2008年12月1日月曜日

【HAM】本質とは何か

今宵もラジオ/NHK-1を聞きながら帰宅していた。

番組後半から聞き始めたが、テーマは『出版不況と雑誌の厳しい現状』のようである。 確かに総合誌というべき雑誌の休止・廃刊が相次いでいる。  HAM関係でも残るものは僅かに一誌になっている。その総合誌も現状は厳しいのではなかろうか?



雑誌が生き残るために必要なのは・・・番組では幾つか問うて締めくくっていた。

一つに『本質の探求ではないか』と問う。 即ち、ネット情報のツマミ食いや追従でうわべを追うのではなく、『物事(ものごと)の本質を追う記事』こそ大切ではないかと問う。その為には『総合誌を捨てる』覚悟も必要ではないかと言う。

そして、いまやこの社会は熟年が半分以上を占めるのだから、若者指向に陥ったり、新規読者に期待するより、『既存の読者を大切にする』紙面こそ存続の条件ではないかとも問う。

さて、JA-HAM界も既に熟年が大勢である。否、若年層の新規参入などまったく期待できない。ならば『本質の探求』で、我ら熟年読者を魅了してくれるような記事が登場しないものであろうか。 もちろん、それは紙ではなくwebでも良いかもしれないけれど。。。(笑)

# 例えば、「迷信」ではなく通信機の本質とは何か熱く語るならぜひとも読みたい。

(でも、球はやめておくれ。未来がなさすぎるし本質探求じゃないだろうに・・・)

10 件のコメント:

T.Takahashi JE6LVE/JP3AEL さんのコメント...

こんばんは。

>例えば、「迷信」ではなく通信機の本質とは何か熱く語るならぜひとも読みたい。
それは非常に読みたい記事ですね。
反面、最近は文字が多い、難しい本は売れないのだそうです。
出来るだけ絵と写真を増やした絵本のような本が売れるのだとか。(笑)

本質を求めると原稿を書くのも時間とコストがかかりますし、それに見合う数の読者が本当にいるのだろうかとも思います。^^;

「迷信」を暴く記事も楽しそうですが(笑)

TTT/hiro さんのコメント...

JE6LVE 高橋さん、こんばんは。こちら寝る直前です。(笑)

文字数が多い=本質を問うた記事と言う訳ではないので、ビジュアルなわかり易い物ほど価値があると思います。ただ、読者の質も当然問われるので、理解する為の勉強も怠ることはできませんね。(笑)

あと、回路技術を極めるだけが「本質」とは言えません。 機構部分に拘るとか、デバイスを追求するのも有りそうです。 まあ、球だっていけないことはないですが、入手困難な珍品や、ゲテモノ登場では本質とは言えないと思います。 Collinsやプロ機の盲信・礼賛もいただけません。本質で議論すべきですからね。(笑)

匿名 さんのコメント...

こんばんは。

うーむ、「本質」ですかぁ。ウチのボスが好んで使う言葉です。

さて、私が考える趣味に対する本質とは何か考えてみました。

そこは、プロの方が発想しないアマチュアらしい「オリジナリティ」でしょうかね。決して製品にならないような不安定なものだったりして。(笑)
昨日、AVR(ワンチップマイコン)でVCOの周波数をカウントして、そのカウント値を元にAVRのPWM(パルス幅変調)機能でアナログ電圧を得て、VCOにフィードバックするようなゲテモノを想像していました。QRPのリグに使えないかな?
(どんな伝達関数になるか全く不明です)

TTT/hiro さんのコメント...

JJ3CMV 酒井さん、こんばんは。

コメント有難うございます。
> ウチのボスが好んで使う言葉です。
まあ、仕事では本質を誤るとあさっての方向に行ってしまうので、忘れてはいけませんね。(笑)

『本質』には遊びの部分での「本質」もあるわけで、徹底的に拘って遊ぶのも本質の追究だろうと思います。もちろん、趣味なら採算なんか関係ないし、思うがままにどんどん突き詰めて行ったら、違う世界だったと言うのもアリでしょう。たぶん、その先に本質が見えて来ますから。(笑)

AVRマイコン制御のVCOは面白そうですね。AVRマイコンのクロックは水晶発振なのでしょうから、水晶制御のAFCのようなものになりそうですね。実用水準まで追求してみたら面白いでしょう。自動制御理論の勉強も必要かも知れませんね。たぶん、その辺りに本質があります。(笑)

T.Takahashi JE6LVE/JP3AEL さんのコメント...

こんばんは。

wikiによると
『本質とは、あるものがそのものであると云いうるために
最低限持たなければいけない性質をいう。
一般的には広義の使われ方として、「見せかけ」や「表面上の事柄」に対する概念としての「正体」や「真髄」など「ものの奥底にある表面的でない、中心的な、本当の性質」の意味で使われる。』
と書かれています。

アマチュアの最低限持たなければならない性質とは何でしょうね?
創造力、探求心、独創性でしょうか?それとも熱意?(笑)

まあどの方面でも本質の追求となると、哲学的や精神論になってしまい曖昧になることが多いので難しいのでしょうね。

TTT/hiro さんのコメント...

JE6LVE 高橋さん、こんばんは。 今夜も就眠前です。(笑)

コメント有難うございます。
何はともあれ、探求には「熱意」が一番でしょうね。

# 最近は減退気味です。何がって「ソレ」が。(笑)
では、お休みなさい。

JR2WZQ 河野 さんのコメント...

古い記事へのコメントで申し訳ありません。
私もHAMの本質とは何か、ということを考えたことがあります。
「電波を作って、飛ばして、電波を受け取り、電波に乗せられた情報を得る」とか「どんな性格(周波数、電波形式、空中線電力、等々)の電波が、いつ、どのように届いたか」とかいうことを追求するのが、本質に近いものではないかと思っています。
QSLカードやDXCCやコンテストは本質ではないように思えます。
本質ではない部分も必要だとは思いますが、やはり本質とは何か、ということを、メディア(雑誌)やJARLは忘れないでほしいと思っています。
生意気なことを書きました。

TTT/hiro さんのコメント...

JR2WZQ 河野さん、こんばんは。

コメントどうも有難うございます。
> 古い記事へのコメントで申し訳ありません。
いいえ、どう致しまして。 古い記事へのコメントもBlogオーナーは有ればわかります。 一向に構いません。 ただ、他のお方が見る機会は圧倒的に少ないと思います。 それも宜しければ古い記事へのコメントでも結構ですよ。

> ・・・ということを考えたことがあります。
長い間この趣味を続けてきましたが、時々考えてしまいます。 結局、JARLはアマチュア無線の発展のために何か出来たのだろうか? HAM局数の増加は本質ではなかったのではないか・・・と暫く前から思っているのです。 本質ではない部分を追求した揚句は、メッキが剥がれ今や揶揄される対象にさえ成り下がっています。 数は増えたが・・・・でしょうかね?hi

> とかいうことを追求するのが、本質に近いもので・・・
様々な楽しみ方があるので、本質の捉え方も色々だろうと思います。 自作とかハードに興味を持つなら河野さんのお考えに近いでしょうね。 唯一HAMだけに許された自分で作った装置で電波を受け送信し、広がる空間の自然や偶然のいたずらを楽しむ・・・そんなところも楽しみの一つかも知れませんね。 一面だけを見て(楽しんで)、結論付けるには早すぎると思います。 V/UHFの「電話ごっこ」がHAMのすべてだったなどと思って欲しくはないですから。(笑)

> メディア(雑誌)やJARLは忘れないでほしい・・・
同感です。 メディアもJARLも今の停滞(衰退でしょうか・・笑)を変えて行くだけの力はもう残っていないのがとても残念です。 10年遅かったように感じます。

生意気どころか、私自身若輩者ですからこの国のHAMの未来を按ずるなどおこがましいのかも知れません。何でもご遠慮なくコメント下さい。(笑)

どうもありがとうございます。 ささやかなこのBlogででも本質の片鱗でも探求してみましょうかね?(笑)

JR2WZQ 河野 さんのコメント...

お返事ありがとうございました。
 形から入ることを否定するわけではありませんが、形から入って本質を知ることなくHAMの世界を去っていったと思われる人が多いことが残念です。HAMの本質について、雑誌もJARLも無視あるいは軽視して、形だけで終わらせてきたことが、日本のHAMを衰退させてきたと思わざるをえません。
 HAMに限らず、知識や技量を必要とする趣味は、おおかた衰退しつつあるように見えますが、それは日本そのものが斜陽になっていることの現れであるように思えます。
 本質を無視あるいは軽視したツケがまわっているのは趣味の世界だけでなく、日本の経済や産業もそうかも知れないと思っています。
 hiroさんのblogは、本質を外していないからたくさんの読者がついてきているのだと思います。これからも、陰ながら応援させていただきます。

TTT/hiro さんのコメント...

JR2WZQ 河野さん、こんばんは。

再びコメント有難うございます。
> 本質を知ることなくHAMの世界を去っていった・・
もともと仲間内用の電話代わりに免許を「買った」人たちばかりが増えたのが問題でしたね。 ピーク時には135万もの免許数があったのですが、それはホンモノではなかった訳です。 しかもそこには世人からは揶揄されるような会話(交信)しかなかった訳ですからマイナス面しか残りませんでしたね。 本来は青少年の科学技術に対する興味を育てると言う趣旨の免許講習会は無線機メーカーと販売店に利用され、更に一部JARL幹部を潤しただけの物になりました。 本質を忘れた結末こそ現状なのです。カード転送機関としてしか見なかったJARL会員にも幾許かの責任もありそうですね。(私も会員・笑)

> ツケがまわっているのは趣味の世界だけでなく・・・
いまや「技術立国」など過去の幻になりつつありますね。 老人社会が重くのしかかり、未来に希望を持てない(描けない)若者が一番気の毒です。

こんなBlogで何も変わりはしないと思いますが、良かったらこれからも暇つぶしにでもご覧になって下さい。 どうも有難う。