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2010年1月5日火曜日

気になる! kindle

Amazon kindle 2

 kindleはAmazon.comが開発した「ブックリーダー」である。既に2世代目で、この種の目新しいデバイスとしては成功しつつあるように見える。

 暫く前から日本のアマゾンに日本からでも購入できると広告されていた。 但し日本のアマゾンからの購入は出来ず、米Amazon.comのアカウントを作成する必要がある。 もちろん注文も英語のページだ。 これでは売れないと思うかもしれない。しかし今のkindleは日本語に正規に対応しておらず、あくまでも英語文化圏が対象範囲だ。

 既に多くのメディアで採り上げられたが簡単に仕組みを書いておく。 特徴は単独で書籍の購入からリーディングまで完結できることにある。 単にブックリーダーと言う「文房具」を作ったのではなく「書籍の配信」まで含めたシステムを作ってしまったのが凄い。

 パソコンとの連携は必ずしも必要としない。 第三世代(G3)携帯電話回線網(日本でのキャリヤはDocomoと言われている)に直接接続され、Amazon.comから気に入った書籍を直接購入できる。 一冊の転送時間はおおよそ60秒以内であると称している。 書籍購入で発生するデータ通信費用はAmazon.comが負担しており無料である。 なお、簡易なブラウザ(Mozillaのようだ)も搭載している。 これは後に触れるが、少々緩慢ながらもインターネットにも直接アクセスでき、現在のところこれも無料である。

 種々情報を集めていて、単なる実験的デバイス以上のモノを感じ購入に踏み切った。 かつてデジカメの黎明期、まだ30万画素の時代を思い出す。 流石に30万画素では実用性は無いに等しかったが、未来を予見するものがそこには有った。 kindle 2もその繰り返しになりそうな気配もあるが、誰かが買わねばこうした新デバイスの進歩は無いと思いつつ、「人柱」の心境(大げさ・笑)でポチってしまった。(笑)

いわばBook cover:

 kindle 本体だけの方が薄いし、軽量だがユーザーの動向を見るとブックカバーは必須の模様だ。 単なるカバーにしては高価だと思いつつも、専用品を同時注文した。 あとからの購入も可だが、いまのところ日本のアマゾンにはない。送料が重複しないよう米国Amazonから一緒に購入しておく。

 本体が$259-、ブックカバーが$29.99-で約$290-になった。 米国内は送料無料だが日本からは無料でない。おまけに関税も予め徴収されるので総計では$336.32-になった。 国際カードを使って決済する。 現在、Amazon.comでは円ベースでの買物もできるが、計算すると円レートは安めなのでドルで購入してみた。 購入日は$1-=約¥92-なので、おおよそ¥31,000の買い物になった。

配送トラッキング:

 12月26日の午後に注文を入れた。 本体を所有者用にセットアップ(パーソナライズ)するので、それが済んでから出荷される。 これは支払いに関する所有者を特定するための情報を書き込む必要があるからだ。 書籍の購入代金は国際カード決済である。(VISA、Masterなど)

 それでも翌日27日にはアリゾナ州フェニックスを発った。貨物便はカナダのトロント、アラスカ州アンカレッジを経由し12月30日の朝には成田APに到着した。

只今到着:

 暮れも押しつまった12月31日の午前中、クロネコヤマトに載せられてAmazon kindle 2とBook coverが到着した。注文してから5日目の朝であった。

 はたしてこれは使い物になるか、結末や如何に? (つづく


追記:本日1/6のニュースによれば、画面の大きなkindle DXも海外から購入可能になった模様。(本体のみで5万円近いけど・・・)


12 件のコメント:

  1. おはようございます。
    注文されたデジモノってkindle2だったのですね。

    kindleは日本amazonのトップページでも時々見かけたので知ってはいましたが、日本語未対応だったのでスルーしていました。^^;

    日本でも3G回線を無料で使えるようですが、
    未来永劫無料なのでしょうか?

    この手の商品はETCなどと同様に本体はただ同然で配布し、コンテンツで利益を出す方法が一番手っ取り早いと思うのですがそうも行かないのでしょうね。

    使用レポート楽しみにしています。

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  2. JE6LVE 高橋さん、こんばんは。

    さっそくのコメント有難うございます。
    > デジモノってkindle2だったのですね。
    はい、コレでした。 まったく使い物にならんようならボツにしようかと思ったもので、ナイショにしておきました。もっともNGネタこそ書くべきかも。(笑)

    > 日本語未対応だったのでスルーしていました。^^;
    限定的ながら日本語に対応するので買ってみました。hi

    > 未来永劫無料なのでしょうか?
    たぶん、ずっと使えそうな気がします。 何故かと言えば・・・今の状態ではPDAのようには使えないからです。(かなり「かったるい」・・・笑)

    > コンテンツで利益を出す方法が一番・・・
    ハードとしてかなり良く出来ていますから$259-は損ではないと思います。 単なるブックリーダーではないので完全に日本語対応すれば魅力的デバイスだと思います。 もっとも、今の状態では使い道が限定されるので無駄金になる危険も・・・。(微妙ですね)

    このあと4回に分けて連載予定です。ご質問によって内容変更もありますので、気になったら何でもどうぞ。お楽しみに・・?

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  3. 加藤先輩こんばんは。

     kindle2ですかいいなぁ。でもすでに私の通勤鞄の中には、PSP(ゲームと映画鑑賞)、旧式ipod(第四世代)、ダーウィン液晶ワンセグテレビ(韓国製です。)、文庫本、Jornada740(とっても古いPDA)と、おもちゃてんこ盛りで、これってiPHONE買ったら機能が1台でぜんぶ満足おまけに携帯電話も統合が、夢か。

     すでに、結構鞄が重く、体に悪いかもと最近感じています。さらに、電子ブックが加わるとえらいことですね。私の買い物は、安物買いの銭失いという感じで、それぞれ中古とか大特価とか修理したとかいわく因縁のものばかり、機能も重複している部分もありますが、壊れないと次を買わないので、頭の悪い小学生の机の中のように、いろいろなものが入っている状態です。

     受信機ばっか次々ほしくなるとか、古いリグを見ると買ってしまうとか、同じ病理精神構造と反省しています。同様に、念願のTV7B/Uも年末に入手してしまいましたし。電源回りの故障だったので、修理も容易にできました。すると今度は、校正用の6L6とか、試験する中古真空管がほしくなる。キリがありません。無限物欲地獄。

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  4. exJA9MCH 和田さん、こんばんは。

    コメント有難うございます。
    > 私の通勤鞄の中には・・・・てんこ盛りで・・・
    う〜ん。。。重たそうですねえ。 『腕筋養成カバン』でしょうか。ついでにkindleも1台如何ですか。(爆)

    > 壊れないと次を買わないので・・・
    これ、私も同じですねえ。 デジカメなんかしつこく使います。世代交代すると高機能に感動しますよ。(笑) 適度な所で買い替える方がお得なんでしょうねえ・・・今の時代は。

    > キリがありません。無限物欲地獄。
    最近は置き場所を考えないと厄介なことになるので自重しているんですが、庭に蔵でもほしいですネ。(狭くて犬小屋が精一杯ですけど・笑)

    歳をとってきたので「コロリ・ジャンクの山」ではカミさんが気の毒なのでだんだん処分しないとうまくないです。(悲)

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  5. 加藤さん、皆さん、こんばんは。
    QSTとかアマハンもそのうちこれで読めるようになるのでしょうね、きっと。どちらも溜まってくると場所をとるのでFBです。

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  6. JG1EAD 仙波さん、こんばんは。

    コメント有難うございます。
    > QSTとかアマハンもそのうちこれで・・・
    そう言う時代がきっと来るだろうと思います。 紙で出来た「本と言う物体」が欲しいなら別ですが、情報があれば良いのならこうしたリーダーはFBだと思います。

    # 自分用のデータはクラウド・ストレージに蓄積しておけばこうした端末だけがあれば何もいらなくなります。それは味気ないことなのかも知れませんが・・・。(笑)

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  7. ARRLのサイトを見ると、まだ2種類くらいですがキンドルで読めるハンドブックが出ているようなので、QSTやアマハンの対応もきっとすごく近い将来のことでしょうね。そうしたら私もキンドル買います。hihi

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  8. JG1EAD 仙波さん、再度こんばんは。

    > まだ2種類くらいですが・・・
    出版する側にとっても、絶版にする必要がなくなって大変大きなメリットがあると思います。 何れ増えるでしょうね。

    問題点は出版社にあるのではなくて、「取り次ぎ」とその先の「書店」をどうするのか・・・と言うことでしょうね。 彼らの仕事は確実に奪われます。 古書店もダメでしょうねえ。 出版界がまったく別の仕組みに変わる可能性もあると思います。 だからと言って進歩を阻害するような規制をして欲しくはありませんね。

    # 街の書店には「本」が欲しい人の為にオンデマンド式高速印刷製本機があれば済むのかも・・・。(笑)

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  9. JL1KRA Nakajima2010年1月7日 0:27

    キンドルご購入おめでとうございます。
    米国から購入だけに金$?(失礼しました、、、orz)
    アマハン持ち歩きの夢はHDDにCOPYして
    実現しているのですが、実際にはなかなか読みにくいので、キンドルのような
    方法が普及するといいですね。

    更なる問題として、キンドルが普及すると図書館というのは
    どういった位置づけになるのでしょう。
    借りるというのが成り立たない
    気がするのですHi。

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  10. JL1KRA 中島さん、こんばんは。

    コメント有難うございます。
    > アマハン持ち歩きの夢はHDDにCOPYして・・・
    それも良い方法だと思いますね。 ARRLアマハンのPDFについてはあとで触れる予定です。

    > 図書館というのはどういった位置づけに・・・
    借りたい本のデータ入りブックリーダーを「借りる」と言うスタイルは如何でしょう? あるいは、一定期間で必ず消失する「特殊なファイル形式」を作ると・・・返す手間がありません。同じ本の貸出し册数の制限も掛けられます。誰かが考えていそうですね。(笑)

    出版・印刷物に関する文化は大きく変わりそうですね。

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  11. 本屋の店員です。読み物としての本は残るだろうと思っています。事典・ハンドブック系はデジタル化されていくでしょう。
    昨日、ある大学の先生が「グーテンベルクからグーグルへ」という本を買ってました。まさにそういう内容でした。

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  12. JA8IRQ 福島さん、こんばんは。

    コメント有難うございます。
    > 読み物としての本は残るだろうと・・・
    本には、ストーリーと言った「情報」の面以外に版の大きさ、装丁、手触りのような感性の部分もあるので文学書の類いは工芸品のように残るでしょう。 仰るように「情報」に価値があるハンドブックの類いは「電子本」が重宝されると思います。

    > 「グーテンベルクからグーグルへ」という本を・・・
    面白い本ですね。 文献研究の立場からは、幾らでもクリックで関連資料を参照させることが可能で、永続的に校正や編集が可能な「電子本」の方が、作ったら手が出せない「印刷本」に勝ると言う趣旨のようですね。

     このBlogもそうですが、ネット上に公開している情報は絶えず見直され更新されるべきものと考えています。実際に、過去のBlogも必要しだいで随時アップデートされています。 「個々に(ご自身の)パソコンにダウンロードし保管する利用方法は好ましくない」と言っているのはそうした理由からなのです。 そのあたり、未だにご理解できていないお方があって困ります。(ご自身のPCにダウンロードしてほしくないのです)
     最新版が常に手に入ると言う、電子本、電子情報の特性が活かせるように読者の側も考え方を変えないとダメでなように感じますね。(笑)

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