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2015年2月4日水曜日

【部品】Small Signal J-FET

【小信号用ジャンクションFETの特性】

小信号用J-FETの幾つか
 買い込んだ部品も使われてこそ活きてくる。 こんな地味なテーマも下地となって何時かデバイスの活用に繋がってくるものだ。以下は暇つぶしにもならぬ内容なのであらかじめ書いておく。
          −・・・−

 このBlogのメインテーマは『無線通信』だから来訪者はHAMとかラジオに興味を持つ人だろう。 写真の『小信号用接合型電界効果トランジスタ:Small Signal J-FET』も高周波(RF)用を選んでみた。 オーディオ用のFETも同時にテストしたのだが省略しておく。 以下RF用J-FETを例にとった話だが、差動形式のアンプを多用するAudio系で有用性は高いと思う。 RF用FET限定ではない。Audioに興味をお持ちのお方もお暇ならお目通しを。

 例によって自作に興味を持たない人には退屈なのはいつも通りだ。 ラグチュー用のネタにもならんテーマだろうが、ちゃんとわかっていない「受け売り」はすぐ馬脚が現れるからお空の話題も気をつけないとね。(笑)

参考:RF用J-FETの互換と入手の情報:
(1)2SK19及び2SK19TMは廃止品で、代替品は2SK192Aである。Idssランクを合わせてやれば置き換えが可能だ。2SK192AはIdssランクYが秋月電子通商にて1個40円で売っている。GRランクは販売終了したようだ。(2015.12.20現在)他にも販売しているお店はあるので検索してみると良い。(例:e-エレとか)なお、用途如何ではあるが2SK241→2SK192Aの代替は適当でないので注意を。逆に2SK192A→2SK241は代替可能なケースも多い。ただしMOS構造の2SK241を低周波回路に使うのは適当でない。低周波回路にはJ-FETを使うべきだ。

(2)J310(=J310Gも同)は、2SK125の代替品に向いている。逆も可能なのでJ310のところに2SK125でも良い。ただし2SK125とJ310の足の並びは異なるので注意を。 回路によっては2SK19、2SK19TM及び2SK192AのIdssランクBLで置き換えできることも多いので窮余の策として覚えておこう。 J310(G)は秋葉原や日本橋での入手は難しいので通販を利用する。纏めて買うならRSオンラインDigi-KeyMOUSERなどの国際通販業者をお薦めしたいと思う。(時々品切れあり)ほかに購入経験は無いがAmazonで小口販売している個人もあるようだ。

 いずれのデバイスも表面実装型の互換品が登場しており、むしろ主流になってきている。自分で基板設計まで行なうような人はそちらを積極的に使うのもこれからの一つの行き方だろう。

備考:関連のBlog記事:RF-FETs(←リンク)

                     ☆

FETの伝達特性とは
 静特性の基本は図の伝達特性であろう。 ゲート電圧とドレイン電流の関係が示されている。 図はディプレッション型のFETの例であるが、エンハンスメント型でも基本的なカーブの形は同じである。ただし現れる象限は異なる。

 エンハンスメント型はVgs=0Vではカットオフしてしまうのでドレイン電流はゼロであり、Idssの概念はすこし違うので注意を。スイッチング用のパワーMOSに多いが小信号用のMOS-FETも幾つか存在し、たとえば2N7000がそうだ。

☆ここでは、小信号用の接合型FETであって、ディプレッション型を対象としている。

 図から、ピンチオフ電圧:Vpゼロバイアス・ドレイン電流:Idssがわかれば、任意のドレイン電流に於けるゲートバイアス電圧がわかることになる。バイアス回路の設計ができる訳だ。 Idssは過去のBlog(←リンク)にも書いてあるように、ごく簡単に実測できる。

 ピンチオフ電圧:Vpも可変電圧電源と高感度電流計があれば実測も難しくない。ただし、少し面倒なので次項の測定回路:Vpチェッカを使うと便利だ。 このようにIdssもVpも容易に求まるから気の利いた設計には実測しておくと案配が良い。(参考:1μAが読めるような電流計はデリケートで扱いが難しいのでVpチェッカがお奨め)

ピンチオフ電圧測定治具:Vpチェッカ
 ピンチオフ電圧:Vpと言うのはドレイン・ソース間に所定の電圧(一般に10Vが多い)を掛けておき、ドレイン電流が流れなくなった時のゲート・ソース間電圧:Vgsのことを言う。

ただし、この「流れなくなったとき」と言うのが問題だ。 ドレイン電流が完全にゼロになるポイントを見いだすのはそれなりに難しい。 電流計が高感度なら、いっそうどこにId=ゼロがあるのか判定に困ることになる。

 従って、半導体メーカーはId=1μAとか、10μAになったときの・・・と言うような条件を付けてVpを規定している。そうでないとキリがない話になってしまうのだろう。 ここではId=1μAになる時のVgsをVpとすることにした。実用上はこれで支障ない。

 なお、R1の値を変えてやれば、任意のドレイン電流に対するゲート電圧:Vgsを実測することができる。 抵抗値はR1=15/Id(Ω)で計算できる。 Id=1mAとすれば、R1=15kΩとなる。 Id=5mAなら3kΩだ。 なお、Idss以上の電流はゲートが正にバイアスされてしまうのでJ-FETの場合は旨くない。 Id<Idssの範囲のこと。
 ドレイン・ソース間電圧;Vdsの影響もあるので、その場合は電源電圧Vcc+15Vを変更する。特別低い電圧にしたい時は、OP-Ampの電源とは別にVds用電源を用意する。 ここでは、Vds=15Vに於ける値を測定していることになる。
(参考資料:「精選アナログ実用回路集」稲葉保著・CQ出版社ISBN4-7898-3142-6、1991)

Vpチェッカの様子
 十分な実用性がありそうなら恒久的な治具として纏めるつもりだが、取りあえずブレッドボードで試作した。

 ごく簡単なので、すぐに作れると思う。 上記の説明のように、任意のドレイン電流Idに於けるVgを実測するにはR1を可変あるいは交換できた方が良さそうだ。
 また、ドレイン電圧:Vdsも独立に与えられるようにしておく方が良いと思った。 恒久的な治具に作る際にはそのようにしておこう。

OPアンプはFET入力型を使う
 一般的なOPアンプで十分だが、Vpを測定する時のドレイン電流:Idは1μAといった小さな電流なので、入力バイアス電流:Ibが大きなOPアンプを使うと誤差を生じる。 バイポーラトランジスタ入力形式の358系や4558系のOPアンプはワーストケースではIb=0.1μAとか0.5μAである。-50〜-10%と言った大きな誤差を生じる可能性があるので適当でない。

 FET入力型のOPアンプのバイアス電流は数nA(ナノアンペア:0.001μA)以下、普通はpA(ピコアンペア:0.001nA)のオーダーなので十分な性能だ。 ここではやや珍しいBi-MOS型のCA082E/RCAを使った。25℃に於けるバイアス電流は40pA(max)なので誤差は0.004%(最大)と十分な性能だ。 これはたまたま手持ちが出てきたから使ったまでで、それ以上の意味は無い。 もちろん回路図通りBi-FET型のTL082CPで良くて他にTL062CP、TL072CP、LF353Nなども適している。

:OPアンプのオフセット電圧:VosがVpの誤差になる。Vosはわずかに数mVだがもし気になるようならオフセット調整を付ける。 VosはCA082Eでは標準で3mV、最大6mV(いずれも@25℃)である。普通は被測定対象FETのバラツキや温度による変化も存在するので精密さは要求されないからオフセット調整はいらないと思う。 補正するなら実測しておいて差し引く程度で十分だろう。

2SK192A(GR)を測定中
 2SK192A(東芝)は高周波用のJ-FETとし非常にポピュラーだ。 2SK19あるいは2SK19TMの直接的な代替品でもある。
 型番の末尾に改良型を意味する「A」が付いているので2SK192の改良品の筈だが、Aなしを見かけたことがない。 データブックにも記載が無いので、192の登場からすぐに改良A型になり、そのままA付きが主流になったのだろう。

  ソース接地型RFアンプの用途は中和の要らない内部カスコード構造のFET:例えば2SK241に主役の座を譲った感じだ。 しかし、ソースフォロワ形式のバッファアンプやLCあるいは水晶発振回路にはまったく支障ないから幅広く活用できるFETだ。

 まだ今は多くのお店で入手できるが例によってリード線付き部品は淘汰される方向にある。将来にわたって安泰とは言えないだろう。 しかし2SK19、2SK19TM、2SK192Aを代替できるJ-FETは国産はもとより海外製も多数あって特に困らないと思っている。

J310の測定も
 以下、代表としてJ310(G)を選んでみた。同様の活用は他のRF用FETでも可能な訳で、J310に限ったことではない。実際、メーカー機でも2SK19をマイクアンプに使った例もあって、どのJ-FETもかなり汎用に使える。

 J310は同じRF用でも2SK19シリーズとは少し毛色の違ったJ-FETである。 本来の開発目的であるゲート接地型のRFアンプとして使われるのが大半だが、ソース接地型のRFアンプやソースフォロワとして使うこともできる。

 ゲート接地増幅回路(GGアンプ)への使用例が多いのは、そのように使うと入力が75Ωにマッチングし易いよう設計されたデバイスだからだ。 概略値だが入力インピーダンス:Zi=1/gmなので、2SK19シリーズよりもgmは大きく作られている。 マッチング回路なしに75Ωに直結して使うためには高いgmが必要だ。それは同時にドレイン電流がたくさん流れる特性なのでIdssは大きくなっている。 なお、50Ωにマッチングさせるには、gmが大きめのもの(=Idssが大きめのもの)を選ぶか、2個並列に使ってドレイン電流:Idを調整すれば達成できる。

 将来対応として少し纏めて買っておいた関係で、ゲート接地RFアンプ以外への活用も考えておきたいと思っている。 深いバイアスを掛けて、ドレイン電流をあまりたくさん流さない使い方も検討しておこう。上手に使えば汎用のRF向きFETとして活用の幅が広がる。

J310のAFアンプ
 なんの変哲も無い低周波(AF)アンプの回路だ。FETを使った増幅回路の基本である。 実測Idssが約40mAのJ310GをId=1mAで使っている。 当然ながら深いバイアスを掛ける必要があって、ソース抵抗:R2は大きな値を選ぶ。

参考:回路に於いてドレイン電流:Idを決めたら、R2の値は実測により求めておいたVpとIdssから、以下の式で計算することができる。ただし、概略値なので厳密には調整を要する。

   Rs=-Vgs/Id=(-Vp/Id)・(1-√(Id/Idss))・・・・(式1)

 このように、深めのバイアスを掛けて使えばJ310のようなIdssが大きいJ-FETでも汎用の増幅回路に使うことができる。 深いバイアスを掛けた副作用でそのまま電源電圧が下がるとすぐカットオフしてしまうのが弱点である。Vds=3Vくらいの低い電圧で使うには再設計を要する。(作ってからソース抵抗を加減するアマチュア的手法も可・笑)

 VHF帯でノイズが小さいことは保証されているが、低周波でもローノイズかは検討を要する。 しかし一般的にJ-FETのノイズは少なめで音色もBJTよりソフトなので低周波回路への適性もあると思う。 ドレイン耐圧は高くないので本格的なオーディオ用には向いていないが、HAMのRig用なら支障ない。マイクアンプとか幅広く使えるだろう。

J310のAFアンプ:実装状態
 見ても仕方が無いとは思うが、一応こんな感じに製作してみた。 ゲインは20倍(=26dB)くらいであった。 計算からJ310のgmはId=1mAの時:gm=3500μ℧くらいになるようだ。

 この設計ではドレインの抵抗:R1が高めなので高周波特性は良くないが低周波一般用には支障ない。 このほかFET検波に使うことも可能な訳で、もう少し深めのバイアスを掛けてやれば旨くゲート検波ができる。 gmもそれほど低下しないので再生も良く掛かるだろう。 GGアンプ用に作られたJ310にも汎用性はあって、各種発振回路や再生検波のような用途にも使える。

参考:はじめからマイクアンプのような低周波増幅を行ないたいなら、2SK30ATMなどの低周波増幅用J-FETを入手すべきだ。 ここでは手持ちの活用範囲を広げる意味でRF用J-FETで検討している。新たに購入するならその用途に向いたデバイスの方が有利だ。

出力波形
 例によって見ても楽しくない正弦波の波形だ。(笑)

 低周波発振器から信号を与え、ドレイン側の出力を観測している。ここは実験なのでアンプの負荷インピーダンスは高いと言う想定だ。 J-FETの伝達特性は二乗特性なので、偶数次の歪みが多いだろうか?

 写真の例ではあまり顕著にわからないが、動作点あるいは、FETの品種によっては明らかに上下非対称な波形が見られることもある。 FETのアンプは無帰還でしかも大振幅で使うと歪みっぽいので注意が必要だ。 バイポーラトランジスタの伝達特性は指数関数的なのでもっと歪みっぽいと言う意見もあるが、ベース電流:Ibに対するコレクタ電流:Icのリニヤリティは優れている物が多いので要は使い方なのであろう。

【スペクトラム観測】
 せっかくなので、上記波形のスペクトラムを観測してみた。 無帰還のアンプだが2次高調波は-46dBなので、0.5%程度のものだ。 なるほど、オシロの波形観測では正弦波に見えた訳だ。

 やはり、3次高調波よりも2次高調波がずっと大きいのは理屈通りだ。 理想的には奇数次高調波は出ないのだが、現実は完全な二乗特性ではないから奇数次高調波も僅かに生じる。 それでも奇数次は少ないのでRFアンプにFETを採用すると混変調特性が向上するのだ。 FETはこれからもRF用のデバイスとして有用で有り続けるだろう。

                  ☆

 J-FETの動作点を机上の設計で決めるのは難しい面がある。 Idssがばらつくし、伴ってVpもバラツキが多い。同じソース抵抗を入れてもドレイン電流は2倍くらい違ってしまうことはざらだ。 そのような時は、思い切って実測してしまうと確実だ。 機器の量産メーカーではそんな馬鹿なマネはできないが、手作りの一品料理なら何でもアリだから設計精度を向上させる意味からもデバイスの実測使用は推奨されると思う。 J-FETはIdssとVpを「実測してから使う」と言うのを今後の方向にでもしておこう。hi

 寒波襲来でなかなか本当の春にはなりそうもないが、今日・2月4日から暦の上では「春」である。 ぼちぼち梅の便りとか水仙の見頃と言う観光案内が賑やかになってきた。 昨年のような2月の大雪は勘弁してもらいたいと思っている。 関東地方は積もらないのが前提で積雪には脆弱なことが実証されてしまった。たった15cmの積雪でも覚束ないのに昨冬は一晩で70cmも積もって、なんだかんだ1週間以上も不自由が残ってしまった。 de JA9TTT/1

(おわり)

14 件のコメント:

T.Takahashi JE6LVE/JP3AEL さんのコメント...

加藤さん、おはようございます。
毎日寒いですね。

2SK19、昔のRF定番FETだったと思うのですが、K241が出てきてからあまり使わなくなった気がします。

そういえば3SK59などのデュアルゲートFETも昔は製作記事などで多用されていましたが最近はあまり使われなくなりましたね。

IDSSの測定はよく見かけますが、Vpの測定回路は初めてみました。

「精選アナログ実用回路集」、今月の1日からオンデマンド版として復刻されていますね。
http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/ondemando.pdf

J310のAFアンプはやはりちょっともったいない様な気がしてしまいます。HiHi
パーツボックスの肥やしの方がもったいないのですが^^;

今でもK125を探している人は多いようで、イベントなどでもJ310では売れませんが、K125互換と書くとよく売れるようです。

TTT/hiro さんのコメント...

JE6LVE/JP3AEL 高橋さん、おはようございます。 今朝も寒かったです。hi

早速のコメント有り難うございます。
> K241が出てきてからあまり使わなくなった・・・
2SK241は高周波用として万能選手でしたから置き換わりましたね。 たいていK241だけで間に合いますので。

> デュアルゲートFETも・・最近はあまり使われなく・・・
目的によってはFBなFETのですが、おなじみの型番は殆ど廃止されてしまったからだと思います。 表面実装型ならまだ有るんですけれどね。

> オンデマンド版として復刻されていますね。
内容はちょっと古くさいですが、面白い回路もけっこう載っていますよ。 HAM用として使える回路は殆ど無いのであまりお勧めはしませんけど。hi

> J310のAFアンプはやはりちょっと・・・
まあ確かにAFアンプでは勿体ないのですが、IFアンプや発振回路ほかごく普通の用途に使えるFETだ・・・とご理解ください。

> K125互換と書くとよく売れるようです。
外国製の半導体に馴染みのない人が多いからでしょうね。hi hi

JG6DFK さんのコメント...

 こんばんは。明日は雪だそうでお気を付けて。

 J-310も入手困難になりつつあり、長い足が生えたRF用FETの現行品はBF256B(J-FET)くらいのようです。味見をしようと思いながら手付かずのままですが、データシートを見て2SK192A-GRのように使えないかと思っています。確か一度ディスコンになりましたが、需要があるためかゾンビのように復活しました(笑)。

 海外でオーディオ用J-FETの定番といえばPF5102のようですが、これも一度ディスコンになったものの、やはりゾンビのように復活しました。2SK170のディスコンで再び需要が見込めると踏んだのでしょうか(笑)。

 2SK125は現用MOS-FETパワーアンプの初段に使っています。といっても20年近く前の設計です。採用した理由はオーディオ用のものより高周波特性がよく、高域のひずみが抑えられたからです。

 おっしゃるようにFETはバラツキが大きく、差動増幅回路で使うにはオーディオ用品種でも選別が必須です。2SK240などのペア品種もありましたが、とうの昔にディスコンです。

 表面実装型のJ-FETは進化しており、カーラジオのRFアンプ用として低入力容量でオーディオ初段用に匹敵するHi-gmな品種があります。デュアルゲートMOS-FETもバイアス回路内蔵型が主流で使いやすくなっています。

 今から設計するならそういう品種を優先的に採用する方が楽ですし、性能もずっと上でしょう。基板作りが楽になりましたし、SOT-23パッケージくらいのサイズなら扱うのにすっかり抵抗がなくなりました。困ったことに、市場ではさらに小型化しつつありますが…

 とはいえ、今までに集めた旧品種も消化しないと棺桶まで持っていくことになりそうです(爆)。

TTT/hiro さんのコメント...

JG6DFK/1 児玉さん、こんばんは。 明日の雪が気になりますね。

コメント有り難うございます。
> 2SK192A-GRのように使えないかと思って・・・
小信号用J-FETの守備範囲は広くて、昔2SK19が登場する前には2SK11を144MHzのカスコードアンプに使う・・と言うような例もありました。 流石に2SK19の方が性能は良さそうでしたが、2SK11もそこそこ使えていたようです。

> やはりゾンビのように復活しました。
結局のところ、ニーズ如何なのでしょうね。 それほど高度の製造技術が必要な訳でもないので、売り先さえ有ればあとはパッケージに組んでくれるころがあれば何とでもなりそうです。hi hi

> 2SK240などのペア品種もありましたが・・・
工業用のデュアルFETは細々と供給されているようですが、かなり高価です。オーディオへの適正も疑問が残るので良いFETを自分でペアに組む方が良いのかもしれませんね。

> 消化しないと棺桶まで持っていくことに・・・
そうならないよう使ってやって下さい。 部品は使ってこそ価値が生まれるものだと思います。(私も反省・笑)

JR2WZQ 河野 さんのコメント...

FETの出始めの頃ですが、MK10という三菱のJ-FETがありました。
データブックを見ると「低雑音増幅・汎用」とありましたけど、これをカスコード接続で使って、50MHz帯だか、144MHz帯だったかの受信機の初段に使った製作記事を大昔に見た記憶があります。
低周波用の品種でも、高周波でも十分に使えたということなんでしょうね。今ならそんなことはしませんけど。

TTT/hiro さんのコメント...

JR2WZQ 河野さん、おはようございます。 そちら、雪は大丈夫ですか?

いつもコメント有り難うございます。
> FETの出始めの頃ですが、MK10という・・・
はい、安価でしたのでよく使われました。 このBlogの中でも一度扱っています。

> 受信機の初段に使った製作記事を・・・
何にでも使いましたね。 他に安価なFETと言うものがなかったんです。 VFOに使って安定度が向上と言うレポートも有りました。

> 高周波でも十分に使えたということ・・・
BJTと違って、FETにはfTに相当する遮断周波数と言うものはないので、ゲインなどの性能は低下して行きますがかなり高い周波数まで使えます。

専用品には劣りますが、汎用品でも結構行けますので困った時の代用品に使ってみるのも良いと思います。

JG6DFK さんのコメント...

 こんばんは。当地は大丈夫でしたが、雪の悪影響はなかったでしょうか。

 さて、手持ちのBF256Cを味見してみましたが、内部構造が2SK192Aなどと異なっているようです。ディスコンも含めた数種類のRF用と称する海外の品種を調べても同様で、オーディオ用と同じ構造です。ソースとドレインに完全な互換性があります。だったらセンターピンをゲートにしてくれ、と(笑)。

 もしかしたら、サブストレートゲートをソースに接続したようなRF用J-FETは国内メーカーの独壇場だったのかもしれません。この様子だと、BF256などの海外品種はカスコードにしてもソース接地で2SK192Aなどのような特性は必ずしも期待できないかもしれません。

 今回はハートレー発振回路を組んで動作を確認しましたが、遊び半分で2SK30Aをつないでも12MHzまでしっかり発振したのは面白かったです。また、サブストレートゲートをソースに接続した構造のJ-FETを使うと、発振周波数を大きく変化させても発振振幅がほぼ一定になるというのは新発見でした。

 あと、部品箱から「A」なしの「2SK192」を発掘しました。今は亡き小沢電気で買った中に紛れていたものだと思います。

TTT/hiro さんのコメント...

JG6DFK/1 児玉さん、こんばんは。 雪は全く積もりませんでした。 一時みぞれ混じりになったくらいです。

再度のコメント有り難うございます。
> ソースとドレインに完全な互換性があります。
これは、必ずしもオーデイォ用には限らないようですよ。 裏ゲートは無接続、表ゲートとパラにする・・など幾つかありますが金属の場合はケースに・・・とか色々ですね。

> RF用J-FETは国内メーカーの独壇場・・・
海外でもRF用のJ-FETはあって、ディスコンですが例えば有名なMPF102など完全なRF用でした。 SiliconixにもRF用は色々ありましたが・・・会社が。

いまの回路設計ではFETの特徴を必要としないのだろうと思います。 同調回路をFETのゲートで受けてQuを高くするなんて言うのは真空管時代の設計ですから。流行りませんね。(爆)

> 発振振幅がほぼ一定になる・・・
有難い特性なんですが、それをあまり積極的に使うと副作用も。(笑)

> 「A」なしの「2SK192」を発掘・・・
プレミアムは付かないと思いますが、珍しいので大切に保管されて下さい。hi hi

だんだん種類が減って行きますが、アマチュアが少量使う分に向こう10年は心配いらないでしょう。 児玉さんのところは商売ですから供給が継続しないと困りますね。

JG6DFK さんのコメント...

 加藤さん、改めてこんばんは。明け方にまた雪が降りそうなので、油断は禁物かもしれません。

 もろもろ了解です。確かにMPF102はよく聞きますね。データシートはあっても現物がなかったので、今回の評価対象ではありませんでした。

 できるだけ「無い物ねだり」はしないようにしていますが、今でもFETのような高入力インピーダンスのデバイスがどうしても必要な用途があり、選択肢が狭まるのは困りものです。表面実装化が進むだけならいいのですが、全然なくなってしまうと手も足も出せません。真空管で、というわけにもいきませんし(爆)。

 もしBF256Bが使えそうならまとめ買いしておこうかと思ったのですが、もう少し様子を見た方がいいかもしれません。

 今はアマチュア向けの仕事をほとんどやっていないので、私のところでもこれまでの在庫でしばらくは安泰だと思います。というより、それらが終わったらアマチュア向けの仕事はQRTでしょう。在庫している中でもディスコンになった部品が増えてきました。

TTT/hiro さんのコメント...

JG6DFK/1 児玉さん、こんばんは。 そろそろ寝るところです。 雪降らなくて良かったです。後が厄介ですので。hi hi

再々のコメント有り難うございます。
> 確かにMPF102はよく聞きますね。
米国で初期のFETと言えばMPF102だったように思います。 Dual Gate MOS-FETならRCAの40673が定番でした。 どちらも過去のデバイスですが、いまでも探す(米国の)アマチュアは多いようです。

> 今でもFETのような高入力インピーダンスの・・
無線よりもオーディオの方が必要としているでしょうね。 無線の方はBPF+広帯域アンプの設計がトレンドなのでインピーダンスは低いですから。 オーディオなら球でも良いのかも。(爆)

> BF256Bが使えそうなら・・・
使ったことがないのでわかりませんがV/UHF用とのことなので、2SK192Aのような使い方ならできるのではないでしょうか??

> ディスコンになった部品が増えてきました。
私の所でもリード線付きのデバイスは殆どが既に絶滅したか絶滅危惧種です。もう間もなく博物館アイテムでしょう。(爆)

そう言うデバイスを使った製作レポートはやっぱりNGなんでしょうね。hi hi 趣味だから何でもアリとは言いますが・・・。

Kenji Rikitake さんのコメント...

2SK19が2SK192Aになった時はいくつか買っておいた記憶があります.J310のオーディオ利用というのは面白いですね.2SK125もまだ手持ちがあるんじゃないかなあ.

でも最近は2N7000のようなMOSFETが人気あるみたいです.オーディオ用というよりは,スイッチング用だと思いますけど.

73 de Kenji Rikitake JJ1BDX(/3)

TTT/hiro さんのコメント...

JJ1BDX/3 力武さん、こんばんは。 今日の関東は暖かでしたよ。

コメント有り難うございます。
> J310のオーディオ利用というのは面白い・・・
あまりドレイン耐圧が高くないので、Hi-Fi Audio用としては限界がありますが結構使えると思います。

> 最近は2N7000のようなMOSFETが人気・・・
近ごろのFETの用途と言えばスイッチング用が殆どだと思いますので扱いが容易なエンハンスメント型を使うのが常識なのでしょう。 2N7000は増幅目的にも使えますが、MOS-FETは1/fノイズが大きい傾向があるのでHi-Fi用にはやめておいた方が無難そうです。hi

RF回路と言えども、MMIC化が進んで来て単体のFETを使って回路を組むと言うのも珍しくなりつつあるように思っています。

JL1KRA Nakajima さんのコメント...

トピックと異なりすみません。
トラ技にMC1496Dのコラム拝見(立ち読み^_^;)しました!
今月号は使えるソフトもDVD満載で購入予定です。

TTT/hiro さんのコメント...

JL1KRA 中島さん、こんばんは。 今日は急に寒くなりましたね。

コメント有り難うございます。
> トピックと異なりすみません。
気にされなくて大丈夫ですよ。 基本的にフリーです。hi

> MC1496Dのコラム拝見(立ち読み^_^;)・・・
ご覧頂き有り難うございます。 非常に奇麗なAM変調が掛かります。 お手持ちのオーデイォ機器からお好みの音楽を自作のAMラジオに送って楽しめます。宜しかったら検討されて下さい。

> ソフトもDVD満載で購入予定です。
編者が力を入れて厳選したソフトが詰まっているそうですので、ぜひお求めになって下さい。 いずれも多少の勉強は必要そうですが上手に活用したいと思っています。

1ページの記事ってやっぱり「コラム」ですよね。hi hi