2012年11月12日月曜日

【その他】Android plus 100 yen


アンドロイドに100円プラス

100円プラスで
 タブレットPCは手に持って使うのが基本かも知れない。 しかし、ちょっと置いて使いたいときもある。

 テーブルに直接置いたら上から覗き込むように見なくてはならない。 それも不便だ。

 写真のフォトスタンド(ミニ・イーゼル)は100円均一のお店のものだ。 寸法と良い、ホールド感と言って良い、この7インチandroid Tabletに丁度良い。

 YouTubeとかムービーを見る時にはお薦めだ。 意外にしっかり立っているのでタッチパネルの操作も安定してできる。

               ☆ ☆ ☆

 amazonを覗いてみていた。しっかりしていてホールドの良さそうなタブレットPCスタンドが様々売られていた。 中にはアイディアもののスタンドもあって面白そうだった。 しかしお手軽中華Padにはチープな路線で百均のコレがピッタリだ。 写真では横置きだが、縦置きに使っても安定感は悪くない。 100円にして実用性も十分だ。

 ほか、100均ではmicro SDHCメモリカードと、その変換アダプタを収納する専用ケース(プラ箱)を買ってみた。全部で12枚入るので収納力はマズマズだ。 小さ過ぎてどこかに無くしてしまいそうなメモリなので収納ケースに入れておこう。

                 ☆

 まだ3インチのミニフロッピーが全盛のころの話し。 たしか10枚くらい入るケースで持ち歩いた。 15MB弱のデータ持ち運びだった訳だ。 micro SDHCは32GB品のC/Pが良かったので数枚買っておいた。 そのSDHCのデータ量はフロッピーの2万枚以上だ。  手のひらサイズのプラ箱には12枚も入るから、フロッピーで言えば25万枚以上になる。 なるほど今どきフロッピーなどだれも使わない訳だ。 つくづく今のデーターサイズバブルには驚かされる。(笑) de JA9TTT/1

(おわり)

2012年11月3日土曜日

Do Androids Dream of Electric Apple? , part 2

アンドロイドは電気林檎の夢を見るのか?
 【タブレットPCをどう使うか?
 何でもそうかも知れないが、「どう使うか?」は重要なテーマだ。 何にどう使うかは各人の好みだろうが、part 2では私の例を交えて紹介してみようと思う。(参考:Part 1は→こちら

 もちろん貴方の自由だからこれに捕われず、ご自由にやれば良い。考えと違うからと言ってクレームはご勘弁を。


 写真は私のandroid Tabletのデスクトップである。

さしあたり、メインのブラウザはOPERA(左端)が良さそうだ。
ネットラジオ(左から二番目)も「ながら」で良く聞く。
ファイル・マネージャ(左から三番目)は絶対必要なアプリだ。
そして標準のブラウザ(左から四番目)である。これは「科学映像館」等のストリーミング・ムービーを見るのに使う。OPERAではダメなことがあるので。
左から五番目は単なる時計のアプリで目覚ましとか。
一番右はWi-Fi analyzerと言うアプリでワイヤレスLANの状態監視に使う。
以上、良く使いそうなアプリをデスクトップに置いたが何を置くかは甚だ流動的だ。

 右上のアプリ・リストアイコンをタップするとアプリ一覧が現れる。 そこで置きたいアイコンを長押しするとショートカットがデスクトップに現れる。それを適宜移動配置すればデスクトップは好きなようにできる。 消したいショートカットは長押しすれデスクトップ中央上部に×印が現れるのでそこまで引き摺って行けば消せる。 もちろんアプリには影響は無い。ショートカットが消えるだけだ。

ブラウザはOPERA
 google chromeでも良いかも知れないが、試してみたらOPERAがいちばんandroid Tabletにマッチしているように感じた。

 画面は拙サイトをブラウズしている状態だ。 ページの任意部分に指先で移動したり、二本指で部分拡大や縮小ができるので画面は小さめだが、なかなか快適だ。

 文中のリンクが指先で押しにくい時にはちょっと拡大してタップすれば確実だろう。サイトの閲覧は普通のパソコン同様にできる。 PC用にできたサイトでも支障は感じなかった。 なお、検索ワードなど窓にインプットしたい時には、窓の部分をタップするとソフトキーボードが自動ポップアップで現れる。 キーも結構大きいので思っていたより扱い易い。


 【ネットラジオの時代か?
 寝ながらラジオを聞いていたら、家内から「AMラジオなんて爺臭い・・」と言われた。(^^;;

 いえいえ、android Tabletを使い「らじるらじる」(→リンク)でネットラジオを聞いているんだよ・・・と言ったら、何となく「格好イイ!」とか。 ラジオの内容は変わらないんだけどね。(爆)

 なお「らじる☆らじる」で聞くと、AMもFMもステレオで聞ける。 もちろん混信やフェーディングなどないし、タブレットの向きで聞こえ方が変わる・・・なんてことはない。バーアンテナじゃないんだから。 無線LANが途絶えるともちろんだめだ。

他に,民放ラジオの「Radico.jp」(→リンク)と言うのもある。(あまり聞かないが)

 バックグラウンドで聞く機能があるので、他のアプリ、例えば本を読みながら聞くと言ったこともできる。

 【ファイル・マネージャ
 ブックリーダ、フォトアルバム、音楽プレーヤ、ムービービューワ・・・etcとして使うには、それぞれのアプリ(どれも標準装備アプリ)を起動してから該当のファイルを選択すれば良い。

 しかし、保存してあるファイル数が多くなればその方法では面倒でダメである。やればわかるが、とっても使いにくいのだ。

 ファイル・マネージャと言うアプリ(無料)はお薦めだ。 本体メモリ或はSDカードにストアされている各種データファイルを階層的に表示してくれる。 写真の様にフォルダが現れるので、それを開いて見たいもの、聞きたい物をタップすれば良い。 ファイルに適したビューワなり、プレーヤなりを自動起動して再生或は表示してくれる。

 途中で閉じた本は閉じた部分から読み始めることができる。 ムービーも閉じた時の途中部分から続きを見ることができる。

 タブレットは数秒で起動する。 従って電車が駅に着いたらささッと仕舞い、乗換が済んだらまた数秒で起動してさっきの続きを読むと言ったこともごく当たり前にできる。 従来の(ノート)パソコンを使っているのとはずいぶん違う便利さである。

ARRL Handbook
 以前、amazonのkindle 2を買ったことがあった。 一つに、寝転んで「分厚く重たいARRLのアマハン」を読みたいものだと思ったからだった。

 しかし、kindle 2の仕様では文字が小さ過ぎて実用にはならなかったのである。 もちろんカラーでもなかったからグラビアのような記事はまったくダメであった。

 このタブレットに限らずカラーのLCDが使ってあれば支障無くグラビア本が読める。写真ではARRL Handbookの表紙だ。 最近のARRL Handbookには本誌の内容をそのままPDF化したオマケのCD-ROMが付いてくる。 そのCD-ROMをSDカードに転送Copyしてやれば、めでたく寝転んでARRL Handbookが読めるようになった。 SDカードへのCopyについてはUSBモードの所で説明する。

記事は読み易い
 横長画面・・・ランドスケープ・モードと言う・・でページを開けば、この程度に見えるので、文字も十分読むことができる。

 バックライトの輝度は常に下げ気味で使っているのだが、屋内で読む分には、十分なコントラストだ。

 PDFのファイルの為にAcrobat Readerをインストールしておいた。Readerはgoogle play storeに無料で置いてある。 指先でページめくって読んで行く。また、スライドバーで任意ページに飛ぶことができる。

 最近のAcrobat Readerは栞(しおり)を付けられるほか、メモを付ける、フリーハンドでマーカーを引くと言ったようなことまでできる。 要するに本物の本に書込みをしたり、ページの角を折っておくと言ったことが真似られるのだ。

図面もバッチリ
 上の写真のページから回路図を拡大してみた。 このように大きく表示できるから、紙の細かい回路図を見るより遥かに読み易いくらいだ。

 だんだん目が遠くなって来たら虫眼鏡を片手に・・・と言う読書シーンを想像するだろう。 しかしタブレット・PCならそんな心配は無用かも知れない。 こうやって指先で簡単に拡大できるのだから。 回路定数の部分もバッチリわかる。

そして青空文庫も
 kindle 2の時にはたいへんお世話になった青空文庫も支障ない。 kindleのために保存してあったファイルだが、そのままでも支障はないようだ。

 google play booksには無料の書籍として青空文庫から著名な日本文学が置いてあった。初めてタブレットPCを購入したならそれを利用したら良いだろう。

 今のところ、android tabletの欠点と言えば電池寿命だと思っている。 起動状態では連続4時間くらいで電池切れになってしまう。 従って通勤中に毎日使いたいと思えば毎日充電が必要かも知れない。それでも足りないなら、充電に使えるリチウム電池パックが各種売られている。 必要のない限りWi-Fi(無線LAN)はOFFにしておけば電池の節約になる。

 紙の本代わりの純粋なBook readerがお望みならe-Inkを使ったkindle paperwhite←リンク)が一番向いているだろう。本体が安価なだけでなく、1回の充電で数100時間も動くのだから、電池の持ちは格段に違う。買うなら是非とも3Gモデルの方を!

 kindle以外でもamazonの電子ブックを読むためのアプリがあるから心配はいらない。 一般的なandroid Tabletはどれも電子ブック時代に対応している。自炊本だけのものではないのだ。

                 ☆ ☆ ☆

USBモードについて
 本体の脇に付いているmini USBコネクタとパソコンを繋げば、android Tabletは自動的にUSBモードになる。

 要するに、パソコンから見たらandroid Tabletは単なるUSBメモリのように見える訳だ。

 写真はUSBケーブルを使い、パソコン(Mac)に接続したときの様子だ。 もちろん、Windows PCでも同じである。

これは注意だ
 android Tabletは、完全な電源OFFで止まっているのではない。 普通はレジューム(一種の待機)状態で止めてあるのだ。

 だから次に起動した時に途中から続けることができる訳だ。 しかしUSBモードに入ると起動済みのアプリは中断することになる。 従って前に帰れない可能性もある訳で、そうしたことの注意書きである。

 なお、Acrobat Readerは途中状態のファイルを別に持っているらしく、USBモードに入ったからと言って途中経過を忘れる訳ではないようだ。 あまり神経質にならずにUSBモードにしても良いと思う。

Macからはこう見える
 Macのデスクトップには、android Tabletはこのように見える。要するにUSBメモリと同じに見える訳だ。

 PRO3と言う名前のものが、android Tabletの本体メモリである。 NO NAMEと言う方は、後から追加したmicro SDHCメモリの方である。 私は32GBの物を追加してある。 今のところ上限は32GBのSDメモリまでのようだ。

 各メモリをダブルクリックして開き、PDF、mp4なりJPEGなどのファイルをフォルダごとコピーしてやればandroid Tabletで見ることができる。 パソコンから見たらUSBメモリの扱いなのだから、ファイルの移動や管理はとても簡単だ。

終了方法
 USBメモリモードから抜けるには、まずはパソコンの方から終了の操作を行なう必要が有る。

 パソコンから安全な取り外し操作を行なえば良い。 その上で、android側でUSBストレージをOFFすると言う画面の部分をタップして終了する。 あとはUSBケーブルを引き抜けば完了である。

 どうしてもUSBメモリとして認識されないときは(1)パソコンを再起動してみる、(2)android Tabletの電源をオフしてみる、(3)レジュームではなく、完全にオフする。などの操作で改善する模様だ。 一旦認識されればエラーも無くファイルコピーなり自在にできるようになる。 なお本体メモリの方を開くと既存のフォルダが幾つか見える。 android OS或はアプリから使用されるものなので、意味が分からない物には手をつけない方が安心だろう。消去したりリネームすると動作に支障をきたす可能性がある。

参考:この例では、パソコンにandroid tabletを接続して「外付けのメモリ」として扱う場合を示した。 逆に、一般的なUSBメモリをandroid tabletに接続しタブレットから見て「外付けのメモリ」として扱うことも可能だ。 具体的には、OTGケーブル(数100円で買える)と言うインターフェースを介してUSBメモリを接続すれば良い。「ヒモ付き」にはなるが、USBメモリにデータを入れておき、それを活用すると言った使い方も可能である。

                    ☆

簡単使い方
 すぐにわかると思うが、デスクトップでの簡単な操作をメモ程度に書いておく。

 画面の右下に現れるボタンの意味は写真の通りだ。 付属の冊子にも書いてある。一番良く使うボタンだと思う。

 どうしようもなくなったら、まずは2のデスクトップに戻るボタンで最初からやれば良い訳である。(笑)

 なお、3番のボタンの意味は以下の写真で。

アプリは起動したまま
 基本的に各アプリは起動したままになっている。 従って、3番のメニユーから選べば前回のところから即再開できる。

 一旦オフしたいときは該当のアプリを長押しすると操作できる。

 この写真では、上から血圧手帳を使い、次にらじる☆らじる、OPERAブラウザ、その後でAcrobat Readerを起動していることがわかる。





                  ☆ ☆ ☆

電気林檎の夢を見たか?
 さて、android TabletはAppleのiPadの夢を見られたのだろうか?

 たぶん、ここに書いたような使い方なら、どちらでも同じようなことができる。 もちろんiPadの操作性や用意されたアプリに洗練さを感じる部分はあるだろう。 特に平均的なアプリのデキはiPadの方がかなり上であり安心感も高い。

 では、致命的なほどの差がついているのかと言えば、いまやそれはNoと言える。 外観デザインやフィーリングはもっぱらお好みの範疇だろう。 またハードウエアの信頼性が欲しければ、googleのNexus 7を買えばまず安心だ。 だいぶ高いように感じるが信頼性重視で日本メーカーのandroid Tablet(例えば→コレとかコレ)も良かろう。 但しチープな中華Padでもできることはほとんど同じだ。 最後は個々人の価値観に帰結しそうである。 お手軽なandroid Tabletではあっても「電気林檎の夢」を見ることができた。

                ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 kindle 2のときは小編に分けたBlogにした。 今回は全2回で片をつけたいと思ったので、長ったらしくなった。 それでも不十分な内容も多いだろう。 しかしタブレットPCも一般化しているから機能や操作を詳しく解説するサイトは無数に存在するようになっている。 不足分はそちらで補ってもらうと良いだろう。キーワードで検索したら良い。

 しかし意外に具体的な使い方を書いたサイトは少ない感じだ。ネットでもゲームでも何でもできます・・と言った話しは良く目にするが、本当の所はどうなのだろう?

 結局のところタブレット・PCは出来上がったデータの閲覧用だ。もっぱらコンテンツの消費用と言う訳だ。 だからネット上のコンテンツの閲覧だけでなく書籍ファイルや写真、音楽、動画などをメモリに取込んだ上で手元に連れて来てパーソナルに使うのが最適用法になる。家中どこへでも付いてきてくれる。

 ベッドサイドにおいて、Netニュースをチェックする、今日のお天気を伺う、届いたメールをチェックする、Blogのコメントを確認する・・・そんな目的にはとても向いている。 ちょっとしたメモを書くとか、少し高めなので血圧手帳をこまめに付けてグラフィカルにトレンドをチェックするとか、もう生活用品の一部として浸透している。 ちょいとONして済んだらすぐにOFFと言った私の使い方なら、週に一回のチャージでも十分なくらいだ。 もしも持ち出す時にはフルチャージして行けば良い。連続4時間くらいは楽しませてくれる。

 何でもかんでも一つで済ませるのではなく、文書を作る、Blogを書くと言ったクリエーティブな目的・用途にはやはりしっかりしたキーボードとマウスの付いたパソコンがやり易い。 だから適材適所で用途ごとにデバイスを分けるのが最も合理的なように思う。de JA9TTT/1

(おわり)