除昨日から仕事で泊まっているM崎のホテルが455号室だったりします(^^)
#これは何かを作れと云う天の声かしら?
JH5ESM 武藤さん、こんばんは。
返信削除コメント有難うございます。
> ホテルが455号室だったりします(^^)
木屋さんのところで、キーの写真を拝見しました。(笑) 807号室と言うのは経験があります。 4階の55号室でしょうか? 大きなホテルなんでしょうねえ・・・455室というのは珍しい感じです。
> #これは何かを作れと云う天の声かしら?
CSB455Eがまた使って欲しいなあ・・・と言ってますよ。 また遊んでやって下さい。 (笑)