【シミュレーテッド・インダクタはいかが?】
昨日のBlogの続きです。
シミュレーテッド・インダクタの応用として、実際にCW用オーディオ・フィルタを作ってみることにしましょう。 左図は昨日のシミュレーリョンに基づいて設計した実用回路です。
オーディオCWフィルタは、ダイレクト・コンバージョン(DC)受信機でこそ真価を発揮しますが、それ以外の受信機でも効果はあるものです。 メカニカル・フィルタ:MFやクリスタル・フィルタ:XF、或は「世羅多フィルタ」の切れを補助する効果があります。
SSB用フィルタしか付いてないリグでCWのオンエアを余儀なくされてるHAMも一時しのぎ以上の効果があるので試したらどうでしょうか? 但し、受信機のIF帯域内に目的よりも遥かに強い不要信号が存在するとAGCの作用で目的信号の方がブロックされてしまいます。 後付けフィルタは自ずと限界があることは理解しておきましょう。 もちろん、DC受信機の検波直後に入れるならそのような心配はありません。 たいへん有効に働いてくれます。 これは、このフィルタに限らず後付けする形式のオーディオCWフィルタについて全般に言えることです。
図はシミュレーテッド・インダクタを使った3段LC同調と等価のCW受信機用オーディオ・フィルタです。 受信機の回路で使い易いよう片電源で動く実用設計にしてあります。製作に必要な情報は回路図に記載しておきました。 この回路の個人的な利用に制限はありません。 もし製作記をネット上にお書きなら引用元を明確にし二次参照者にオリジナルのありかを示して便をはかって下さい。それが最低限のマナーでもあります。 まさかとは思いますが、商用的に利用したいならメールでもどうぞ。(笑)
クイズ:回路定数の一部がクイズになっています。前回のブログを参照して電卓で計算すれば簡単にわかります。正解をお知りになりたければメールでもどうぞ。
クイズ:回路定数の一部がクイズになっています。前回のブログを参照して電卓で計算すれば簡単にわかります。正解をお知りになりたければメールでもどうぞ。
手持ちに0.039μFのフィルム・コンデンサ(ポリエステル・フィルム)がたくさんあったので、それを消費する設計にしました。 0.039μFはE12系列なのでE6系列よりも幾らか入手しにくいかもしれませんが、秋葉原や日本橋なら大丈夫でしょう。
マイラ・フィルム型でも良いです。 流石に誤差を確認してから使う方が無難ですが積層セラコンでも使えなくはないと思います。 もちろん、手持ちに0.047μFや0.1μFなどあればそれで作ることもできますが、伴って抵抗値の変更が必要です。 これは所定のQになるよう、積を一定にした状態で2個の抵抗の値(積抵抗値と抵抗比)を調整する必要があるからです。 そのあたりの加減がちょっと面倒なのでシミュレーテッド・インダクタを使う例が少ない理由かもしれませんね。回路図の部品定数のまま作る方が楽でしょう。
抵抗器は1/4Wまたは1/8W型のカーボン型で十分です。部品の誤差はクリチカルではありませんから普通に売っている精度±5%の抵抗器やコンデンサを使えば良いです。 中心周波数や、そこでのゲインが多少設計とずれるかもしれませんが実用上に支障のないフィルタが作れる筈です。 部品の選別などいりませんし、もちろん調整も不要なのでたいへん作り易い『良く切れるオーディオ・フィルタ』になります。
# 作る人にはSASEで製作情報と写真の0.039μF(誤差±5%品)を必要数+α差し上げますのでメールをどうぞ。(手持ちがあるうちは差し上げます)
TL074CNはもはや古典的なOP-Ampと言えます。 TI社のこのシリーズはまずまずの性能で特性も安定しているので難しい用途以外には何にでも使っています。 FET入力型でバイアス電流が僅かなので帰還抵抗値を広く選べて重宝です。TL084CNも類似ですがTL074CNの方がややLow-Noiseなのもこうしたフィルタには良いです。 拙宅の常備品として纏め買いしてある部品です。 価格も十分にこなれていて単品買いでも@100〜200円と言ったところでしょう。 J-FET入力の OP-Ampが1回路あたり25〜50円で手に入る計算です。 いつもこうした安価なパーツで満足な性能を発揮することを目標に回路設計しています。技術はカネに勝る?いえいえ、アマチュア無線家はビンボーだからねェ・・。(^^)
なお、同じ4回路入りのOP-Ampでも、LM324Nなどの「324」型をここに使うのは良くありません。 出力段が「ノー・バイアスのC級増幅的」なので、音楽や音声を含め交流(オーディオ)の信号を扱うには適当でないのです。クロスオーバー歪が出ます。 同様に2回路入りの「358」型も宜しくありません。中身の回路は324型とまったく同じです。 良く見掛ける324型は片電源動作の直流増幅向きなのです。 なお、「4558シリーズ」ならオーディオ向きなので手持ちがあれば活用しましょう。 4558はバイポーラ・トランジスタ入力形式のOP-Ampですが、この回路の場合そのままの回路定数で使えます。 別段4回路入りOP-Ampである必要はないので2回路入りあるいは単独のOP-Ampを並べても同じことです。各自の部品事情やお好みで作って下さい。
# Quad OP-Ampは、電源の配線が簡単に済むので好きです。(個人の好み)
簡単な回路なので、部品を集めて1時間ほどで配線終了しました。 抵抗器を立てて実装したので基板に余白がずいぶんできました。 他の回路と一緒に・・・たとえば、最初からDC受信機のフィルタに使うような際にもコンパクトに作れるので取り付け場所に困らないと思います。 大きな電解コンデンサ(=電源バイパス用)は組込み用なら他の回路と共用で良いでしょう。 本物のコイルを使うと、こんなにコンパクトにはなりませんね。
入力インピーダンスは50kΩに設計したので真空管式受信機の組込み用にも使い易いでしょう。 回路電流はせいぜい10mAなので、6AR5のカソードから失敬したりヒーター用の6.3Vを倍電圧整流しても得られます。 電源電圧は特に安定化しなくても大丈夫です。 出力インピーダンスは十分低いので誘導ハムの心配はありませんが、負荷インピーダンスは5kΩ以上が望ましいです。 利得が約20dB(10倍)あるので、もし過剰なようなら出力部分あるいは入力部にVRを入れて加減します。
【実測周波数特性】
設計と良く一致しました。 上記を実測した周波数特性です。 評価にはベクトル・ネットワーク・アナライザ:VNAを使いフィルタ・アナリシスモードで行なってみました。 中心周波数fc=680.9Hzであり、回路シミュレーションの結果とわずか4Hzの違いでした。 また、実測ゲインGv=19.04dBです。同じくシミュレーションの19.811dBと1dBも違いませんでした。 フィルタQは、実測が3.83、シミュレーションでも3.83なので良く一致しています。これは当然ですが-3dB帯域幅も1Hzくらいの誤差です。
設計と良く一致しました。 上記を実測した周波数特性です。 評価にはベクトル・ネットワーク・アナライザ:VNAを使いフィルタ・アナリシスモードで行なってみました。 中心周波数fc=680.9Hzであり、回路シミュレーションの結果とわずか4Hzの違いでした。 また、実測ゲインGv=19.04dBです。同じくシミュレーションの19.811dBと1dBも違いませんでした。 フィルタQは、実測が3.83、シミュレーションでも3.83なので良く一致しています。これは当然ですが-3dB帯域幅も1Hzくらいの誤差です。
なお、フィルタ特性の評価は「低周波発振器+ミリバル又はテスタ」があれば十分です。高級な測定器がないと何もできないと勘違いしないで下さい。測定の手間がすこし増えるだけです。
使用した部品がもともと誤差の少ないものだった関係もありますが、フィルム・コンデンサのバラツキも平均化されて良い方向に収束したものと思われます。 更にシミュレーションしてみると、部品のバラツキが少々あっても極端に特性劣化することはないようでした。 簡単な測定器だけで自作する場合も心配ないでしょう。 Low-Q回路であり、しかも帰還型フィルタとは違うので発振する心配もなさそうです。もちろん、誤配線は論外sですけれど・・・。
山形の特性なので切れが悪いように感じるかもしれませんが使ってみれば十分納得すると思います。 簡単なCW用DC受信機なら、このフィルタだけで十分だと感じました。(SSBにはHigh、Lowともにカットされ過ぎます)
#写真のグリーンのトレースはこのフィルタの位相特性です。単純なLC同調フィルタと等価なので、素直な特性になっています。これもVNAがなくてもオシロスコープのX-Yモードで測定できます。
【実測過渡特性】
これもなかなか良好でした。 オシロスコープで観測しました。上の小さい方が入力信号です。 下の、立ち上がりエッジがやや丸くなっている方がフィルタの出力信号です。 非常に滑らかな応答であり、しかもオーバーシュートもしないので聴感もなかなか好ましいものでした。 Low-Q設計にしたのは成功のようです。
これもなかなか良好でした。 オシロスコープで観測しました。上の小さい方が入力信号です。 下の、立ち上がりエッジがやや丸くなっている方がフィルタの出力信号です。 非常に滑らかな応答であり、しかもオーバーシュートもしないので聴感もなかなか好ましいものでした。 Low-Q設計にしたのは成功のようです。
この700Hzのバースト波はファンクション・ジェネレータで作っていますが、無線機のサイドトーンをキーイングしてスピーカ端子から引き出して使えば良いでしょう。その方が実際的だし、何事も工夫です。オシロスコープがあれば観測してみましょう。
この特性も回路シミュレーションの結果と良く一致しています。 事前に検討してから製作した意味があったと思います。 もともとこのテーマは、単にシミュレーテッド・インダクタを扱うだけで終えようと思っていました。 しかし回路シミュレーションまで行なったら、案外行けそうなので実際の製作まで発展したのです。 作ったフィルタは回路シミュレーションと良く一致する結果が得られ、その有効性も同時に確認できました。
理論に裏打ちされた、高級な設計は普遍性や確実性があるのでプロ向きです。 しかし実用になるものを簡単に実現して活用するのもアマチュア的で面白いものです。 もちろんシミュレーテッド・インダクタ/ジャイレータは如何わしい回路と言う訳ではありませんし、再現性も検討済みだからそのまま使って心配はありません。(笑)
# 先日、JA2エリアのお方よりTA7310P(古い?と言うなかれ・笑)と言う「発振回路+ギルバートセルDBM+汎用アンプ」で構成されたICを頂きました。(VY-TNX!) それで直接検波する簡単なDC受信機でも作ってみようかと言うことになります。
このフィルタの後ろにLM386のAFアンプでも付けたらシンプルな受信機の完成です。 TA7310PはTA7358P、SA612、SN16913P、SN76514N、MC1496G、NJM2594、μPC1037Hなんかでも良いでしょう。(しかし、これらのICは大半がディスコンとは・・・) Di-DBM+AF Pri-Ampの方が今の部品事情に合っているのかも知れませんね。無いものを金力で漁るより工夫で解決する方がスマートです。(おわり)
☆さらに高級・高性能なCW用オーディオ・フィルタは別のBlogで:==>こちらから。
(おわり)
(Bloggerの新仕様対応済み。2017.03.30)
(Bloggerの新仕様対応済み。2017.03.30)
27 件のコメント:
TTT/加藤さん、おはようございます。
実験評価までいっきに進みましたね!
信号の応答特性が素直で、CW用として期待できそうですね!
今日のようにコンテスト(フィールドデー?)の時など、QRMの時のDC受信機には、性能発揮できるのではないでしょうか!
作ってみようかと、悩んでおります。
072は持ってないので、082(だったかな?)の2個使いになると思いますが。
JN3XBY 岩永さん、おはようございます。
早速のコメント有難うございます。
> CW用として期待できそうですね!
短時間ですが、実際に7MHzを受信してみましたが良さそうでした。まだDC受信機がある訳ではないので、NRD535のフィルタを広くしておいて効果を見る方法です。
> 082の2個使いになると思いますが。
TL082でも良いし、4558ほか使えるOP-Ampは色々ありますのでお試しを。まあ324や358でも動きますので音は悪いと思いますが使えなくもないです。(笑)
上手に組み立てるとかなりコンパクトに作れますよ。
こんにちは。
一気に完成ですね。^^
回路図を拝見するとややこしそうですが、完成品を拝見するとシンプルで簡単そうです。
ただ4558などは多数ストックがあるのですがTLシリーズは全然持ってないんですよ。^^;
4558でも大丈夫みたいですので一度試して見ます。
といいながら最近はやたら腰が重たいのですが。HiHi
JE6LVE 高橋さん、こんばんは。
コメント有難うございます。
> 完成品を拝見するとシンプルで簡単そうです。
ごく簡単な回路です。 もともと、フィルタは受信機の一部の要素に過ぎませんからなるべくコンパクトな方が扱い易いです。LC型よりもコンパクトに作れるくらいでないとメリットはあまり無いのかも知れません。hi
> TLシリーズは全然持ってないんですよ。^^;
上にも書いてありますように、TL074は拙宅の常備品なので使いましたが、4558系のDual OP-Ampでも支障ありません。手持ちを活用しましょう。
> 最近はやたら腰が重たいのですが。
作ってみたいと思うようなテーマではないからでしょう。所詮、フィルタは受信機の一部分に過ぎないです。これを使ったシンプルなDC受信機でも公開されればヤル気も起きるのかな?(笑)
こんばんは。
>作ってみたいと思うようなテーマではないからでしょう
いえいえ、加藤さんのBlogでというわけではなく、
製作の妄想だけで終わってばかりです。Hi
パーツまでは集めるのですが・・^^;
ハムフェアで皆さんの制作物をみて刺激を与えてもらいましょう。HiHi
コンパクトなフィルターなので小さく基板を起こしてしまえば手軽に使えますね。
そういえば以前ミズホからCWピークフィルタという
製品がありましたが同じような回路だったのでしょうか。
JE6LVE 高橋さん、再度こんばんは。
> パーツまでは集めるのですが・・^^;
そこまでやってやめてしまうのは勿体ない感じですね。お仕事ほかお忙しいのでしょう。趣味はまた暇ができた時にでもじっくり楽しんで下さい。hi hi
> 以前ミズホからCWピークフィルタという・・・
どんな製品かわかりませんが、フィルタの他に低周波アンプなどセットにした製品でしょうか? 外付けで使うのが前提でしたら、イヤフォン端子から信号を取ってそのままスピーカから音が出せるように作る方が良いでしょうね。
この試作・実験は主に組込み用・・・というか、受信機開発の一部分として考えています。hi
加藤さん こんばんわ
JA1AJR 角間です。
面白そうなので、トライしてみます。
小生は、ほぼ100%基板から
取り外した部品でどこまでできるか
やってみます。
ちなみに、AFのフィルターは
へその緒を切って以来、初めての挑戦です。
結果については、乞うご期待?
JR2ATU 澤村です
先日のガウシャンフィルタより敷居が低そうでこれなら比較的簡単に挑戦できそうです。
実はストレート受信機を製作中でして、それに丁度良いかなと。0.033uFのフィルムコンとNJM5532のストックがあるのでこれでやってみようかと思います。
じつは先日QRP送信機の時に「むしろ実用を考えると0-V-1の方が扱いに高度な技術を…」とつっこまれて、ドキッとしていたのであります。うまくいったら報告させていただきます。
JA1AJR 角間さん、こんばんは。
コメント有難うございます。
> 面白そうなので、トライしてみます。
このままですと、使い道がちょっと??かも知れませんが、何か受信機に組込むか、低周波のパワーアンプも追加すればアダプタ的に作ることもできます。どうぞお試しを。
> へその緒を切って以来、初めての挑戦です。
低周波回路ですので、部品配置、配線ともにクリチカルではないので、製作は難しくないと思います。hi
必要な追加情報は先ほどメールを出しておきました。.
JR2ATU 澤村さん、こんばんは。
コメント有難うございます。
> ガウシャンフィルタより敷居が低そう・・・
先日のフィルタは、各段の中心周波数、ゲイン、Qなどそれぞれ異なっていました。それらの値を設計通りに合わせないと所定の特性になりませんでした。
このフィルタは、各段の中心周波数はまったく同じで、しかもLow-Qなので、それぞれ少々ずれたところで少しブロードになるだけです。 ですから製作は簡単です。
> 0.033uFのフィルムコンとNJM5532のストックが・・
お手持ちの部品が十分活用できるでしょう。 なお、共振周波数が変わりますから、抵抗値を再計算する必要が有ります。もしそれが面倒でしたら0.039μFを供給しますよ。
> 0-V-1の方が扱いに高度な技術を…
実際、スーパーHETはストレート再生式よりもずっと扱いが容易ですね。 同じストレートでもDC受信機は再生式RXより扱い易いと思います
3SKXXを使った再生検波を追求したことがあります。旨く作るとCW受信機(7MHz用)として実用になりそうでした。しかしSSBも聞こえますが原理的に実用は難しいものがありました。(笑)
加藤さん、こんにちは。
JG2LGM 山田です。
シミュレーテッド・インダクタ、面白そうですね。製作しようと思い、部品を手配しました。完成したら、報告します。FBな記事、ありがとうございます。
JG2LGM 山田さん、こんばんは。
コメント有難うございます。
> 製作しようと思い、部品を手配しました。
ぜひお試し下さい。山田さんには、Transitional型も試作して頂きましたね。 比較されると面白いでしょう。 切れと過渡応答を高いレベルで両立させるには先のフィルタの方がFBですが、製作の難易度も合わせて考えるとこのフィルタも面白いと思います。
問題ないと思いますが、共振周波数f=(2・π√(L・C)^-1の式からXXとYYの抵抗値を求めて下さい。 単純なLC共振周波数ですから簡単に求まると思います。抵抗値はE12系列で選べば良いでしょう。答えが出たらメールでも下さい。hi hi
加藤さんこんばんは。
いつも製作記事は興味をそそる内容で楽しませていただき、ありがとうございます。
OPAMPによるLは昔CQ誌で多分QSTの翻訳の紹介記事があったような記憶があります。
TL074の型番は非常になつかしいです。治具のため職場でもよく使いました。
ボルテージフォロアでも使いました。入力インピーダンスをさらに高くしたいところにはCA3140や3160も良く使いましたが、良く発振して対策で苦労した思い出があります。
JS1XFN 青木さん、こんばんは。
コメント有難うございます。
> 昔CQ誌で多分QSTの翻訳の紹介記事があった・・
『技術展望』でしょうね。 あの記事だけは、今でも幾つか切り抜きが残してあります。 今ほど外誌に触れる機会がなかったので、貴重な情報源でした。そう言う記事が無くなった某誌にはあまり読むところが・・・(笑)
> TL074の型番は非常になつかしいです。
登場して30年くらいになるでしょうね。NSのLF3XXシリーズよりも安価な位置づけなので、よく使いました。多少ローノイズと言う触込みのTL07Xシリーズの方をよく使っていますが、TL08Xでも殆ど違いませんね。hi hi
> CA3140や3160も良く使いましたが・・・
このRCAのシリーズもよく使いましたが、Full-CMOSのCA3130Tが好きでした。耐圧が低く、C負荷に弱いですがレールtoレールは他に無かったのです。(笑)
OP-Ampは寿命の長い部品ですね。いまだにμA741を使う記事を見ますから。.hi
こんばんは。
パーツボックスを探してみると以前加藤さんに頂いた0.039μFの
フィルム・コンデンサが多数出てきました。^^
たぶん今回使われた物と同じコンデンサだと思われます。
これは実験しなくてはいけませんね。(笑)
JE6LVE 高橋さん、こんばんは。 大阪もやっと昨日は梅雨明けだったようですが、暑くなりましたか?(^^;;
コメント有難うございます。
> フィルム・コンデンサが多数出てきました。^^
お送りしたことを忘れてしまっていました。ずいぶん前ですよねえ・・・。(笑)
ご使用の義務はございませんので、何か適当な実験にでもお使いになって下さい。 ごく普通のコンデンサです。hi hi
やはり、なにか装置として完結した製作をお望みのようですので、考えてみましょう。 手軽なモノよりも、少々難しくても作り甲斐のあるものが良いのですよねえ・・・。ウ〜ム・・・。
こんばんは。
>ずいぶん前ですよねえ・・・。(笑)
かなり前です。^^
10本付いたシートを10枚頂いたようです。(笑)
>なにか装置として完結した製作をお望みのようですので・・
いえいえそういうことは全くないです。^^
ただ作りかけのDC受信機が完成するめどがさっぱり立っていないだけなので・・(笑)
もちろん、完結した製作も大歓迎です。HiHi
JE6LVE 高橋さん、再度こんばんは。
コメント有難うございます。
> 10本付いたシートを10枚頂いたようです。(笑)
テーピングされた、折り紙式のもの、2000個入りだったようです。 だいぶ配ったのですが、まだ1/4くらい有りそうです。 とても使い切れません。(笑)
# なんでもコレを使って設計したらマズいかしら。(笑)
> 作りかけのDC受信機が完成するめどが・・・
大きな声では言えませんが、やはりDC受信機はスーパーではないのです。当たり前ですけど。 結局、性能を求めるとDC受信機では限界があると感じます。同じ努力をするなら、スーパーの方が報われるように思います。DC受信機が実用にならない訳ではないのですけれど。(笑)
一例を挙げれば、オーディオ・イメージ混信を除去するのにはかなりの努力を要しますが、世羅多フィルタを使ったスーパーならごく簡単なのです。 それを言ったらオシマイかも知れませんが、結局実用的か否かと言う判断になると思うのです。
TTT/加藤さん、こんばんは。
基板を作って実験してみました。
非常にいいフィーリングで動いています。
DC受信機のVXOでのチューニングではもう少しブロードでもいいかなと言う感じもありますが。
簡単な回路でこれだけの効果のあるものが得られるわけですから、後は自分の好きな値を選んでいけばいいんでしょうね!
基板はあと8枚ありますが、必要な方にはお送りできますけど、加藤さんにお送りして、コンデンサのご要求のあった方で必要な方に一緒に送ってもらうようにしましょうか?!
簡単だから、基板はいらないかな(^^;
すみません。
当局に実験様子は下記URLです。
http://blog.toshnet.com/article/31164845.html
JN3XBY 岩永さん、こんばんは。
コメント有難うございます。
> 非常にいいフィーリングで動いています。
さっそく拝見してきました。いつもながら、素早い実験で素晴らしいですね! 基板化されたとはVYFBです!
> もう少しブロードでもいいかなと・・・
もう少し、Low-Qでも良いのかも知れませんね。200〜250Hz幅でも良いと思うのですが、無闇にQを小さくするとスカート特性が悪くなるので、別のアプローチも考えた方が良さそうです。
> ご要求のあった方で必要な方に一緒に・・・
タッチの差でした。お申し込みのあった分すべて、本日午前に発送してしまいました。ご希望のお方は、岩永さんにSASEでお申し込み下さい。
> 簡単だから、基板はいらないかな(^^;
そんなことはないと思いますよ。 やはり、基板化が確立していれば、作り易くなるのでたいへんFBだと思います。 岩永さんのBlogにリンクを張っておきましたので、宜しかったら基板パターンをご公開されて下さい。
FBな追試実験有難うございました!!
了解しました。
早速沢山のコンデンサのご要望があったのですね!
リンクありがとうございます。
何枚作ってもエッチングの手間は一緒なので、10枚作りました。1枚は失敗。
もし基板のご要望があれば、メールをいいただいた方先着7名までとしたいと思います。ただし、サポートなしです。
ICは8ピンのOPアンプ2個入りを2個使用するようになっていますので、ご了承ください。
メールアドレスは、jn3xby@gmail.comです。
基板のPCBEデータは明日でも公開したいと思います。
JN3XBY 岩永さん、おはようございます。
コメント有難うございます。
> 沢山のコンデンサのご要望が・・・
まだコンデンサはありますので、ご希望に応じられますよ。hi hi
> 8ピンのOPアンプ2個入りを2個使用・・・
4回路入りOP-Ampを常用するHAMは少ないでしょう。多分、2回路入りが一番ポピュラーです。基板化するのも多少楽かも知れませんね。良い選択ではないでしょうか。
> PCBEデータは明日でも公開したいと・・・
もし、ご公開に支障は無いようでしたらと言うことでお願い致します。
JR2ATU 澤村です。
電源周りが簡単というOMの一言でOPAMPだけ買いに走り、地元のパーツ屋では064,074,084みんな同じ値段だったのでローノイズということで084を購入、後はストックを使いブレッドボードで作ってみました。
Cは0.033uFのフィルムコン。F=440Hz(これは好み)エクセルで簡単なシートを作ってざっと計算。手持ちの近い抵抗(E6,E12ごちゃ混ぜ)を使いました。
計算ではF=440Hz,Q=2.9が実測ではF=470Hz,Q=2.8(-3dB幅=167Hz)。後から「おかーさん」でCをあたってみると、0.030~0.031uFと小さい方に偏っていましたので、結構いい線だったかなと思います。ちなみにGain=+13.0dB,-20dB幅は635Hzでした。
いい加減に作ってもこの通りという見本ということで。
過渡応答、使用感はまた。とりあえず次のお題に行く前に間に合ってよかった。(汗)
JR2ATU 澤村さん、こんばんは。 世間はお休みのようですが、こちら明日まで仕事なんです。hi
コメント有難うございます。
> ストックを使いブレッドボードで作ってみました。
ブレッドボードでも容易に作れる規模の回路でしょうね。実験には宜しいと思います。 OP-Ampですが、084が一般品、074がローノイズ品、064は低消費電力品と言う位置付けです。 ただ、この用途ではどれでもあまり差はないでしょう。
> F=440Hz,Q=2.9が実測ではF=470Hz,Q=2.8(-3dB幅=167Hz)。
低めの周波数で製作されたようですね。 全部の段がすべて同じ周波数で良いので変更も簡単です。試して好みに合わせるのも容易だと思います。
旨く再現できたようで、良かったです。 何かの機会に組込み用として活用されて下さい。
> 次のお題に行く前に間に合ってよかった。
次は何にしましょうかね。hi hi
こんばんは、JA5WIZ/戒能と申します。
Blogになって初めての投稿になりました、Hi
わたしもDC受信機を製作中ですので、遅まきながら、手持ちのTL064CNと
0.033uFほかの部品で、3cmX4.5cm位の万能基板に組んでみました。
計算F=約840Hzとなるようですが、PCのWaveGeneと
WaveSpectraで簡易計測してみると、ほぼ
合っているようです。
まずは、とりあえず実際の交信を色々と聞いてみたいと思っています。
いつもFBな記事をありがとうございます。
JA5WIZ 戒能さん、おはようございます。
Blogに初コメント有難うございます。
> 計算F=約840Hzとなるようですが・・・
周波数はお好みですので、実際にお使いになって高すぎるようでしたらパラにコンデンサを入れるなり、加減してください。 共振回路の原理に従い、C2、C4、C6あるいは、C1、C3、C5のいずれかに入れるだけで大丈夫です。
DC受信機には効果的なフィルタだと思います。お試しください。 TL-064CNは消費電流が少ないので電池で動作する受信機に向いていますね。
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