【QRP用真空管】
もっぱらQRP用に作られた送信管がある訳ではありません。 巷の受信管を工夫するのもその方法の一つです。 それでも幾つかポピュラーなQRP向き真空管がありました。
但しポピュラーとは言っても1970年代の話しですから、どれほどいまに通用するのかはわかりません。
単に真空管写真を並べただけでは「真空管コレクター」に成り下がりますが、見たことも無い物のリストを掲載しただけではイメージできないでしょう。ここでは紹介の意味を込めて写真集で綴ります。
もちろん、いまどき真空管など実用的なテーマではなくて単に眺めて楽しむもの、あるいは新たなコレクションの切っ掛けくらいかも知れません。 しかし何時かはその波が大空へ飛び立つことを夢見ながら構想(妄想?)するのもまた楽し。 まぁ、いつものようにお暇ならどうぞ。まったくの暇つぶし用ですからネ。(笑)
☆
【国際的なQRP用真空管一覧】
おそらく、QST誌あたりがオリジナルだったかも知れませんが、そんな一覧があったことを思い出します。昔の手書きメモが残っていました。
それに幾つかデータを足して一覧にしました。 それにしても古い球が多いです。 どれほどポピュラーだったのかはわかりませんが確かにQRPな球が並んでいます。 本質的にハイパワーが難しい「電池管」が多いのは必然でしょうか? 以下,手元に有った現物を簡単なコメント付きで紹介します。 もしも興味が湧いてきたら左の写真をクリックして大きな絵でじっくり堪能してください。 登場はこの表の順になっています。
【6J6W / 6101】NEC製
6J6はVHF用の双三極管です。 カソードが共通になっていて少し使いにくい球です。
電子走行時間を短くするためカソードとプレートの距離を縮めています。プレート・グリッド間容量:Cpgを少なくし、しかも放熱してプレート損失を十分確保するために変わった電極構造になっています。
Push-Pull形式の水晶発振器で3W程度のパワーを目指すのに相応しいのですが、JAでは発振管=終段管は認められません。(注:保証認定の場合) 発振段を別に設けてPush-Pullのアンプで使うのが適当でしょう。
6J6W/6101と言うのは6J6と電気的特性は同じで高信頼度・耐振構造のもです。
【955】RCA製
おなじみエーコン管(どんぐり管)です。 小さな電極の三極管が一つ封入されています。(acorn tube←リンク)
955と言えばスーパーリゼと言うくらいVHF帯の黎明期には定番だったそうです。戦前からあった真空管でした。
ごく少ないパワーでも混信が少なく見通し距離の通信で済むVHF帯なら送信にも使えます。 スーパーリゼのバイアスを変えて自励発振させて使うトランシーバ向きと言うことかも知れません。レッヘル線を使った同調回路で144MHz帯以上も可能ですがHAMバンドの広い50MHzあたりが良いのでしょうねえ。
写真後方は955用のソケットですが、すこぶる装着しにくく事故になり易いので十分に注意してください。
【3A5】RCA製
50MHzのポータブル・トランシーバと言えば3A5と言うくらい1960年代に流行った双三極球です。 まだ高周波用トランジスタが高価で庶民には縁遠かったころ、こうした電池管がポータブル無線機の電子デバイスでした。 フィラメントを乾電池で点灯し、プレート電圧:B+には積層電池を使いました。67.5V等の高い電圧の電池が市販されていました。
受信時には超再生検波(スーパーリゼ)を行ない、送信時には自励もしくは水晶発振させます。 残り片側は低周波増幅に使います。受信時にはイヤフォンを鳴らし、送信では変調管にします。マイクにはカーボン型を使いました。 そうした形式のトランシーバはもちろん保証認定など通りませんからごく短距離用の無免許トランシーバでお遊び程度にしか使えません。もしも「大っぴら」にオンエアすれば無線設備基準に抵触するはずです。(周波数不安定もあるが主にスプリアス輻射が問題)
Push-Pullのアンプで使うのが良いです。 プレート・グリッド間容量:Cpgが大きいですからHF帯と言えどもタスキがけ式の中和が必要です。2ステージの送信機の終段にしてきちんと使えばもちろん正式のQRP送信機にもなりえます。
【6HA5】Westinghouse製
VHF帯用の高周波増幅用三極管です。 上のリストにはありませんが、「6F4」の手持ちが無かったのでピンチヒッターとして登場してもらいました。 6F4は955とおなじエーコン管で、6HA5とは形が違います。
V/UHF用の受信管は電極が小さくできていて、外形そのものもミニチュアです。 排気チップまで含めたガラス部の高さは1.5インチしかありません。mt管としても最小サイズでしょう。
6HA5はフレームグリッド構造の高性能管でいま見ても素晴らしい性能です。6m帯クリコンのTopに使ったらLow-Noiseでしょう。 スーパーリゼに使う例は目にしませんが良好だろうと想像されます。 送信用としては出力0.5〜1Wが安全な範囲です。 入力容量が小さく、gmも大きいのでVXO回路にも向いています。
【12AU7】松下電子工業製
Low-μな三極管として代表的な双三極管です。 汎用管であってQRPな送信機にも使えます。
但し、三極管なので中和が必要です。 どうしても中和は面倒ならGG-Ampの手もありますがいま一つパッとしない感じです。 できたらPush-Pull形式でタスキがけ式の中和をとって使いたいものです。
非常にポピュラーな真空管なので、ごくありふれていますがオーディオでも使っている関係で価格はだいぶ高騰しています。 そのかわりお金さえ出せば容易に新品が買えます。欧州系ではECC-82が同等。数字管は5814Aが同等ですがヒーター電流は幾分多くなります。 写真はもちろんタダの中古品です。(笑)
【6C4】United製
写真後方に見える12AU7の片割れです。 従って電気的な特性はまったく同じです。 三極管が一つしか封入されていないのでプレート損失の点では幾分有利なはずですが規格上は同じ値のようです。
オーディオ関係では12AU7の方を使うことが殆どですが、高周波関係では6C4も結構使われています。 これは受信機の保守用に準備してたもので、ミキサー回路に使っていた筈です。 現用品もまず劣化しないので交換するチャンスは無いでしょう。
ブランドのUnitedと言うのはたぶん商社だと思います。製造したメーカーはわかりませんが作りから見て古臭いので東欧製かもしれません。一応、Made in U.S.Aとはなっています。NOSな球を再印刷したのかも知れません。hi
【3A4】Tung-Sol製
ある程度パワーが出る送信機用に作られた電池管です。 五極管であって第二次大戦〜朝鮮戦争あたりの米陸軍用無線機に使われていました。(TVドラマ「コンバット」に良く登場した有名なBC1000トランシーバなど)
もちろん、低周波増幅にも使えますがフィラメント電流が大きいので電池が電源のアンプには向いていません。 また電池管は安易に低周波回路に使うとマイクロフォニックノイズが出るので要注意です。
3A4は周波数上限が低い関係でどちらかと言えばHF帯向きでしょう。 50MHzでも使えないことはありません効率が悪くても仕方ありませんね。 VHF帯にはあとで出て来る3B4の方が良いです。
電池管は直熱なので数秒で起動しますので受信時に送信機はフィラメントOFFでも行けます。意外に省電力と言えるかも知れません。 但し、フィラメントをON/OFFしながらのブレークイン交信は無理なので連続点灯しなくてはなりません。
【3D6 / 1299】メーカー不詳
3D6も電池管です。 ロクタル管の直熱ビーム管です。 ソケットが珍しいので良くわかるように撮影してみました。 ピンは8脚ですが特殊なロックイン・ソケットと言うものを使います。 センターキーの部分でソケットにロックされ抜けにくいのでスパイ用トランシーバには案配が良さそうです。(笑)
ロクタル管はどれも大きさが揃えてあります。 QRPな送信管ですが普通のロクタル管のサイズです。 後ろに並んでいる6AK5と比べて結構大きな球ですがそれほどパワーは出ません。
上の一覧表にあっても現物を見たことはありませんでした。 数年前のHAMフェアで朽ち果てそうなホール紙の箱に入ったコレが売られていて初めて現物を見ました。 特別魅力的な球ではありませんが気になっていました。 確かラジコン送信機に使った回路例を見たことがあったと思います。
銀色に光って格好良いので2本で送信機を作ってみたくなってきます。
【3B4】日立製
非常に有名なPRC-6(←リンク)と言う米軍用6m帯トランシーバのファイナル管です。 PRC-6は(だいぶ大型ですが)一応ハンディタイプのFMトランシーバです。
3B4はVHF帯まで使える直熱のビーム管です。 もちろん、日立が米軍のPRC-6用に供給した訳では無く、戦後国産化された無線機用(自衛隊のJPRC-6とか?)に製造したものでしょう。
HF帯〜VHF帯までQRPな送信機には向いています。 但し、他の電池管と違ってフィラメント電圧が低いので要注意です。
一般的な電池管がEf=1.4Vなのに対して,3B4はEf=1.26Vです。 そのまま1.5Vを掛けてしまうと寿命に影響があるので直列抵抗で幾分ドロップさせて使います。
【6AK6】GE製
6AK6はれっきとした電力増幅用5極管です。だからソレなりのパワーが出ます。 そのため送信機に使う例があっても不思議ではありません。
6BA6や6BD6と同じサイズのmt管なのでコンパクトな送信機が作れます。 しかもヒーターの消費電力の少なさは特筆ものです。 6BA6のような小信号用受信管の僅か半分、6.3Vで150mAしか喰いません。 しかもそこそこのパワーが出るのだから大したものです。 カソードの性能が良いのでしょう。
国産品は殆ど無かったらしく、昔は秋葉原でも見かけませんでした。米国には大量にあるらしく最近は輸入品を良く見かけます。 フィラメントが細いので切れ易い印象があります。ヒーター断による故障が見られるようです。(受信機で事例有り)
【12AT7WC】Sylvania製
中μの双三極管です。 12AU7よりも電流を流しにくいのでパワーもやや出しにくいです。
歪みが幾らか大きいのと、μの値が中途半端なのでオーディオではあまり人気がありません。 無線用にはまったく支障なくて、低周波だけでなく検波や発振にも使える万能な球です。
コレと言った特徴はありませんが、12AU7や12AX7よりも無線ぽい印象があります。オーバートーン発振とミキサに使うクリコン回路を良く見かけました。
12AT7WCの添字のWCと言うのは耐震構造の高信頼度管でそのCバージョンと言う意味の改良型です。数字管では6201が同等です。もちろん、普通の12AT7と同じように使って支障ありません。欧州系ではECC-81が同等です。
【12BH7A】松下電子製
TV受像機ではポピュラーな双三極管です。 12AU7などの12A○7シリーズの2倍のヒーターパワーです。 従って馬力があるので大きめのパワーが出せます。
その昔はポンコツのTVを分解すれば幾らでも手に入ったものですが、昨今は三極管と言うだけでオーディオの世界でもてはやされてずいぶん価格アップしています。
HAMの応用も可能なので手持ちがあれば使ってみると良いでしょう。 やはり三極管ですからGG-Ampで行くか中和付きのアンプに仕立てることになります。欧州系ではECC-99が同等管ですが見たことはありません。
【6AK5】東芝製
VHF帯用の5極管で、エーコン管の954に替わるものとして広く使われました。 VHFマンだったJA1FC藤室OM(故人)曰くその性能差たるや歴然でまったく6AK5に軍配が上がると仰います。 第二次大戦時中にレーダーの広帯域IFアンプ用として多用されました。 そのほか高周波用の高性能管として幅広く使われました。
オリジナルはWE社製で電話中継機用でしたが製造ノウハウが公開され各社が兵器用に量産しました。 なお東芝など日本メーカーは終戦後に技術導入してやっと製造できるようになりました。数字管では5654が同等です。
コンパクトな五極管の代表で好きな球です。 一番最初の写真の様に発振+終段の2ステージQRP送信機(CO-PA)のファイナルに使って見たいです。 オーディオでは人気がないので、お店にあれば安価だと思います。 プレート耐圧が低く無理をすると壊れ易いのでいたわって使いましょう。頑張っても2Wがやっとでしょう。
パワーの小さな受信管なら、どれもQRP用の真空管になりえます。 まだまだ幾らでもあるのでリストの他にもチャレンジしてみると面白いです。 もちろん、mt管だけでなく、GT管やST管にもQRPに適した球があります。 日本固有の6Z-P1などQRP向きだと思いますが国際性はまったく無いのでもっぱらJA局相手でしょうか。(笑) あまり拘らずに、安価な受信管で楽しめるのがQRP送信機の良い所です。 電源も100V:100Vの絶縁トランスを使い倍電圧整流すると丁度良い電圧が得られます。 電池管なら倍電圧整流しなくても良いでしょう。全般に部品費用も掛からないので手軽に「真空管」を楽しめます。
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【QRP送信機の構想】
小さめの真空管を並べてやれば良いので、QRP送信機は種々の形式が考えられます。 どんな球を並べても良いので、型番にあまり捕われずにチャレンジされたら良いです。
しかし、交信の際にリグのラインナップを紹介するならファイナル管はなるべくポピュラーなものが良いです。
ここでリストアップした球はかつて真空管式の手作りリグが盛んだったころには誰でも知っていてポピュラーだったのかも知れません、しかしいまではおそらく年配者を除けば知る人も僅かでしょう。 代表的なものと言うことで写真紹介しておきました。 そんな球を使っている局と交信できた時には思い出してもらえたらと思います。
自身も真空管以外に必要なパーツはあらかた揃えてあって、例によってあとは「やる気+根気」でオンエアももうすぐそこにあると思います。 ライセンスの問題も考慮済みです。
☆
真空管の時代も遠くなってしまい見たことも無い世代が社会の大半になってきました。 ガラス細工は眺めていても楽しいかも知れませんが、実際にそれで作って波が出れば一段と興味深いでしょう。 電信用送信機なら部品もごく僅かで済みます。 配線も簡単ですから一台作っては如何でしょうか? de JA9TTT/1
(おわり)
14 件のコメント:
加藤さん、おはようございます。
今年も残り半分ですね。
紹介されたQRP用真空管、手持ちを見てみますと6J6,3A5,12AU7,12BH7Aはありました。
6AQ5や6AR5などを使った製作例も見かけますね。
真空管機器はB電源がやっかいですが、見て楽しめるのはFBですね。
50MHzの単球AM送信機を作ってみたいとパーツを集めたことがありますが、変調器が面倒で例によって放置状態になってます。Hi
JE6LVE/3 高橋さん、おはようございます。 昨晩は大雨でしたが、今朝は清々しい晴れ空です。
早速のコメント有難うございます。
> 今年も残り半分ですね。
きょうから7月、半分終わりましたねえ・・・。
> 6AQ5や6AR5などを使った製作例も・・・
入門用の送信機としてはこのくらいの球が丁度良いからでしょうね。 但しQRP用としては少々パワーが出過ぎます。 プレート電圧を低く使えば良いのですが・・・。
> 真空管機器はB電源がやっかい・・・
汎用の安定化電源を作っておけば実験的には十分楽しめるので、電源はそれ自体に組込まない設計が良いと思っています。電源は使い回すという発想です。hi
> 変調器が面倒で例によって放置状態・・・
最近、真空管用のアウトプットトランスが普通に売られていますので、それを逆に使い変調器は半導体のOTLアンプでやると簡単です。 QRPな送信機用なら1000円くらいの出力トランスで十分です。 低周波アンプにはもちろん、真空管式のオーディオアンプを使っても良いのですけれど・・・。
↑そのまえに、AMのお相手なんてそんなにたくさん居ないでしょう?? 7195kHzか50.620MHzあたりでしょうか? hi
再びおはようございます。
こちらは今日も良い天気、関西は空梅雨です。Hi
6AR5などは簡単に5Wぐらい出そうですね。
12BY7Aになると意外性も無いですし。Hi
>電源は使い回すという発想です。hi
QRPでしたら電流も少なくて良いのでその方法はFBですね。
>AMのお相手なんて
7195kHzはちょっと敷居が高いですが、50MHzのAMでしたら関西だと毎週金曜日に50.550MHzでAM RCが行われていますし、そこそこQSOは出来そうです。
Esが出れば結構AMでオンエアされている局もいらっしゃるようです。
それでもCWやSSBと比べるとごく少数ですが。HiHi
JE6LVE/3 高橋さん、再度おはようございます。 そちら梅雨模様ですね。 こちら今年の梅雨は何となく変です。
再度のコメント有難うございます。
> 12BY7Aになると意外性も無いですし。Hi
低周波用のパワー管を使う例は沢山あって、そちらの方が入門用には良いのですが10W近く出る球も多いのでQRPでは無くなってしまいますね。hi hi
> 電流も少なくて良いのでその方法はFBですね。
大電流の電源もそれほど難しくないので10Wの送信機くらいまで行ける方法だと思っています。
> 毎週金曜日に50.550MHzでAM RCが・・・
関東はどうなのでしょうね? 但し、拙宅からだと都内は少々厳しい距離です。 まあ、相手のアンテナが良ければ何とかなるのですが・・・。(笑)
> CWやSSBと比べるとごく少数ですが。
昔の6mが懐かしいと言うお方も居られますが、若いHAMがいなくなってもう無理でしょうね。 6mも普段は閑古鳥すら鳴いていません。田舎ですから。hi hi
こんばんは。こんな時間でも室内は「夏日」続行中です。
先日カーラジオ用の球を発注したところなので、この話題はタイムリーかもしれません(笑)。その昔、12K5が6m TXの終段にならないか実験してみましたが、結局使えたような使えなかったような、よくわからないうちに放り投げました(爆)。
一昔前までNOSの高信頼管は安かったのですが、オーディオに使えそうなものは逆になってしまったようです。プレミアというやつでしょうか。
一時期のNOSほどではないにせよ、現在も生産されているオーディオの定番球はブランドを選ばなければそこそこの価格で安定して入手できるので、むしろ恵まれているのかもしれません。先の球を発注した商社もそういう球が主体で、すっかり「楽器屋」の様相を呈しています。
そこまでお金を出したくなければ、知名度が低くて二束三文でも使えそうな球は探せばいくらでも出てくるでしょう。その前に半導体で遊びましょう(笑)。
ちなみに、私は「真空管が物珍しい世代」ということにします。実際、電子工学で真空管は一切教わっていません。「もうそんな時代じゃないから」と言われました(笑)。
クリスタルは日曜日に売るほど届いたので遠慮しておきます(爆)。
JG6DFK/1 児玉さん、おはようございます。 今朝は晴天で暑くなりそうです。
コメント有難うございます。
> カーラジオ用の球を発注したところ・・・
すっかり足を洗って球はもうやらないのかと思っていましたよ。(笑)
> プレミアというやつでしょうか。
音の良さとは無関係なのですが、オーディオ相手のお店が高く売りたい魂胆でそう言う話しを作っているのでしょう。 もともとユーザーには知識なんか殆ど無かった筈ですので・・・。
> そこそこの価格で安定して入手できる・・・
種類が限定されているのでアンプ以外の物を作るには無理もありますが、逆にポピュラーでは無い球なら幾らでも残っているのであまり困りませんね。
> その前に半導体で遊びましょう(笑)。
球にはタマの面白さもあるので趣味ならどちらも良いと思います。 但し周辺部品が限られて来ているので作れない物もあります。まあ、これは仕方がないのでできる物で遊ぶことです。無理をすると高く付きますので。hi hi
> 「真空管が物珍しい世代」ということに・・・
私はまだ真空管が万能だった世代ですが、半導体を主体にして来ました。 高価で性能が悪く、おまけに壊れ易い半導体なんてなんで使うのか?と言われたものでした。(笑)
> クリスタルは日曜日に売るほど届いた・・・
またまた纏め買いされたのですね。使えそうな物があれば分譲宜しくです。(笑)
お久しぶりです。
真空管の話題でしたので出て来ました。
ここ数年はQRPよりもQROでの和文電信が
メインですので、以前の2SC696-QRP-TXも
うっすらと埃を被ってしまいました。
紹介された球は全て拙宅にあります。
まあ、グリッドの入っている球ならば、何を
持って来ても波は出ますよね。この話題を読
んで久しぶりに何か作りたくなりました。
mopaならば簡単ですものね。
随分前に紹介頂いた6BM8 etcでのQRP-TX
で局免を申請済ですので、何か作っても軽微
な改造扱い:『遅滞無い届け』で波は出せま
す。
またハムフェアーが近づいて来ました。
会場でお会いできるのを楽しみにしております。
de JO7WAI/高橋
QRP真空管の楽しい特集拝見しました。
画像の撮り方FBで艶と透明感のある
真空管と其々の特徴を堪能させていただきました。
電波兵器として開発・使用された背景を思うと複雑ですが
エーコン管の945、955は電波天文の
黎明期に活躍したものなので
特に気に入ってます。
クリスタルセール特報していただいてありがとうございます。
中国でHC49Uの特注の条件がじわじわ上がっております。
ハムバンドクリスタルぜひ多くの方に
入手していただきたいと思います。
JO7WAI 高橋さん、こんにちは。 ご無沙汰しております。
コメント有難うございます。
> ここ数年はQRPよりもQROでの和文電信が・・・
CWの場合、ある程度以上パワー出すとQSOできて当たり前のようになってしまいます。 まあ、競争相手がいればパワーの競争にもなりますが・・・。 QRPはあまり飛ばないので、交信できた時の面白さはあるように思います。
> 『遅滞無い届け』で波は出せます。
私も同じような申請になっていますよ。hi hi
> またハムフェアーが近づいて来ました。
アイボールできたらFBですね。 決まったら行く日を教えて下さい。
JL1KRA 中島さん、こんにちは。 はっきりしない空模様ですね。
コメント有難うございます。
> 真空管と其々の特徴を堪能・・・
お楽しみ頂けたようでしたら良かったです。 回路図が登場しないので物足りなかったかも知れませんね。hi
> 945、955は電波天文の黎明期に活躍したもの・・・
兵器は相手との競争ですから、それに使うデバイスが開発されて行く運命にあります。 シリコントランジスタもミサイルや火器管制用電子機器向けでしたし・・・。 民生ラジオ用にはゲルマでも十分だったのですが・・・。
いまも天文の分野では最先端の電子技術が要求されますから新しい電子デバイスが使われていますね。
> クリスタルセール特報していただいて・・・
ご迷惑かな?・・・と思ったのですが、断りなくご案内してしまいました。スミマセン。
自作QRPerへの部品の頒布はとても有難いと思っております。 かなり御手数が掛かっていると思います。いつも採算度外視の頒布をして頂き、どうも有難うございます。
加藤さん、こんにちは。
いつもながら亀レスです。
木曜日に定期巡回でそちらの方へ行く途中の上尾まで行き、移動中に返事したのですがiPhoneからうまく書き込めませんでした(未熟;
当局は実際に使った事があるのは12AU7と6AK5位です。6AK5はIF段で少しは性能が良くなるかと6BA6と差し替えて使っていたような記憶がある程度です。
3A5は50MHzのトランシーバで作ってみたいと思っていましたが、当局の田舎では部品がそろわなくて実現していません。
40年以上も前の話ですが。
今でしたら探せば揃うのでしょうが、揃っても完成しないと思います(爆)
JN3XBY/1 岩永さん、こんにちは。 薄曇りで蒸し暑くなって来ました。
コメント有難うございます。
> そちらの方へ行く途中の上尾まで行き・・・
上尾からですと、まだだいぶありますが今度仕事では無くお出掛け下さい。hi
> 12AU7と6AK5位です。
私が昔使ったのもそんなところですね。 いまは昔よりも珍しい球の入手は容易でですから。
> 50MHzのトランシーバで作ってみたい・・・
・・・と言うお方はたくさん居られて、実際に作った人もいますね。 まあ、「作る過程」が一番楽しいトランシーバだと思います。 田舎の6mには相手が居ないのでモグリの実験さえもできないんですけれど。(爆)
> 今でしたら探せば揃うのでしょうが・・・
苦労せず簡単に揃います。 一番の入手難はカーボンマイクかも知れません。(笑)
> 揃っても完成しないと思います(爆)
部品は揃っていますが、私も作ることは無いでしょう。(爆)
HF帯でそこそこ飛ぶ送信機でないと作っても面白く無いと思うのです。それにスーパーリゼは昔の思い出だけでもう沢山です。(爆)
以下,無線の話でなくて恐縮です.
12AX7はKORGの多くのデジタル楽器で現役です.独特の荒さが加わるのが魅力のようです.部品供給が続いているのが驚異ですね.
最近電子レンジのマグネトロン以外での真空管は一切使用禁止にしました.個人的には音味に魅力を感じないからです.エネルギー消費の問題もありますし.でも真空管積んだDACとか一通り経験しましたので,真空管が好きな人達の気分もわかります.ギターアンプではまだ現役ですしね.(もっとも私はもうギターは手放しましたが.)
水晶も高くなりましたよね.
Kenji Rikitake, JJ1BDX(/3)
JJ1BDX/3 力武さん、こんばんは。 関西は台風も過ぎたようですね。 こちらはこれからです。
コメント有難うございます。
> 12AX7はKORGの多くのデジタル楽器で・・・
オーディオ系の球はまだまだ現役ですね。 ギターアンプなど、半導体式は安物の扱いですから。(笑)
> 真空管は一切使用禁止にしました.
まあ、このBlogのような例では常用するものではなく、暫く遊べばそれで終わりしょう。 デバイスとしては何でも良いのでは無いかと思います。 省エネに反するほどハイパワーでもありませんし。(笑)
> 水晶も高くなりましたよね.
お金を出しても作ってくれるところがだんだん無くなってきました。
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