2010年1月30日土曜日

【部品】3SJ11A NEC

P-ch MOS-FET:3SJ11A
 小信号用のP-ch FETその物が珍しい存在でしょう。 しかもDual Gateともなると、少なくとも手に入る国産品は他にないように思います。トップの番号での登録です。(一応末尾に「A」付きの改良型)

 だからと言ってこれが高性能かといえば、まあ「増幅素子」としては並のものでしょう。 もともとスイッチ用に作られたもので、エンハンスメント・モード特性です。ゲート漏れ電流の少なさは特筆モノです。

 トランスコンダクタンス:gmは約1mS(=1,000μ℧)でそれほど大きくありません。主にDC的なスイッチングあるいはDC増幅くらいがメーカー想定の守備範囲なのでしょう。 しかし特性データで見る範囲では100MHzくらいまで十分使えそうなのです。使い易いか否かは別問題なんでしょうけれど。


ピン接続図
 Canパッケージのトランジスタ(FET)は、大半がデスコン(製造中止品)でしょう。 メーカーのサイトでは既にデータシートも公開されていないようでした。

 製品への新規採用はあり得ないことでしょうが、保守に必要かもしれません。かろうじて流通在庫は入手可能です。 ピン接続は図の様になっています。

 このFETはDual Gateとは言っても、RF用のMOS-FET:例えば3SK35などとは異なっています。 ゲートは2つあることになっていますが、G1が正規のゲートでMOS構造です。このG1は漏れ電流を嫌って保護ダイオードが入っていないので静電気破壊には要注意です。 回路設計上、漏れ電流のない特性が必須ならこれは希有なデバイスと言って良いでしょう。たぶん他に代替品は存在しません。

 一方、G2はサブストレートゲートと称するもので副次的に「できてしまう」ものです。図でも「ゲート2」とは書いてなくてサブストレートとだけ書いてあります。 従って3SJとは言っても、2SJのように・・・要するにシングルゲートとして使うのが普通でしょう。G2はソースに接続して使います。 このような構造の特徴からドレイン−ゲート間容量Cdg(1)・・・帰還容量:Crssとも言う・・・は3SK35のようなRF用の2ゲートMOSと違ってかなり大きいのです。G2で遮蔽される構造ではないからです。

第2ゲート特性
 これは第2ゲートの特性です。 上に書いたように副次的にできるゲートなので積極的に使うものではありません。 従ってこのような特性図はメーカーのデータブックにも掲載されていなかったと思います。

 ある意味で珍しいデータでしょう。 もちろん、G2もゲート電極には違いないのでドレイン電流を制御する特性は持っています。
 G2はJ-FET構造であって、写真の様にG1に固定したバイアスを掛けた状態で見ると、ディプレッション・モードのように振る舞います。

 非飽和の三極管特性を示すようです。 まあ、だからと言ってオーディオに使うと「何とも言えない音色」になる訳ではないから早とちりせんようお願いします。 Vg2SをパラメータにしたVd-Id特性曲線の間隔を見るとFETらしく「もろに二乗特性」が見られ、リニヤリティが良い訳ではありません。(笑)

 流石に主ゲート(G1)と違ってサブストレート・ゲート(G2)のトランス・コンダクタンス:gmが数100μS(=数100μ℧)とかなり小さいのは仕方ないでしょう。それでもG2を使って増幅素子として通用はする筈です。
 
3SJ11Aの主特性図
 メーカーのデータブックも手持ちにあったはずなのですが見つかりません。見つかれば参考掲載できるのですが・・・

 これはCQ出版社のFET規格表(初版:1973年版)にあった特性図ですが、出版物なので無断転載もできないので読めない程度にしておきました。

 このFETを新規に使う人はまずいないと思います。しかし規格表がどうしても必要なら図書館でも当たってもらうのが良いでしょう。 探してみたのですがネット上のデータは不完全なものしか見当たりませんでした。


「なんでこんな石を扱うの?」と質問がありそうです。 特に深い理由はないのですが、そこに石があるから使ってみる・・・と答えたら叱られるだろうか。(笑) de JA9TTT/1

# いずれ0-F-2受信機でも作ってみようと思います。もちろん、Fの部分が3SJ11Aです。

(おわり)

(Bloggerの新仕様に対応済み。2017.04.03)

2010年1月23日土曜日

【その他】twitter ja9ttt

twitter

このBlogの右側を見たらわかると思うが、今朝からtwitterに参戦(笑)。 ほとんど誰もフォローしてないので安泰(?)だが、この先どうなることやら。新しもん好き。貴方もいかが?(笑)

取りあえず、「フォローは誰でも可」っていうのを「オン」にしてる。誰でもフォローは可能なので試してみて。「フォローする」って言う所をクリックすればOK。まずは、こちらから(URLはhttp://twitter.com/ja9tttです)リンク→ja9ttt

# まあ、やってみるのはごく簡単だけど、これって何か意味あるのかなぁ??(爆)
  =>取りあえず手軽な情報交換に使えてオモシロそう。情報チャネルは種々持ちたいもの。(笑)

:右のカラムにある「twitter窓」の占有面積を調整した。やや小さくしました。
  窓から見てたのでは話題も見えないと思う。難しくないのでtwitter始めては如何?
  =>twitter窓は利用状況から見て余り意味が無いので、廃止しました。(2010/5/6)

追記:(2010年5月現在の状況)twitterは、基本的に時間の自由がある職種の人に向いたソーシャル・メディアである。 個人経営の商店主やSOHOなど自宅で仕事をされるお方には向いている。孤独でいるより「つぶやき」で開かれた社会への窓口を持つことは大きな意味がある。ややもすれば個人の事業者は社会で孤立しがちだからだ。

 それに対して、勤め人(サラリーマン)のような時間拘束を受ける職種では例外的な場合を除けば年がら年中tweetする訳にも行かない。要するに向いていないはずだ。

 今や話題であり、とかく一部の自由人にもてはやされるtwitterであるが、結局のところ「ヒマ人」のメディアなのである。 タイム・ライン(TL)を眺めていて、暇つぶし要素以外に何かコレと言って得られるものがある訳でもないように感じる。まあ、それはこのBlogを眺めているのだって同じようなもんだろうが。(笑)

 その本質は見えて来たように思うので、ここしばらくは「つぶやく」ことも無いだろう。

2010年1月17日日曜日

【映画】今度は・・・

昨晩(16日)は映画を見て来た。封切り日である。
最終の上映を見て帰ってきたら昨日のことになっていた。

# 既に愛妻家も今度は愛妻家になる人にも。(笑)

(意外な展開でしたね)
・・・・お休みなさい。 上映時間:131分

2010年1月15日金曜日

【その他】10万回

【100,000カウント】

ミスカウントの多い少々あやしいアクセス・カウンタであるが、間もなく10万回になる模様だ。
いつもご訪問頂き感謝です。

これからも初心で、いつまでも目新しく・・・。

2010年1月12日火曜日

日本語で? kindle

内蔵ブラウザ:

 kindleの話題も飽きて来たころだと思う。そろそろおしまいにする。 これに手を出す人があるかもしれない。その時はBlogを思い出してもらえたらと思う。

さて、最終回はkindleの日本語化とブラウザについてである。

 HOME画面に戻ってメニューボタンを押し「Experimental」の項を選ぶ。 ここでは「Basic Web」、「Play MP3」、「Text-to-Speech」と言う三つの“実験的”な機能が選択可能だ。 写真は「Basic Web」を選んでブラウザを起動し、google/pdaのサイトを開いた状態である。 検索キーワードには「ja9ttt」を入れてみよう。

このブログも読める!?

 通常のgoogle検索と同じように、このBlogも出てくるので移動ボタンでカーソルを合わせてクリックする。

 少々緩慢な動きなのはワイヤレスなのでやむを得ない感じだが、ややすれば画面のように表示される。 モノクロ16諧調なので写真は奇麗といえないが、取りあえず内容はわかる。 サムネイルをクリックして大きな写真を見ようとするのはダメなようだ。(白紙画面になるだけ)



テキスト部分はマズマズ:

 テキストの部分はこのようになる。 元々がテキスト主体にブラウズするのが目的のデバイスだから、「文字は良いが絵はいま一つ」なのはやむを得ないだろう。

 将来はグラビア写真も奇麗に表示できるブックリーダーが登場し、「アイドル写真集」のようなものまで電子ブック化するかも知れない。 当面はテキスト主体なのでこのレベルと言うことになる。 十分読めるので問題はない。

kindleの日本語化:

 上記の画面ではこのBlogが日本語表示されて見えている。これはkindleの内蔵フォントを日本語を含むものに入れ換えたからである。 購入したままでは、2バイトコードの日本語は文字化けしてしまう。

 内蔵フォントを日本語を含むものに換えると、アイテムメニューの画面でも日本語表示ができるようになる。 PDFファイルのファイル名を日本語にしてやれば写真ようにタイトルが表示される。 著者名もPDFをいじって漢字で入れてやれば日本語化できる筈だ。

 kindleの日本語化に関しては、次のサイトを参照されたい。==>yoshi's blog

:すべての日本語サイトが読める訳ではない。そのBlog/サイトで使っている文字コードがUTF-8なら大丈夫だが、(このBlog:bloggerはまさしくUTF-8なのだ)S-JISやEUCコードでは文字(文章)は正常に表示されない。その場合、UTF-8への変換プロキシを通してブラウズする必要があるそうだ。

ARRL Handbookはどうなったのか?

 分厚い2010年版のARRL Handbookについてである。 HandbookにはPDF版の記事がCD-ROMで付録に付いていた。 もちろん、これをkindleに転送すれば見ることが出来る。 写真は最初の部分である。

 このように、1ページがkindleの狭い画面に押し込まれるためページの様子はわかっても、読めるような文字サイズではない。 とても実用的とは言えない。

ランドスケープモードではどうか?

 例によって横長のランドスケープモードにしてみた。 ずいぶん拡大されるのであるが、それでも読むには適していないと思う。
 このあたり、画面の大きなkindle DXなら改善される可能性もある。しかし、元の紙面を印刷用PDFにしただけのファイルでは最適とは言えず、やはりkindle用に再編集する必要があると言うのが結論である。 寝転んでkindleでARRLアマハンを読むと言うのは実現しなかった。

回路図:

 適度な大きさの回路図ならこのように十分見える状態で表示できる。 図の文字も大丈夫な範囲である。

 あらかじめkindleで見ることを見越したファイルにしておけば、PDFでも実用性がある。 スクラップブックしておいたCopyを適度なサイズに作って、kindleに読み込んでおくと便利に使えそうだ。 要するにアイディア次第だろう。

アイテムリストの横表示:

もちろん、ランドスケープモードでアイテムリストを表示すればこのように見える。






kindleとARRL Handbook:

 残念ながらkindleでARRL Handbookと言うのは実現しなかった。 この分厚い本が手軽に読めたら良かったのだが、ちょっと残念である。

 しかし将来は大いに期待出来そうだ。 同じサイズで画面を大きくすることは十分可能だろう。 消費電力の関係で、タッチスクリーンは厳しいかもしれないが、不可能とも言えないだろう。
 いまは下部を占めているキーボードの部分まで画面を広げることは可能だ。 縁(フチ)の部分ももう少し狭くして大丈夫だろう。 形状を大きくせずに画面を広げることができると思う。 さらに、PDFファイルの扱いを改善し、拡大や上下左右に任意スクロールができるようにすれば文字サイズの問題もある程度解決する。

 未来を予見するのは難しいが技術の進歩で端末デバイスは幾らでも発展出来るだろう。やがて読み捨ての雑誌を主体に、電子ブックで読む姿が普通になるのではあるまいか。 それは音楽を「固体記録・再生装置」にネット経由でダウンロードして聞くのが当たり前の姿になったように。

(おわり)

Amazon kindleの話題初回にもどる。==>こちら