ページ(テスト中)

2020年10月2日金曜日

【その他】Repar the DM-330MV Power supply

ALINCO DM-330MVの修理

abstract
I repaired an Alinco DM-330MV power supply. The failure of that power supply was mainly due to overheating and unstable output voltage.
I got the cooling fan from amazon and replaced it. I also corrected the contact failure. The method is very simple. Switch a few times. Let the variable resistor slowly rotate a few times. This is the only way to solve the problem.
Now I will be able to use this power supply again for a while.(2020.10.02 de JA9TTT/1 Takahiro Kato)


DM-330MV Switching Power Supply
  この夏の暑いある日、暫く使って来た直流電源装置が不調になりました。 動作が不安定になり、出力電圧も上昇したようです。どうやら暑さでやられたようでした。

 ヒートシンクに触れて見たら触れない程の熱さです。 背面にある小さなクーリングファンが止まってしまったようでした。 小さなファンですし、あまり効いていないように感じてはいたのですが、やはりまったく冷却がなければ厳しいのでしょう。 スイッチング電源とは言っても、かなり大容量ですし軽い負荷状態でもそれなりの消費電力があるのでしょう。空冷なしの自然冷却では周囲温度が高くなると間に合わないようです。

                    ☆

  この電源もだいぶ愛用したのでこの際に買い替えが良いのかもしれません。 しかし内部の様子など確認したらまずまず綺麗です。 簡単なメンテナンスを行なえばもう暫く使えるように思えます。それに容量の大きな電源はそれほど安くはありません。(実売2万円程度) ここでは止まってしまったファンモータを交換し、同時に簡単な整備を行なって復帰を図りたいと思います。高級な事は何もしていませんから本格的に壊れた「故障品修理」の参考にはなりません。悪しからず。(笑)

24V Cooling Fan
  使われている冷却ファンは40mm角のごく標準的なもののようでした。仕様電圧は24V-DCです。 固着気味だったので羽を手で回してやったり、何とか回り出さないか試みたのですがチョロチョロしか回らずダメそうです。 そこで手持ちの在庫を探したですが生憎12V用しかありませんでした。これは24V用ですから12V用で代用するのは少々無謀でしょう。 

 大して風量のないチャチな冷却ファンですが、まったく通風が無いのとでは大違いなのでしょう。やはり伊達に付いているだけの冷却ファンではないと思うべきでしょうね。(当たり前ですが・笑)

 手持ちがないとなると購入するしかありません。近所に売っているところも無さそうですから通販で調達することにしました。

 いくつかサーチしてみたらamazon.jpで安価に売っているのを見つけました。 2つも要らないのですが2個725円とお手頃です。送料も無料でした。 購入者の評価を見たらイマイチだったのですがダメモトで注文してみました。 ただし、注文した後から気付いたのですがお届けまでの日数がだいぶ掛かるとなっていたのが何となく怪しそうでした。(その理由は後でわかりました・笑) 

TDK RM12-27RGBで代替
 常用していた電源がなくなるとすぐに困ってしまいます。調べたら遊休状態のICOM製安定化電源(IC-PS15)があったのですが最近のRigは大食いなのでだいぶ容量不足を感じます。 それにトランス式のシリーズ電源なので結構大型で重量もあり置き場所にも困ります。

 あれこれ思案していたら、12Vの大容量スイッチング電源があったことを思い出しました。 調べたら少しだけ定格容量は小さめですが、当座の間に合わせには十分使えそうです。 ALINCO電源と比べると仕様上は余裕がないのですが50Wくらいでのオンエアにはマズマズ支障ないはずです。(ALINCO電源は間欠的な負荷が前提でしょう。TDKのこれは連続定格です) 交換用の冷却ファンが届くまでのピンチヒッターとして使うことにしました。 

                   ☆

 このTDKの電源ですが優秀なものでした。レギュレーション(電圧安定度)が良好なのは当然ですが、まず第一にノイズが少ないのです。 ALINCOの電源もHAM用を意識してそこそこローノイズにできています。 しかし受信していると所々の周波数でスポット的なノイズが出ているのがわかります。 まあ、そんな時のためにスイッチング周波数を微調整して受信の邪魔にならぬようノイズを動かして逃すツマミが付いています。 大抵はそれで逃れられるので支障はないのですが、何となくノイズっぽいのはスイッチング電源の宿命的なものなのでしょうね。hi

 しかし、ピンチヒッターのこれはなかなか優秀です。ノイズっぽさをほとんど感じません。 もう少し容量があったならケースに入れてシャックで本格的に使いたいところです。 しばらく前に買った新品・出物です。詳しいことは忘れていますが、確か定価ではALINCOの3倍以上だったと思います。性能優良なのも当たり前でしょうか?(笑)

 こんなことを言ったら古い人間と言われそうですが、気持ちから言えば無線機にはトランス付きのシリーズ・レギュレータ式が最良だと思うのです。 スイッチング電源をリグに使うのは何となく気持ち悪かったのですが、最近はすっかり慣れました。 軽量小型ですし使っていてあまり実害はないからです。でもやっぱり・・・。(笑)

交換用のファン到着
 三週間くらいかかって交換用の冷却ファンが届きました。amazon.jpで購入したのですが、何と台湾から発送されたのです。時間が掛かる理由がわかりました。(笑)

 並べて見たらサイズもバッチリOKなようです。さらに消費電流を確認したら使ってあった物よりも少なめです。交換することで回路に無理がかかることもないでしょう。さっそく交換作業に入りました。底板と前後のパネルを外すとやり易かったです。(参考:底板はヒートシンクが熱いうちは抜けにくいです。冷めるとスルリと引き抜けました)

  標準的な冷却ファンのようですから、厚みも4隅の取り付け穴も完全な互換性がありました。 従ってあとは回らなくなったファンを入れ替えれば作業完了です。 冷却ファンの配線は基板の表面にハンダ付けされています。 購入したファンの電線は適宜カットし、赤色を+(プラス)の、黒色を−(マイナス)のそれぞれ基板の元あった箇所にハンダ付けします。

 購入した24Vファンは最近流行りの3Dプリンタの交換部品として売られていたものです。 静音型ということで風量はやや少なめな気もします。 しかし止まったままよりはずっとマシでしょうから交換して暫く様子を見ましょう。 どうしても風量不足なようでしたら買い直そうと思います。(参考:交換後かなり暑い日もありましたが大丈夫そうでした)

 【DM-330MVの内部
 DM-330MVの内部はこのようになっています。レギュレータのICチップはμPC494Cが使われています。TL494CNのセカンドソースでしょうか? ポピュラーなICを使った標準的な設計の電源のように思います。 これで実売¥2万なら安いと感じます。

 ざとした点検では致命的な故障は見当たりませんでした。ファンを交換して清掃を行なっておきました。 何となく動作不安定なように感じたのは背面の切り替えスイッチやプリセット電圧の設定用ボリウムの接触不安定が原因だったようです。あまり上等とは言えないスイッチや半固定ボリウムなのでやむを得ないでしょう。

  ホコリを取り除き、スイッチを数回往復し、ボリウムもゆっくり数回往復したら安定になりました。プリセット電圧を再設定したらOKなようです。 「修理」とも言えませんが、こうした作業で不調は取り除くことができたようです。

                    ☆

 接触不良と言うと、すぐに「接点復活剤」や「CRC-556」のような物を大量に噴射するお方があるようです。 それで当座は解決するように感じるのかも知れませんが、これらの噴霧剤は必ず残渣が残ります。噴霧したあとの部分は何となく油ぎった感じがするのがわかるでしょう。 特にこの電源のように冷却ファンが付いた機械ではその油分に吸い込んだホコリが付着します。 あげくはそれが固着し機器の寿命を縮める原因になってしまいます。 どうしても「接点復活剤」を使いたいなら要所にのみ、ごく少量を楊枝の先や綿棒に取って塗布するようにしましょう。 私も多めに噴射することがありますが、その場合は必ず入念に洗浄して残渣が残らないようにしています。(洗うもの次第ですがアルコール系洗浄剤と超音波洗浄器を使います。基本的に分解修理の部分洗いでのみで実施しています) なお、潤滑を要しない箇所については、残渣の残る心配のない「洗浄剤」の使用が良いと思います。

フロントの出力が不安定
 DM-330MVの前面パネルにはワンタッチ型の出力端子が2つ付いています。 HF帯のハイパワーRigのように消費電流が大きなものは背面のバインディング端子にがっちり配線すべきです。 前面の端子からは大きな電流は取れませんが10WクラスのRigには重宝です。 

 しかし、何となくこの出力端子の状態は不安定でした。開腹して確認しところこの出力端子の裏側にある小基板への配線がハンダ不良でした。 使ってある配線材(赤の太い線)はハンダの回りが良くないものでした。十分確認しないとハンダ不良になり易い電線なのです。 写真は修正済みですが、小基板のスルーホールに挿入された配線が簡単に抜けてきたのです。天ぷらハンダになっていました。(メーカー製なのに情けない・笑)

 容量の大きなコテで十分なハンダ付けを行なって修正しておきました。 これで何となく不安定だった状態は解消したようです。 同様の症状が必ず起こるとも思えませんがもし疑われるなら配線のハンダ付け状態を確認するのも良さそうです。 目視だけではなく、配線を引っ張ってみるなどしてハンダ付けの状態を確認します。

応急措置もアリ?
 この対策は恒久的な対応とは言えそうにありませんが、緊急対策にはなるかも知れません。 止まってしまった冷却ファンの銘板シールを剥がすと、軸受の部分が見えてきます。この部分に少量の潤滑剤を塗布したらまずまず快調に回転するようになりました。

 この電源の冷却ファンは少し温まってくると回転を始め、あとはずっと回っていることが多いようです。長い時間使ったための油切れだったのかも知れません。 見るからにチャチな冷却ファンですから、吸い込んだホコリなどの固着で回らなくなったのでしょうか。 軸受への潤滑はとりあえず交換用が届くまでの応急措置に使える手かも知れません。 何れにしても長くは持たない対策だと思います。予備を用意しておき回りが悪くなったらマメに交換するのが良いでしょう。こうしたファンは一種の消耗品です。従って予備品は必ず新品を確保しておくと安心です。

                    ☆

 必ずしも電気的な故障品ではなかったので「修理」とは言えないかも知れません。それでもちょっとしたメンテナンスだけで過熱・温度上昇で不調になった電源を現役復帰させることができました。 この電源はベストセラーらしくお使いのHAM局も多いようです。 簡単にできるメンテナンスの一つとして紹介しておきました。 もし確認して冷却ファンの働きが思わしくないようならそろそろ交換用を準備しましょう。 作業にあたって、感電や火傷のような事故に十分気をつけます。スイッチング電源の内部は高電圧の箇所も多く思いのほか危険なものです。 特に通電しながらの確認には十分な注意が必要です。事故のないよう修理を楽しまれてください。 ではまた。 de JA9TTT/1

 (おわり)fm

14 件のコメント:

  1. 加藤さん、おはようございます。
    今年もあと2ヶ月になってしまいました。

    アマゾンのパーツなど妙に安くて到着が数日後ではなく数週間後の商品は海外から到着することが多いですね。
    ただ不良品などが合った場合、アマゾンが介入してくれるのでAliexpressよりも後処理が楽です(笑

    >このTDKの電源ですが優秀なものでした
    最近はサーバー用の大電流スイッチング電源がヤフオクなどで安くでていてやはり高性能らしいのですが、ファンなどの動作音が爆音らしいです(笑


    >無線機にはトランス付きの
    僕も最初はそう思い30Aクラスのシリーズ電源を使っていたのですが、今はネットで神電源と呼ばれている小さなスイッチング電源を使用しています。
    大きさも重量も1/3以下ですしもう重たいシリーズ電源には戻れません。

    >3Dプリンタの交換部品として
    サイズから見て印刷ノズル部分に2個使われているファンだとおもいます。

    僕もセールで12,000円ほどで購入した3Dプリンターを使用していますが、オープンハードなので細かいパーツからアップグレード用CPUボードまでほとんどのパーツが安価に入手出来るので助かってます。

    >この電源はベストセラーらしく
    アマチュア無線用にはアルインコかダイヤモンドのスイッチング電源を使用している局が多いですね。
    最近は安いので神電源も増えているようですが(笑

    返信削除
  2. JE6LVE/JP3AEL 高橋さん、おはようございます。 今朝は爽やかです! 昨晩から晴れて名月もバッチリでした。

    早速のコメントありがとうございます。
    > アマゾンが介入してくれるのでAliexpressよりも後処理が楽です(笑
    Aliexpressも不良品対応はしてくれますが、やはり日本語でクレームできないのはちょっとやりにくいですね。 台湾発送がわかってたらAliで買ったのですが、何となくamazonの方が安心感あります。

    > ファンなどの動作音が爆音らしいです(笑
    サーバー用は信頼性高そうですけどファンが爆音なのは頂けませんね。hi 応急に使ったTDK電源はファンレスなので静かですが、それなりにヒートシンクは温まります。 本来はある程度空冷した方が良いのでしょうね。

    > 神電源と呼ばれている小さなスイッチング電源を・・・
    今度故障したらソレを買おうと思っています。1万円少々ですからネ! 最近のSW電源は高効率なので発熱が抑えられるらしく非常に小型化が進んでいますね。 あとはノイズが気になります。HF帯のRigはシビアなので・・・。

    > 印刷ノズル部分に2個使われているファンだとおもいます。
    なるほど。 ごく標準的な部品を使ってローコストを実現しているのですね。

    > アルインコかダイヤモンドのスイッチング電源を使用している局が多いですね。
    やはり利用者が多いと安心感があるのだと思います。 以前はシリーズ電源が当たり前でしたが、いまではシャックの電源もコストの安いSW式に移行しましたね。

    そういえば、電源関係のお仕事のお方が嘆いていましたが「士・農・工・商・犬猫・電源屋」の順だそうで、一番虐げられているとか・・・。(爆) 1万円少々で30A電源ではトランス式では部品代にもなりません。同じ電子関係のお仕事でも電源屋さんは大変だなあ・・と思ってしまいます。hi

    返信削除
  3. 加藤さん、こんばんは。
    今日も良い天気で一日後の中秋の名月が綺麗に見えています。

    >ノイズが気になります。HF帯のRigはシビアなので・・
    神電源を買ったときにFETプローブを付けたスペアナでノイズを見てみたのですが、それほど大きなノイズは出ていませんでした。

    とはいえうちみたいなノイズまみれの環境と違って加藤さんのところはノイズが少なそうですからスイッチング電源やLED照明のちょっとしたノイズでも気になりそうですね。
    うちはあきらめてますのでLED照明使いまくりです(笑

    >「士・農・工・商・犬猫・電源屋」
    ひどい、必ず必要な部分なのに電子関係残酷物語ですね(涙

    >1万円少々で30A電源ではトランス式では・・
    手元にあるDAIWAの30Aシリーズ電源は15000円ぐらいだったと思いますが、ケンウッドのシリーズ式CVCC電源は最大18V-10AなのにDAIWAの30A電源よりも大きく重たいです。
    定価は10倍近くしますがw


    返信削除
  4. JE6LVE/JP3AEL 高橋さん、こんばんは。 天文学的には今朝の月が満月だったようなので、すでに十六夜になったのかも知れません。hi こちら今は雲間から見え隠れしています。

    再度のコメントありがとうございます。
    > それほど大きなノイズは出ていませんでした。
    成績は良かったようですね!でもなかなか評価って難しいです。リグは超高感度なので1μVでもHAMバンドに入っていると聞こえちゃいますからねえ。hi hi

    > ・・のところはノイズが少なそうですから・・・
    こちら都会の真ん中よりはマシかも知れませんが、以前より随分ノイジーになっています。特にLow-Bandは酷いですね。 夜はソーラー発電が動かないのでまだマシですけれど。w

    > 電子関係残酷物語ですね(涙
    電源屋さんだけじゃなくって、SW電源も気の毒な扱いだそうで雨がかかるような場所で平気で使われていて、それで壊れるとクレームがくるんだそうです。電子機器の扱いじゃないですよね。(悲)

    > ケンウッドのシリーズ式CVCC電源は・・・
    連続定格のまともな電源は大容量だと下手なRigよりも高価なくらいです。 信頼のおけない電源は負荷の装置を壊す危険性がありますからねえ!! Alinco電源もRigを壊しかねない感じでした。アブナイあぶない。 単純な装置ですけど、電源って重要ですよね。

    返信削除
  5. 今日は過ごしやすいので庭仕事をして筋肉痛になっています。
    すっかり体が鈍ってしまいました。
    スイッチング電源と言えば30年前に購入した京三製作所製の12V25Aの電源です。
    京三製作所と言えば踏切の遮断機などの鉄道用機器メーカーですが、機器組み込み用の電源です。
    自然空冷ですのでファンノイズがなく、電源スイッチもないので電源入れっぱなし状態で便利に使っていました。
    最初の故障は半田クラックでした。熱ストレスが溜まっていたのでしょう。
    目視確認して半田をやり直して治りました。一年前に二度目の故障が起き、回路図がなく、ご指摘の様に交流電源を直接整流する方式なので火を入れたままの修理には危険が伴い、抵抗があるので修理を諦めています。ファンの無い静かな電源だけに残念です。
    30年間年中無休で働いたので慰労を込めて休ませています。

    返信削除
  6. JR1QJO 矢部さん、おはようございます。 今朝は曇り空の北関東です。だいぶ涼しくなりました。

    いつもコメントありがとうございます。
    > 京三製作所製の12V25Aの電源です。
    お書きのように、信頼性の高そうな電源ですねえ! 連続使用が前提の電源でしょう。

    > 最初の故障は半田クラックでした。
    年数が経過するとハンダはどうしても劣化するようです。 振動や熱サイクルがあると特に進み易いようですね。

    > 火を入れたままの修理には危険が伴い・・・
    特に一次側の回路が故障の場合、ACラインがもろに繋がっていますからねえ・・・。SW電源の修理は専門家に任せる方が安全だろうと思っています。

    > 30年間年中無休で働いたので慰労を込めて休ませています。
    電子機器の寿命は全うしただろうと思いますね。ご苦労様でした。

    返信削除
  7. おはようございます。日中の気温はまだ高めなようですが、朝夕はすっかり秋らしくなりました。中秋の名月はしっかり見えましたが、満月は雲で見え隠れしていました。

    ずいぶんQROな電源をお使いのようですが、確かに、最近は受信だけでも消費電流が8Aとかいう大食漢のリグもあるようなので、これくらいでないと賄えないのでしょう。消費電力を計算すると9R-59の倍以上、ということになってしまいますが(笑)。

    うちにあるのはDM-305MV(定格4A)で、昔の半導体式(!)10W機ならこの程度で十分でした。シリーズ電源なのでノイズは出ませんし、ファンがないので静かです(笑)。

    12V用のファンならPC用としていろいろ出回っていそうですが、24V用は少々特殊な部類になるのでしょうか。いずれにせよ、同等品が見つかって修理できたのは何よりでした。

    機械部品なので仕方ありませんが、冷却ファンが故障すると厄介ですね。昔、チップセットの冷却ファンがよく故障するという噂のPCマザーボードを使っていたところ、ご多分に漏れずそのファンが故障し、えらい目に遭いました。そのときは同じものが入手できなかったので、あり合わせで間に合わせました。

    スイッチング電源はピンキリのようですね。FMラジオの調子が悪そうなので調べたものの原因がわからず、さらに突き詰めてみたらACアダプターからのノイズが原因だった、ということが過去にありました。AMラジオの受信に障害が出るというのなら大体察しはつきますが、これは想定外でした。

    返信削除
  8. JG6DFK/1 児玉さん、おはようございます。 だんだん晴れてきて良いお天気になりそうです。良い季節ですねえ!

    いつもコメントありがとうございます。
    > 最近は受信だけでも消費電流が8Aとかいう・・・
    色々なディスプレーとか付いたRigならありそうですね。拙宅のRigも結構喰いますが3A少々のようですからまあまあ普通のレベルでしょうか?

    > 消費電力を計算すると9R-59の倍以上・・・
    9R-59は真空管のヒータとA級アンプの出力管の消費が大半でしょうか。 ヒーターがなくて出力アンプがAB級のトランジスタ式受信機なら数Wで十分に働くのに今のRigは喰い過ぎですよね。便利さが違いますけど。hi

    > シリーズ電源なのでノイズは出ませんし、ファンがないので静かです(笑)。
    HAMの受信機にはそういう電源が一番だと思います。 原理上ノイズの元にならない物が一番ですからね。 ただ、昨今はなんでもスイッチングなので避けるのは難しいです。

    > 24V用は少々特殊な部類になるのでしょうか。
    良くわかりませんが、標準品があるところを見ると24V用も一般的なのかも知れません。

    > チップセットの冷却ファンがよく故障する・・・
    いまでもCPUの冷却ファンは普通ですが、昔のものよりもファンの寿命が延びたように感じます。改良されているのかも知れませんね。 自宅サーバーでサイトを運用していた時は静音に苦労しました。ファン付きPCを居室に置くのはうるさいです。w

    > ACアダプターからのノイズが原因だった・・・
    付属する機器自体がノイズに強い場合、非常にノイジーなアダプタが付いてくることがあります。そういうアダプタが大迷惑なんですよね・・。 最近はマシになったようですが、中華モノの怪しげなアダプタもあります。一応CE、ULとかFCCのマークはついてるんですけど。w

    北海道の原野の真ん中とかじゃないとノイズから逃れられそうにありませんが、原野だとソーラー発電所があったりして・・・。今だにPLCとかやる会社(P社)もあってHAMには厳しい電源事情です。(悲)

    返信削除
  9. 加藤さん、こんにちは。

    DM-330MV、私も使ってます。ヘビーユーザーじゃないので、今のところ同様の障害は発生しておりません。

    DM-330MVは、2,3年前のハムフェアーで買いました。最終日で、中部か関西の無線販売店が、投げ売り(?)みたいな状態だったので、つい、買ってしまいました。
    多くの方も、同様に購入されていました。

    ただ、「スイッチング方式だと、この大きさで13.8Ⅴ、32Aも出せるの」と思いましたが、シリーズ・レギュレータ方式での大きさと重量を想像しただけで、購入意欲が失せます。

    確かに、前面パネルに、出力端子2個とシガーソケットが付いているのは、便利ですね。

    返信削除
  10. JI1HVI 仲野さん、こんにちは。 穏やかな土曜日も夕暮れになりました。過ごし易いです。

    いつもコメントありがとうございます。
    > 今のところ同様の障害は発生しておりません。
    不具合が出るのは使用している累積の時間でしょうね。こちらWSPRなどで長時間の連続運転もしますので冷却ファンの寿命がきたのでしょう。

    > 投げ売り(?)みたいな状態だったので、つい、・・・
    電源のような付属品扱いの商品は目玉品や投げ売りが発生し易いですね。hi hi

    > この大きさで13.8Ⅴ、32Aも出せるの」と・・・
    連続では到底無理なようですが、送受を繰り返すような使い方なら32A出せるようです。ピークで可能な電流という意味でしょうね。 連続では放熱が間に合わないでしょう。

    > 重量を想像しただけで、購入意欲が失せます。
    大きな電源はどこかリグとは別の場所にでも設置すれば良いのでしょうが、12Vの配線を長く伸ばすと電圧降下が大きくなってNGです。置き場所が楽なのもSW電源にメリットありですね。

    > 前面パネルに、出力端子2個とシガーソケットが・・・
    シガーソケットは使ったことありませんが、予備の出力端子はサブのリグに配線して使っています。内部の配線を見るとあまり大容量は取り出せませんね。 予備の出力端子は構造的にもせいぜい定格の5Aくらいまででしょう。カートラのような10Wリグには十分使えますね。

    返信削除
  11. DM-330MVは2002年に再開局して以来何台か買ってますが、アマチュア無線以外だとラジコンのバッテリー充電に広く使われているようですね。「実験用」なのでPSE対象外というのはいいのか悪いのか :) 100W機だと実質22Aぐらいまでなので、100W機1台だけで使う分には問題ないように思います。 私のところではFT-891(定格最大23A)とFT-7900(20W機、最大5A程度、シガーソケットに接続)を並列につないでいますが、同時に送信しても問題はなさそうです。といっても最大で1分(JT65)ぐらいですが…。WSPRではさすがに100W連続はやりませんから。モービルホイップなので10W入れることは普通にありますけど。

    神電源なるものを見てみましたが、パソコン用のスイッチング電源の転用のように見えます。これも内部フィルタリング次第で当然アリかなという気がします。日本製の電源を以前タワー型マシンに搭載して使っていましたが、安定してましたね。

    受信時のノイズについては気にしたらキリがないような気もしますが、DM-330MVについてはローバンドの本体輻射までは面倒見れませんというメーカー側の話を見た覚えがあります。スイッチング電源化は環境負荷を考えれば必須なので、今後も進んでいくでしょうね。GaNデバイスによる効率化がUSB充電器等では流行りのようです。

    73 de Kenji Rikitake JJ1BDX

    返信削除
  12. JJ1BDX 力武さん、こんばんは。 虫の音も賑やかな秋の夜です。

    いつもコメントありがとうございます。
    > DM-330MVは2002年に再開局して以来何台か買ってます・・・
    最近は色々登場しているようですが、少し前まではスイッチング式の13.8V電源としては定番のベストセラーだったようです。力武さんもお使いのようで了解です。hi hi

    > 100W機1台だけで使う分には問題ないように思います。
    100W機でも一部にはフルパワーで25Aを超えるリグもあるようです。以前は20A程度でも十分だったのですが最近は送信時の電流が極めて大きいものも多くなりました。 本当は13.8Vではなく、24Vのように高くすると効率や歪みの点でも有利なのですが・・・。

    > WSPRではさすがに100W連続はやりません・・・
    2分間近く連続送信ですからね。 私は概ね5Wで出ていますが、意外に電流が流れています。絞って送信するとパワーアンプの効率はガタ落ちなのでしょう。

    > 日本製の電源を・・・安定してましたね。
    PC電源も千差万別で、以前の中華ものは酷いのも多かったようです。安かろう・・な感じでしたね。国内メーカーのものはやはりそれなり優秀でしょう。

    > ローバンドの本体輻射までは面倒見れませんという・・・
    スイッチングで数100Wをオンオフしているんですから、微弱なノイズはやむを得ないと思って使うしかないんでしょう。 まあ、きちんとしたアンテナを同軸で引いてきて使う分にはそれほど大きなノイズは感じません。(全く感じないとは言えませんけれど)

    > GaNデバイスによる効率化が・・・
    最近の100WクラスのSW電源では、高効率なのでヒートシンク・レスのものもあるようです。確かに97%というような効率ならヒートシンクは不要でしょう。 電源の高効率化はFBですが、スイッチング周波数が高くなる傾向なのでHF帯のノイズが気になっています。

    返信削除
  13. JL1KRA Nakajima2020年10月6日 21:43

    DM-330MVのファンは予備品ユーザーは必携と思います。
    2回ほど止まってチンチンに熱くなっていたことがありました。
    日米に行くと100円で40x10のファンを売っていますが
    ここはやはり中古部品より新品のを使いたいですね。
    Aliを見るとXHコネクタ?込みでそのまま差し替えられそうなのもありそうです。

    それで止まったのを外していじっていると私のもやはり回りだしました。
    24Vのファンを多少低い電圧で回して静音化しているので
    ベアリングが少しでもヤレてくると起動しなくなるのではと思いました。

    返信削除
  14. JL1KRA 中島さん、こんばんは。 台風の進路が気になってきました。それるのを祈るのみ。

    いつもコメントありがとうございます。
    > ファンは予備品ユーザーは必携と思います。
    こんなファンでも止まってしまうと過熱しますから、予備を用意しておくべきだったと思いました。 ファンから妙な音がしてきたら、じきに止まってしまいました。 そのとき手当すべきでしたね。hi hi

    > やはり中古部品より新品のを使いたいですね。
    良さそうな物なら、日米のジャンクで十分なんですが田舎からファンだけを買いにも行けません。通販にしました。 私が購入したファンもコネクタ付きでしたが、基板側はハンダ付けです。電源のバージョン違いでコネクタ接続のものもあるんでしょうか? それだと交換は楽ですね。

    > ベアリングが少しでもヤレてくると起動しなくなるのではと・・・
    安物らしく、まともなベアリングは付いていないような感じです。それで寿命が短いのでしょう。・・・とは言っても、数年はもったのでこんな物なんでしょう。(笑)

    皆さんお使いのようで、この電源のユーザーはかなり多いんですね。hi

    返信削除

コメントは実名/コールサインを記入し誰の投稿か明確にして下さい(←必須)投稿から14日をすぎたBlogへのコメントも大歓迎ですが頂いたコメントが表示されるまで少しお時間をいただきます。