2020年9月2日水曜日

【回路】Using the TBA120U as an SSB detector

回路:TBA120Uと言うICをSSB検波に使う
abstract
TBA120U is for PAL-TV  system, but you can use it for FM radio receivers
First, I used FM IF-Amplifier to check the IC I got. After that, I tried SSB detector, but the crystal oscillator circuit with the IF amplifier part needs to be examined.
After some trial and error, I had good results.  I think the resulting SSB detector has a good performance. (2020.09.02 de JA9TTT/1 Takahiro Kato)

 【TBA120Uを手に入れる
 TBA120Uと言うTV受像機用に作られたICを手に入れました。TV受像機とは言っても現在のようなデジタルTVではなくてアナログ時代のTV用です。欧州系のデバイスですからPAL方式のTV用でしょう。
 TBA120Uは音声信号の増幅・復調用のICです。PAL方式の場合、音声信号は搬送波周波数が5.5MHzのFM変調形式です。従ってデータシートの各項目は5.5MHzのTV用音声信号を前提に示されています。 ただし、NTSC(日米)形式のTVにおける4.5MHzのFM復調やFM放送用受信機の標準的な中間周波である10.7MHzに使うこともできます。
 ここではこのFM波の中間周波増幅(IFアンプ)とFMの復調を目的としたTBA120Uと言うICをSSB波の復調用に使ってみることにします。結果から先に言うとなかなかうまく働いてくれました。通販で容易に手に入るのでHAMが活用するには有望なデバイスだと思います。 TBA120UはアナログTV時代のICですからいずれ消え去るでしょう。しかし今のところ潤沢な在庫が残っているようです。入手は容易です。

                   ☆

 SSBの復調(検波)といえば今ではSA612AのようなIC-DBMがポピュラーです。古くはこのBlogでも採り上げているMC1496G/HSN16913P、SN76514Nなどの専用IC-DBMがありました。従ってあえて別目的のICを使う意味は少ないのかも知れませんが、実験しておけば回路検討の時の持ち駒として役立つでしょう。
 ここでは中華通販で容易に手に入ったので実験してみました。強くお勧めするようなICとも言い難いのですが、本来目的のFM受信機の中間周波増幅と復調に使っても扱いやすいと感じましたので幾つか部品箱に入れておいたら楽しめそうです。以下、自家用の設計情報を纏めたものです。幾らか興味でも湧いてきたようでしたらご覧ください。もちろん何の製作もされないお方が漫然と眺めてみても意味はありません。

 【TBA120Uの標準的な応用法
 届いたTBA120Uの初期チェックを目的にオーソドックスな・・・本来の典型的な・・・用途であるFMの中間周波増幅回路&復調回路を作ってみました。

 上述のようにPAL形式のTV用ICですが、本来の用途の5.5MHzではなく10.7MHzでテストしました。 このような10.7MHzでの使用例が無い訳ではなくこのICを10.7MHzで使ったFMラジオやFMチューナの製作例は幾つも見かけます。 蛇足ながら、なぜ10.7MHzなのかと言えば、FMラジオを含めFM放送用受信機の標準的な中間周波だからです。従って10.7MHzなら専用のセラミック・フィルタやIFTなど部品が入手しやすいのです。AMラジオを455kHzの中間周波で作るのと同じ理由ですね。

 左図の回路ではFMチューナでの活用を想定し、TBA120Uの前にプリアンプを付けておきました。信号発生器(SSG)を使ったテスト結果から見てTBA120Uの単独ではややゲイン不足のようでした。TBA120Uだけでは少々感度の悪いラジオ又はFMチューナになってしまいます。 そこで20dB程度のアンプを追加してやればまずまずの感度になります。
 更に工夫することでアマチュア無線の狭帯域FM用(NB-FM用)に使うこともできそうでしたが、TBA120Uはその目的に対しては最適ではないでしょう。NB-FM用にはモトローラのMC3357やMC3361のような専用ICの方が向いています。これは参考まで。

  ICの内部回路についてはのちほど触れますが、簡単に言えば8段くらいの差動型IFアンプとクオドラチャ検波形式のFM復調回路を集積したものとなっています。さらに簡単な電子ボリウムの機能が内蔵されています。残念ながらスケルチ機能はありませんので外付けで対応する必要があります。ノイズをミュートするには電子ボリウムの部分をうまく制御すれば良いでしょう。

 FMラジオ/FMチューナを作るのでしたら、このIFアンプの前にFMフロントエンドを置きます。TBA120Uの検波出力は十分大きいのでそのままステレオ・マルチプレックス復調用のICに直結できます。さらに簡単な低周波アンプを付ければ良い性能のFMラジオになります。あるいは簡単なラインアンプを付加すればFMチューナにもできます。

 【10.7MHz FMで試してみる
 基本的な性能確認のため、まずはTBA120Uの部分のみ試作しました。周波数は10.7MHzです。これはTVの音声復調回路を作っても意味がないためで、FMラジオなどへの応用を睨んだテストと言えます。

 このICのデータシートにも載っているようなごく標準的なアプリケーションです。 キーポイントとなるのはFM復調器の所に使う「共振器」です。ここでは既製品の10.7MHz用IFTを使いました。無負荷Qが70程度とやや低めで同調容量が約50pFのIFTです。アキバのジャンク品なので型番や仕様はわかりません。ややHigh-LでLow-Cなため必ずしも最適なコイルではなかったようでした。

 実験した感触からいうと、もう少し同調容量が大きな10.7MHz用IFTを使うか自分で巻線する方が良いでしょう。 なお、IFTと書きましたが、2次側の巻線は不要なので単なるLC共振器で良い訳です。

 必要なコイルは10KボビンやAmidonのトロイダルコアに巻いて自作するのも容易です。その場合、同調容量は100pF程度へ大き目にする方がよいです。これはTBA120Uに内蔵された位相器のCが結構大きく効いてくるからです。あらかじめ同調容量を大きめにしておくことで丁度よくなります。

 標準的なFM放送は最大周波数偏移が±75kHzと大きいため、復調回路用コイルのQが大きすぎるとピークで歪むことがあります。 その場合、Qダンプするなどの対策を行ないます。但し復調感度は幾らか犠牲になります。 具体的には同調回路と並列に抵抗器を入れれば良いでしょう。この部分は復調感度と歪み率の兼ね合いがポイントです。

 【綺麗に復調できる
 搬送波周波数10.7MHzで、変調周波数1kHz、デビエーションが±50kHzの信号を与えたときの復調信号です。

 十分大きくて、きれいな正弦波が得られました。FM用のICなのですから、復調波形は歪が小さいのは当たり前とも言えそうですね。 TBA120UはTVの音声復調用のICですがHi-FiなFMラジオ/FMチューナ用としても十分通用する性能でしょう。

 FMのクオドラチャ検波はあまりHi-Fiには向かないという話を読んだこともあります。しかし実際にテストしてみるとけして悪くはありません。むしろ調整が容易なので調整不十分なFM復調回路よりも良い性能が得られ易いように感じます。 いずれHi-FiなFMラジオでも作ってみたいですね。 なお、FMラジオに不可欠なAFC回路に必要なバリキャップ用のチューニング電圧も容易に取り出せます。

TBA120Uの入手と留意点
 TBA120はかなり長い歴史を持ったチップのようです。そのため同じ「TBA120」でも様々なバージョンが存在します。上記のようなFMのIFアンプや復調にはもちろんですが、このあと紹介するSSB検波器にも大抵のバージョンが使えます。 但しTBA120Tだけは想定された回路以外への活用は難しいでしょう。手に入れない方が良いです。 現状ではTBA120Uが中華通販で販売量も多く無難な選択です。
 どれも14pinのパッケージで機能は同等ですし基本的なピン配置も類似です。しかし様々な改良バージョンでは追加機能の部分が独特のピン配置になっています。手に入ったもので代替する際には必ず該当品の資料にあたる必要があります。
 ここでは中華通販で手に入れましたが、eBayにもたくさんの出品があります。単価も一つ数十円から1,000円超まで様々です。販売者の信用状況や送料なども考えつつ良さそうなものを選びます。 参考までに私が購入したものは5個セットで$2.97-でした。送料が$0.53-なので合計で$3.50-(約400円くらい)でした。ちょっと実験してみる素材として手軽なのは有難いです。 ここで手に入ったTBA120UはPhilips製でした。




 【TBA120/Aを使ったDSB変調器
 左図はこれからテストするSSB復調回路のヒントになった回路です。 これは復調器ではなくTBA120/Aを使ったバランスド・モジュレータ回路(バラモジ回路)です。 自作HAMのみなさんがお好きなIC-DBMであるSA612Aのような機能を持っています。 ここではこの回路を参考にSSBの復調に使うプロダクト検波器として使ってみたいと思います。

 なお、ここで手に入れたTBA120Uですが左図のTAB120/Aとは内部回路に少し違いがあります。そのためバランスド・モジュレータにはあまり適していないようでした。もちろん復調回路の方には問題なく使えます。もしもバラモジとして使いたいようでしたら、TBA120UではなくTBA120あるいはTBA120Aを手に入れるのが良さそうです。 この図のバラモジ回路はRSGBの機関誌:RadComのテクニカル・トピックスを参照しました。

TBA120Uを使ったSSB復調器
 さっそくTBA120UでSSB復調器を設計してみました。TBA120UはFM波用のIFアンプとその検波器で構成されたICです。当然ですがSSB検波に必要なキャリヤ発振回路は内蔵されていません。

 うまくIFアンプの部分を使って水晶発振させてTBA120U単体でSSB検波器を構成するのがこの回路のミソです。 はじめは上のDSB変調器のような発振回路で試したのですが確実な発振が得られませんでした。 そこで内部等価回路を見直して左図のようにしたところ良い結果が得られました。周波数調整もきちんとできます。なお、IFアンプ部分を発振器に転用せず、外部の発振器からキャリヤを注入する方法も可能です。
 IFアンプ部を発振回路に使うと自動的に検波回路にキャリヤ(搬送波)が注入されるようになります。 そして元々クオドラチャ検波用コイルを接続するための端子のところに復調したいSSB波を加えればうまくSSB波の復調(検波)ができます。

 この図では電子ボリウムの部分をバイパスする使い方になっています。 先ほどのFM IFアンプと同じように活かすことも可能です。 ピン4番とピン5番の直結をやめ、抵抗器とボリウムなどを適宜追加すれば機能を生かすことができます。

 【TBA120Sの内部等価回路
 残念ながらTBA120Uの詳細な等価回路は公表されていません。 電子ボリウムの部分は少し違うようですが、他は同等と思われるTBA120Sの等価回路を参照しました。

 FM用のICをSSB検波に使うと言うと、何となく異常な用法のように思えるかもしれません。 しかし内部の等価回路を見ると案外真っ当な使い方であることがわかります。

 よく見ますとTBA120に内蔵のクオドラチャ検波部はギルバートセル型のIC-DBMそのものです。また全体として平衡な回路になっていて、IFアンプからの信号は下段の差動回路にバランスして加わるようになっています。 従ってこのIFアンプ部分を水晶発振回路に転用するのは意外に理にかなっているとも言えるでしょう。 その様にして使えばSSB検波器として旨く機能します。

 【TBA120UのSSB検波器
 SSB検波器の実験風景です。作ってみるとTBA120Uのピン配置はこうした応用には今ひとつなことがわかります。本来の目的外の応用なのでこれは仕方ありませんね。w

 IFアンプの部分を水晶発振器として使うわけですが、入出力のピンがだいぶ離れていて最適化しにくい感じでした。 まあ、それでも部品配置をやりくりしてまずは安定な水晶発振が可能な状態に持ち込むことに成功しました。 発振周波数の調整もたいへんスムースにできます。

 IFアンプ部はそもそもFM用の多段アンプなのでゲインは十分過ぎるほどありますが、信号の遅延あるいは位相の回転は大きいようです。 そのため、水晶発振が可能な周波数範囲には上限があるようでした。 この例では5.12MHzですが上記回路図と同じ部品定数では8MHzあたりが上限でした。それ以上の周波数で発振させるにはR5:10kΩを2〜3kΩへと減らす必要がありました。

 R5は有り余ったゲインを減らすといった意味もありますので無闇に小さくもできません。 この辺りの限界もあってIFアンプ部分を発振回路に転用できるのはおおよそ15MHzくらいまでではないでしょうか。もしそれ以上の周波数でやりたいのでしたら、別途発振器を用意してIFアンプの入力へ注入する方法で旨く行きます。

 【発振波形は?
 発振回路に使うのは、もともとがFM用のIFアンプですから発振出力の波形はこのようにクリップされた(振幅がリミットされた)発振波形になります。

 SSB復調器に与えるキャリヤ信号としてはこれで何も支障はありません。 ピン6番のテストポイントで観測して150mVppくらいの発振々幅がありました。 これはほぼ決まった振幅にしかなりません。より大きく、あるいはもう少し絞ると言った加減はほとんど不可能でしょう。 しかし150mVppならSSB検波器に対して概ね適当な振幅だと思います。 きちんとした発振さえすれば自動的にこのような振幅になりますから、かえって手間要らずとも言えますね。hi

 【発振周波数は安定
 周波数安定度も確認しておきました。 結論から言うと、一般的な水晶発振器と同等と言えます。 周波数安定度の心配はなさそうでした。

 ここでは5120kHzの水晶発振子を使いましたが、回路図に示した部品定数が適当でした。 8MHzや12.8MHzでも試しましたが、上述のようにR5:10kΩを幾らか減ずるほか、周波数調整用のトリマコンデンサ C9:max50pFやC10:22pFも少し減らす必要がありました。そのようにすればちょうど良い周波数調整範囲が得られます。

 【TBA120U:SSB検波器の入出力特性
 SSBの復調特性を示したグラフです。 回路図のように5120kHzで水晶発振させ、外部の信号発生器から5121kHzを与えて検波回路の入出力特性を測定しました。 周波数差のちょうど1kHzが低周波信号として取り出されるわけです。
 キャリヤ発振に相当する5120kHzの方は先に書いたように発振振幅の加減はできません。そのまま発振させただけの状態です。 この検波器の入力信号に相当するのは5121kHzの方で、これの大きさを変化させて出力の変化を測定します。

  グラフは横軸に入力信号に相当する5121kHzの大きさをとっています。縦軸は検波器で復調された出力信号・・・すなわち1kHzの大きさを示します。 入力信号:5121kHzは-90dBm/50Ωから徐々に大きくして行きました。 入力信号が小さい部分では少しノイズ(Hum)の誘導があるようでグラフは幾らか直線から外れているように見えます。 しかし全般的に見て良好な直線性が得られているのではないでしょうか?
 SA612ASN16913Pのような専用のIC-DBMで作ったSSB検波器と比べても遜色のない性能のように思います。 やや復調感度は低めですがその分だけ大きめの信号まで歪みなく扱えます。TBA120Uとしては想定外な使い方にはなるのですが、得られた性能から見て実用性は十分にあります。

 【SSB検波器の復調波形
 復調された1kHzの波形です。 -17dBmよりも大きな入力では波形の下側から歪んできます。 そこまでは非常にきれいな復調波形が得られました。

 もともと低歪が特徴のFM用復調回路なのですから回路の動作点が最適化されているのでしょう。 SSB検波器としても十分なダイナミックレンジが得られているのだと思います。

 ピン4番と5番の部分を使うと電子ボリウムの機能が得られます。 ただし絞る方法だけの加減が可能なだけなのであまり意味はなさそうでした。この波形は両ピンの間を直結して電子ボリウムの機能をバイパスした状態で観測したものです。 HAM用の機器にSSB検波器として使うのならそのような使い方で十分なように思います。 もちろん、電子ボリウムのメリットもあるのでその機能を生かした設計もあるとは思いますが・・・。 あとは各自の工夫でしょう。

AMの同期検波の可能性
 TBA120を旨く使うとAMの同期検波器ができるのだそうです。 これは未だ実験していませんが、左図のような構成で行けるようです。

基本的にSSBの復調器と同じですが、キャリヤ発振器は必要ありませんので受信機のIF出力をこの回路へ導くだけで済みます。(但し入力レベルの最適化を行なう必要があります) AMの同期検波は混信の抑制や検波歪みの低減といった効果が期待できるため高性能なBCLラジオには有用な機能でしょう。 いずれ必要が生じた際にでも追試したいと思っています。 通信形態から見て、おそらくHAM用の通信型受信機にはあまり必要のない機能ではないでしょうか。

                   ☆

 TBA120を使ったSSBの変・復調回路を見かけたのはずいぶん前になります。面白そうだと思ったのですが、デバイスそのものの入手は困難でした。最近になって古い資料を整理していてあらためて目に留まったのす。そこでさっそく中華通販やeBayで確かめてみました。 その結果、ちょっと遊んでみるにはお手軽な価格でたくさん出品されていました。 ただしTBA120には数種類のバージョンが存在しているようでした。そこでもう一度調べ直す必要がありました。現在もっとも流通しているらしいTBA120Uも活用できそうだとわかったところで発注してみました。 海外通販は配達遅延が続出ですが運良く1ヶ月くらいで到着しました。

 本来の目的とは異なる用途に使うため多少の使い難くさはやむを得ないでしょう。それでもまずまず確実に使いこなせそうな回路に纏めることが出来ました。 あえてこうしたICを転用しなくてもSSBの復調には専用のIC-DBMが手に入ります。従って活用の機会は多くないかもしれません。ここでは回路設計のアイディアの一つとして纏めておくことしました。

 TBA120Uはその本来の目的であるFMのIFアンプと復調器に使うと優秀そうでした。FMのIFアンプと復調器を実験していて感じたことです。 FMラジオやチューナがごく少ないデバイスで自作できるかも知れません。 しばらく前から各地でFMの補完放送(90〜95MHz帯)が始まっていますから自作のFMラジオでチャレンジしてみるのも面白いかもしれません。 フロントエンド部分をどうするのかと言った課題はありますが、シンセサイザ発振器もお手軽な時代ですから自作FMラジオも昔よりもずっと作り易くなっています。十分検討にあたいするでしょう。 ではまた。 de JA9TTT/1

(おわり)fm

10 件のコメント:

JG6DFK さんのコメント...

おはようございます。猛暑が少し収まったかと思えば長雨やら台風やら、もういいかげんにしてくれ、という天気ですね。

それにしても、いろいろな石を見つけてこられますね(笑)。似たような機能で、かろうじて現行らしいSA614や615は手元にありますが、皆さんの大嫌いなSMDですし、需要の減少で正規ルートでの価格が高騰していますから、安くて使いやすい石が他で入手できるならその方がいいでしょう。

ただ、相棒のフィルターを大手メーカーがほぼディスコンにしてくれたので、現行品もいずれはなくなるでしょうね。実質は保守用でしょうか。

RFミキサーを内蔵しているSA615でもFMチューナは製作できますが、専用ICを使う方がずっと安上がりです(笑)。

トランシーバを新たに製作する意欲はすっかり失せているので、関心事はどちらかといえばFMラジオへの応用ですが、リミッタアンプをキャリア発振に使うという発想はなかなか出てこないと思います。C-MOSインバータでもできるのですから、できて当然なのかもしれませんが…

ヘテロダインの回数が増えるのでお勧めはしませんが、IFを450kHzくらいまで落として、検波コイルの代わりにπ/4移相器を入れてやると、無調整の直線検波器ができると思います。

低いIF周波数で下手にゲインを稼いでしまうと、ノイズフロアばかりが上がって実用にならないとか、いろいろあるのですが、可変コイルを入手するのが難しくなりつつあるご時世ですので、選択肢のひとつとしてはありかと思います。その前にDSPでやれ、と!?

それはさておき、お手本として紹介されている記事が海外ハムのものばかりというのはちょっと寂しいですね。

そういえば、前の記事に追記されていたTwitterアカウントへのアクセスはご無沙汰だったりしますか? リア充ならあまり必要なさそうなメディアですが…

TTT/hiro さんのコメント...

JG6DFK/1 児玉さん、おはようございます。 9月になって少し涼しくなってきましたね。夜になると田舎は虫の声がやかましいくらいになってきました。w

早速のコメントありがとうございます。
> 安くて使いやすい石が他で入手できるならその方がいいでしょう。
SMDの石も変換するか、基板設計して使えば良いのでそれほど障害ではないですが、DIP型の足つきの方が実験には有り難いです。そんな感じの石を扱うことが多くなってしまいますね。hi

> 現行品もいずれはなくなるでしょうね。
セラミックフィルタのことだと思いますが・・。 最近はラジオが専用のDSPチップになってしまったのでフィルタ不要ですから仕方ないでしょう。 ただ、今のところ流通在庫品がたくさん存在します。使う人も稀なので売っていれば安価なのはFBです。でも、FMラジオとか何台も作りませんよね。(爆)

> できて当然なのかもしれませんが…
目的とする周波数で十分なゲインがあれば発振器にできるのは当然ですよね。hi ただ、リミッタ特性を持ったアンプを発振に使おうとはあまり思わないでしょう。

> IFを450kHzくらいまで落として・・・
TBA120Uを通信機用のNB-FMに使うには455kHzまで落とす必要があるようです。10.7MHzでは復調感度が悪くて旨くありません。なのでNB-FMは他のチップに任せてワイド なFMに使うのが良さげでした。

> 海外ハムのものばかりというのはちょっと寂しいですね。
日本のお方が御工夫されたFBな成果も存知ておりますが、積極的に扱うと何かと支障が出ることも多いのであえて触れないようにしております。その点、お含みおき下さい。(笑)

> Twitterアカウントへのアクセスはご無沙汰だったりしますか? 
twitterは二ユースなどのメディア系を主にフォローしています。なのでニュース・トレンドや情報収集の意味から定期的にアクセスしています。TVのニュースとか新聞記事の様な感じに使ってます。 何人かHAMのお方もフォローさせて頂いておりますが、皆さんごく個人的なお話が多い様なのであまり深くは拝見していません。良い話なのかバッドニュースなのかも中々判断に困るのでちょっと見てスルーも多いです。(笑・スミマセン)

> リア充ならあまり必要なさそうなメディアですが…
他人には良く意味がわからなくても発信してみたい(個人的な)ニュースもあるのだと思います。ちょっと自慢したいって言うのもあるんでしょうね。hi

JR1QJO/矢部 さんのコメント...

加藤さん、発信かいろ
今日はまた暑くなりそうですね。ただ10号がアセンブリーラインに乗っていますので油断できません。
以前MC3357シリーズを使ったプロダクト検波の回路はありましたが、リミッターIF部を発信回路は
目から鱗です。この回路、モトローラのFM用ICに応用できるのかなと妄想を膨らませています。
妄想ついでにTBA120UはTCA440の相棒としてヨーロッパ連合型SSB受信機になりますね。HI

TTT/hiro さんのコメント...

JR1QJO 矢部さん、こんにちは。 今日は少し過ごし易い北関東です。この先は台風の進路が気になりますね。 さっきから近くの電柱に止まったツクツク法師がうるさいです。(笑)

いつもコメント有難うございます。
> リミッターIF部を発信回路は目から鱗です。
そうですよねえ。 私も初めて見たときはチョッとビックリでした。 少々クセがありますが、旨く発振できますよ。hi

> モトローラのFM用ICに応用できるのかなと・・・
MC3357,etcのことだと思います。 よく検討はしていませんが、IFアンプの出口が引き出されていれば可能かも知れませんね。 あとで見ておきましょう。

> TBA120UはTCA440の相棒としてヨーロッパ連合型SSB受信機に・・・
なるほど! そう言う構成も考えられますね。 TA7320Pと同じように使えるでしょう。

T.Takahashi JE6LVE/JP3AEL さんのコメント...

加藤さん、こんばんは。
9月に入りましたが相変わらず暑いですね、ただこちらでは毎日のようにゲリラ豪雨っぽい夕立が降るようになりました。
台風10号の被害が出なければ良いのですが。

初めて聞くICの型番ですがEUのアナログTV用ですか。
eBayやAliExpressのおかげで珍しいICが安価に入手出来るのはありがたいですね。
値段も安いのでついついポチしてしまい、パーツボックスの肥やしが増えていきます(笑

個人的にMIXやSSBの復調にはSA612があればとりあえず良いかな~などと思ってますが、AMの同期検波は興味あります。Hi

そういえばワイドFMの受信機は中学生の頃に作成した超再生ラジオしか作ったことありません。
DSP ICでは作ったことありますがパーツが手に入るうちに作ってみても面白そうですね。


TTT/hiro さんのコメント...

JE6LVE/JP3AEL 高橋さん、こんばんは。 台風の影響らしい激しい雨が夕方通過して行きました。関東も影響を受けているそうです。 このあと台風10号が上手くやり過ごせることを祈ってます。

いつもコメント有難うございます。
> 珍しいICが安価に入手出来るのはありがたいですね。
中華通販やamazon、e-Bayなどのお陰で海外の珍パーツが入手できるので楽しみが広がります。hi

> パーツボックスの肥やしが増えていきます(笑
そうなんです。 それが問題かもしれませんね。 まあ、安価なものしか買わないので捨てても惜しくはありませんが。 ゴミを増やすのは良くないとは思いますけれど。

> AMの同期検波は興味あります。Hi
TBA120Uで一番興味があるのは多分この「同期検波」かもしれませんね。いつか試してみましょう。

> パーツが手に入るうちに作ってみても面白そうですね。
専用のDSPラジオなら調整いらずで製作も簡単ですからあえてコレで作る意味があるかはビミョーなんですが、一度くらい昔の形式でFMラジオを作っておくのも良さそうです。 今なら取りあえず部品は揃うでしょう。

JG6DFK さんのコメント...

改めてこんばんは。朝とは比べものにならないほど蒸し暑くなってきました。明日は朝から暑くなりそうで、もうウンザリです。

お題の件は了解しました。かろうじて現行品のアナログICも基本設計は古いですから、性能は似たり寄ったりでしょう。特に、アナログ回路が主体の電子工作愛好家は減少する一方ですから、アナログ系部品全般を見ても、量産するのでなければ流通在庫だけでも当面は安泰でしょう。

ただ、そういう「お宝」を持っているパーツ屋さんは周りがしっかり支え続けていかないと、万一潰れてしまったら大変なことになりますよ(笑)。

Twitterの件も了解です。記事が一般に公開される設定だと、アカウントがなくても片鱗くらいは見られるようなのですが、非公開の設定にされているようだったので、少し突っ込ませていただきました(笑)。

おそらく、加藤さんのような使い方が妥当なのかもしれません。私自身はインターネット全般を含めて、個人が発信している情報をほとんど見なくなって久しいです。ニュースはテレビだけで十分です(笑)。

某メーリングリストではFacebookでどうのこうの、と宣伝する人もいましたが、アカウントがない(今さら取り直す気もない)のでこれもスルーです。だったら、メーリングリストに直接情報を流してよ、と。成り行き上、そこは一応見てますから(爆)。

一方、フォローしている相手(お友達?)が発信している情報だけを見たくてSNSを利用している人たちも多いのかもしれませんね。いずれにせよ、使い方は人それぞれなので、外野席からどうこういう話でもありません。第三者を誹謗・中傷さえしてくれなければ。

TTT/hiro さんのコメント...

JG6DFK/1 児玉さん、こんばんは。 中途半端に雨が降ったので非常に蒸し暑くなってしまいました。 湿度100%近いように感じます。 エアコン部屋に退散しました。w

再度のコメント有難うございます。
> アナログ回路が主体の電子工作愛好家は減少する一方・・・
でしょうね。hi hi ソフトウエアでこちょこちょするお方は多いみたいですが、アナログは経験や勘が必要なので取り付きにくいんでしょう。

> 万一潰れてしまったら大変なことになりますよ(笑)。
通販を積極的にされているお店は何とかなるかもしれませんが、アキバの店頭販売だけしかないようなお店はコロナ禍の影響は大きいでしょうねえ! 何とかしのいで欲しいものです。

> 非公開の設定にされているようだったので・・・
意図しない範囲まで無制限に広がってしまうことがあるようなので、炎上はしないとは思いますが公開範囲を制限することにしたのです。 わりかし最近のことです。それ以前はどなたでも見られました。 今はフォロー頂いているお方の範囲になってます。 でも、中身のあるtweetなんか無いんですけど。それが最大の問題かも。(爆)

> ・・・のような使い方が妥当なのかもしれません。
以前は非常にアクティブな著名人をフォローしてみたこともあるんですが、イイカゲンな発信ばかりで雑音状態でした。(笑) 今ではある程度マトモな発信のところだけに絞っています。まだノイジーですけど。ww おかげでニュースのキャッチは意外に早いんですよ。

> メーリングリストに直接情報を流してよ、と。
私はMLに興味ないことがダラダラ流れてくるのは迷惑なので配信を止めてもらっているんです。(笑) 興味のない人にとってはただ迷惑なだけかも知れないのでSNSやMLでむやみに発信するのははばかられています。 BlogやHomepageでの発信なら見たい人だけがご覧になれば良いので迷惑にもならんでしょう。まあ、特定個人の中傷とかを書いちゃダメですけどネ。思想信条と政治や宗教の話も書きませんよ。hi hi

> ・・・が発信している情報だけを見たくてSNSを利用している人・・・
これは多いんじゃないでしょうか。あわ良くば美味しい情報にありつけますからね。w 情報を発信する人はわずかですが、もらう一方のお方はあまたおられますので・・・。結局、SNSの中だろうが外だろうが何も変わらんのでしょう。(笑)

Kenji Rikitake さんのコメント...

TwitterもFacebookも基本的に自分の意見のない人には役立たないと思います。あとTwitterの日本語の世界は本当に最近酷くなってきているので、山のようにmute wordsを入れて見ないようにしてますね。ヘンな人が入ってくるのを防ぐために最近は有料化も始まってるので、いずれ無料の世界はゴミだけになるかもしれません。ただこれはソーシャルメディアの内外で変わらないというのもその通りでしょうね。何か共同作業をするときはGitHubなりSlackなりで作業するのが普通で、もうメーリングリストは若い人は見ないので(S/N比が悪すぎるので)、これからはますます分断が進むでしょう。

FM検波については、IQ検波した信号からarctanで位相を取得してそれの差分を取るのが一番速くて正確なようです。FM放送だと±150kHz(200%)ぐらいまで変調かけますから、共振回路を使った検波器だと広帯域への対応が大変かもしれません。

73 de Kenji Rikitake JJ1BDX

TTT/hiro さんのコメント...

JJ1BDX 力武さん、こんばんは。

いつもコメントありがとうございます。
> 自分の意見のない人には役立たないと思います。
まあ、ただ誰かにぶら下がっているだけじゃ何の役にも立たないのはSNSの世界だけではありませんね。w

> いずれ無料の世界はゴミだけになるかもしれません。
それで意味ある情報になるようフィルタを掛けるとゴミどころか、何も無い世界のようにも見えてしまいます。(笑)

> ・・・内外で変わらないというのもその通りでしょうね。
残念ながら、そう言う事でしょうね。

> もうメーリングリストは若い人は見ない・・・
若い人の世界はよくわかりませんが、MLは旧式メディアになってしまったんでしょうか。w

> 共振回路を使った検波器だと広帯域への対応が大変かも・・・
古いデバイスは共振回路式がほとんどです。 これからはそう言う設計では無いと思うのですが、その前にFM放送自体がオワコンではないかと・・・(笑)

もう電波による直接配信よりもネットでオンデマンド配信の方がずっと合理的だと思っています。 まあ、ネットというインフラは無しには成立しませんが・・・。 でも、既にネットは空気と同じで存在するのが当たり前という時代ですから。 必要なのは災害時のAMラジオくらいでしょうか? ネットが生きていればそれも要らないのですけれど。