2020年12月30日水曜日

【回路】AD9833 DDS Module , Plus

AD9833をオーバー・クロックで使う

abstract
I will now attempt to overclock the DDS-IC AD9833. According to the datasheet, the upper clock limit of the AD9833 is 25MHz. My guess is that 25MHz is too low.
In my tests, the AD9833 worked fine even with a clock of over 100MHz. I will get a clean 30MHz signal from the AD9833 DDS module.Now the $2 DDS module has a new value. (2020.12.30 de JA9TTT/1 Takahiro Kato)

クロック上限25MHzは低すぎ?
 前回のBlog(←リンク)のようにAD9833は波形の発生機能やコマンドの与え方のような使い方から見てAD9834の簡略版(サブセット)に違いないようです。

 そのAD9834にはクロック上限が50MHzのAD9834BRUZと75MHzの同CRUZの2種類あって、AD9833の25MHzよりもずっと高くなっています。

 上限周波数をわざわざ低く作るような設計もあるかも知れませんが、他の機能はそっくりなのにそこだけ大幅に違うと言うのも何だか不思議な感じがしませんか。 私の読みとしては、実際にはもっと高いクロック周波数まで使えるのではないかと思うのです。これはAD9833搭載のDDSモジュールの評価を進めていてずっと気になっていたことです。でも、モジュール(基板)には既に25MHzのクロック・オシレータがハンダ付けされています。これを交換しなくてはテストできませんから疑問解消はペンディングにしていたのです。

                   ☆

 大したことでは無くとも気になったまま年越しするのも何ですから、ここはハッキリさせておきたいと思います。・・・と言うことで、このBlogは自身の疑問を解消してスッキリ年越しするためのものです。(笑) 特にお勧めもしませんが、新しい年にAD9833のDDSモジュールのフル活用を計画するなら参考にでもして下さい。

搭載クロックを剥がす
 モジュールには25MHzのクロック・オシレータが搭載されています。3.2×2.5mmサイズの表面実装型発振器です。オーバー・クロックを試みるには邪魔ですから除去することにします。たぶんもう一度基板に戻す可能性は低いとは思いますが、再利用できるよう綺麗にはずしたいと思います。

 部品や基板そのものにダメージを与えずに実装された部品を外すためのツールが出回っています。手軽に使えるものとしては低温ハンダを使った面実装部品の取り外しキットがあります。

 ハンダとは言っても接合を目的としたものではありません。 比較的低い温度で溶融しますので部品と基板が暖かいうちはハンダは「液状」のままです。その溶けているうちにピンセットで摘んでダメージを与えすに引き剥がすことが出来るわけです。あとは残存した「低温ハンダ」を吸い取りリボンや吸引器で清掃すればOKです。

端子の配置は?
 写真はクロック・オシレータを除去したDDSモジュールの様子です。残っていた低温ハンダも清掃してあります。低温ハンダは本来の意味でのハンダ付けには適していないようですから、除去した方が良いでしょう。その上で必要に応じて正規のハンダ付けを行ないます。

 搭載されていたオシレータはごく標準的なものです。規格品のようですから端子配置も規格化されているでしょう。現物の基板パターンと合わせて確認したところ、写真に書き込んだような端子配置になっていました。あとはこのハンダ付け用パッドを利用して外部からクロックを与えてオーバー・クロックを試みれば良いでしょう。その結果次第ですが3.2×2.5mmサイズの発振器でもっと高い周波数の物に載せ換えると言った改造も可能です。

トランスを介して与える
 外部の発振器からクロックを与えます。機器間の電位差など考慮してRFトランスを介してクロックを与えるようにします。これはAD9834のオーバー・クロックを試みた時と同じ方法です。+2VのDCバイアスが掛かっており、クロック信号はそれに重畳する形でDDS-ICに加えられます。AD9833は9834に類似と考えられますが、同じ方法で試すことで比較することができます。

 具体的なテスト方法はAD9834のオーバー・ドライブ実験と同じです。回路図や詳しい写真は後ほどリンクがあるので必要に応じて参照して頂けたらと思います。
 当然ですが外部からクロックを与えるための端子は設けられていません。AD9833 DDSモジュールの該当パターン・ランドの所から細いポリウレタン電線で引き出しておきました。

まずは50MHzから
 配線が済んだら25MHzの外部クロックで基本的な確認を行なっておきます。配線やクロックの与え方に問題がないことがわかったので、さっそくオーバー・クロックを試みました。

 最初は50MHzからです。AD9833の25MHzというのはどう考えても低すぎるように感じます。そこでさっそく2倍の50MHzでやってみました。いくら2倍のクロック周波数で動作しても、スペクトラムが汚くては使い物にはなりません。でも、写真のように綺麗ですからあっさり合格です。

やはり25MHzというのは余裕がありすぎる上限周波数だったのですね。想像に過ぎませんが営業上の戦略から上位のチップ:AD9834と規格上の差を設けているのではないでしょうか?

70MHzではどうか?
 70MHzで入念にテストしたのは、大きな理由があります。 あわよくば67.108864MHzのクロックで動作できないだろうか?・・と思ったからです。もし可能なら0.25Hz刻みの端数のないステップで信号発生ができるようになるからです。制御ソフトの上からも扱いが容易になって有利でしょう。

 70MHzのクロックで写真のように綺麗なスペクトラムが得られましたから問題なく使えそうでした。念のため少し低い67.108864MHzのクロックでも確認していますが、もちろんOKです。

参考:67.108864MHzは1×2^26(Hz)です。AD9833やAD9834のアキュムレータが28ビットなので、端数のない周波数ステップを得るのに有利です。ちょうど半分の33.554432MHzも悪くありませんが、なるべく高い周波数のクロックを与えた方が実用可能な周波数範囲は広くなります。 さらに67.108864MHzの2倍の134.217728MHzで動作すればFBなのですがAD9833や9834では無理なようです。

限界は115MHzあたり
 ではオーバー・クロックの限界はどの辺りなのでしょうか? どうやら115MHzくらいのようでした。

 何個か試さないとバラツキまではわかりませんが、100MHzを少し超えたあたりなのは間違いないように思います。この辺りの特性もどうやらAD9834と同じということのようですね。ICチップ製造のC-MOSプロセスは同じなのでしょうか?

スペクトラムもきれい
 写真のように115MHzのクロックではきれいな信号が得られています。写真は示しませんが、広帯域に見たスプリアスも問題はありませんでした。

 ただし115MHzというのは限界に近いためここまで使えるとは思わない方が良いでしょう。マージンがなさ過ぎます。何かの条件が少し変わっただけで破綻する可能性があるでしょう。入念に観測したところ、もう少し上の117MHzでは周期的に周波数をスイープして行く幽霊のような妙なスプリアスが見えました。115MHzは本当の限界と言えるでしょう。個体差もあるはずです。

 実際に使うには十分なマージンを見込みたいと思います。用途次第ですが50MHz、75MHzあたりが無難なように思います。もちろん67.108864MHzも良いでしょう。さらに十分な確認を行なった上で90 or 100MHzが実用的な上限周波数ではないでしょうか。これらの周波数は3rdあるいは5thのオーバートーン水晶発振で得やすい周波数なのも好都合です。

クロックが120MHzだと
 実は、与えるクロックをどう加減しても出力が出てこなくなる「上限周波数」はもっと高いのです。115MHzを越えたらAD9833の動作がピタッと止まる訳ではありません。

 115MHz以上は使えない周波数だと思うので、深く追求はしていませんが恐らく150MHz以上でも何らかの「動作」はする筈です。
 しかし写真の120MHzは既に使えない周波数なのです。お空で恥をかかないためにも無線機には使おうと思わない方が良いでしょう。(下記)

(参考)テストに使った外部発振器(SSG)に問題はないのでしょうか? スペクトラムが115MHzより上で急激に劣化しているかもしれません。もしそうならDDS出力も劣化するでしょう。 以前の評価では大丈夫だった筈ですが、改めて調べなおしました。 それによると使ったSSGは120MHz以上でも信号の品質に何ら違いはありませんでした。このSSGはPLL形式ですがまずまず綺麗なスペクトラムです。従ってクロック信号源としてSSGに問題はありません。以前のAD9834も含め、今回調べたAD9833のクロック上限周波数も正しく評価できていると思います。

スペクトラムが汚い
 写真は120MHzのクロックを与えた時の出力スペクトラムです。 周波数カウンタやオシロスコープだけで観測していると異常な動作はわからないのでしょう。この周波数では与えるクロックの大きさをどう加減してみても綺麗なスペクトラムにはなりませんでした。

 しかも実際に周波数カウンタで観るとちゃんと設定値の「33.6MHz」を示すのです。大元のクロックさえフラついていなければ、周波数カウンタの表示も安定したままを示します。これでは使えると勘違いしてしまいそうですが、もはや使えないことはこのスペクトラムを見たらわかるでしょう。少なくとも通信機のようなデリケートな用途に使ったらダメです。限界を極めるのならこの辺は十分に確認した方が良さそうです。

 30MHzから120MHz以上まで、適宜クロック周波数を上げながら、正常に動作するクロック信号の大きさを観測しました。その数値データもあるのですが、纏めてみて基本的にAD9834でオーバー・クロックを試みた時と同じようなグラフになりました。実際の使い方としては、正常な動作が可能な周波数範囲内でおおよそ2Vppくらいの振幅で与えれば十分です。波形は矩形波でも正弦波でも大丈夫です。

 種々の考察を含め、AD9833のオーバーク・ロック検討はそのままAD9834の例が適用できます。したがってこれらに適した自作のクロック発振器もまったく同じものが使えることになります。水晶発振子とFETを1石使ったオーバートーン発振回路が良いでしょう。 あるいは3225サイズの水晶発振器は入手容易なので75MHzなどへ置き換えるのも良いでしょう。

もし興味があれば諸々のことは過去の関連Blogを参照してください。
(1)DDSをHAM用無線機に使うコンセプトは:AD9834編・・・ここ(←リンク)
(2)さらにAD9834を使った新DDS-VFOの企画・設計編・・・・ここ
(3)AD9834 DDS-ICを少々オーバー・ドライブで使ってみる・・・ここ
(4)ではAD9834のオーバー・クロックはどこまで行けるのか?・・・ここ
(5)さらなるAD9834のオーバー・クロックは可能なのか?・・・ここ
(6)まだでしたらAD9833の基本的な使い方(前回のBlog)・・・ここ
(7)実際にこのAD9833で作ったDDS-VFOの製作例は・・・ここ

◎お正月がヒマ過ぎるのなら過去に遡って読み返すのもFBかもしれませんね。

                   ☆

 仕様の範囲を大幅に超えた使い方は邪道だと言われそうです。それはそうなのですが、25MHzと100MHzではあまりに違いがあり過ぎます。そこまで使えるのならDDSモジュールの価値はずっと高くなるでしょう。アマチュアが自家用の製作に使って楽しむ分には何もはばかられることはありません。せいぜい10MHzがやっとだったのが、30MHz以上まで実用になればHF帯をフルカバーできることになります。非常に意味があると思いました。無理のない範囲で十分活用したいものだと思います。 基本は買ったまま25MHzのクロックで使うのが良いでしょう。しかしそれ以上の可能性が明らかになったのは年末の収穫でした。(笑)

 出掛けることがはばかられた1年でした。電子工作も何か「ネタ」がなければ進みません。国内外を含めた通販が発展したお陰で、なんとか楽しむことができたのは幸いでした。家人からはゴミの山と邪魔者扱いされつつも、溜め込んだジャンクも様々に役立ってくれました。この先はワクチンの効果で少しずつでも緩和されることを祈りたいと思います。楽しいお正月を! de JA9TTT/1

(おわり)fm

16 件のコメント:

JA6IRK@岩永 さんのコメント...

おはようございます。
今年最後の贈り物ありがとうございます。
9833が、67MHzで使えるとなると使い勝手が良くなりますね!
ピン数も少なく必要機能に絞った(確か用途は計測用とか記載されていたかと)IC
なので、QRP機のOSCとしての実装用に最適です。
だいぶ以前に使ったときは、オーバークロック(まさか25MHzが3倍以上で使えるとは思ってもいないので)で使えるとは思ってもいなかったので素直にしか使っていませんでした。
しかも、9834と同じ115MHzくらいまで使えるとは!
最近はSi5351という便利なICもありますが、出力が矩形波なので使い方によっては波形成形しなくてならないですし!
今年一年大変な年でしたが、来年こそコロナ禍も落ち着いていい年になり、またアイボールできることを楽しみにしております。
よろしくお願いいたします。


TTT/hiro さんのコメント...

JA6IRK/1 岩永さん、こんにちは。 この先は寒波の来襲で寒くなるようですね。まあ、関東ですから雪は大丈夫だろうと思うのですけれど・・・。

さっそくのコメント有難うございます。
> ・・と使い勝手が良くなりますね!
低消費電流の67.108864MHzオシレータがあれば尚良いのですけれどね。(笑

> QRP機のOSCとしての実装用に最適です。
パッケージが小さいので用途によってはFBでしょう。消費電流も数mAですから電池の機器の適しているように思います。 AD9850/51の出番が減ります。

> ・・・オーバークロック(まさか25MHzが3倍以上で使えるとは・・・
そうですよね。 私も50MHzくらいまで使えたらいいなあ・・・と思ってテストしたようなわけです。まさか上限周波数までAD9834とそっくりとは予想外でした。

> 最近はSi5351という便利なICもありますが・・・
こちらの方が人気のようですが、周波数の可変範囲が3倍を超えるような発振器にはAD9833/34の方がフィルタが簡単でしょうね。使い道で選択できるのはFBだと思います。

飲み会付きのアイボールができたら楽しいのですが、もう暫くダメそうですね。アルコール抜きでも良いので来年もよろしくお願いします。(爆)

T.Takahashi JE6LVE/JP3AEL さんのコメント...

加藤さん、こんにちは。
今年も明日で終わりですね、
コロナコロナの1年でしたがあっという間に終わってしまう気がします。

AD9833、ここまでクロックアップ出来ると利用価値がたかまりますね。

75MHzまで使えれば30MHzぐらいまではなんとか使えるでしょうから、1chで良ければ制御が複雑でスプリアス対策が大変なSI5351Aより使い勝手が良さそうです。

基板に搭載されているOSCと同サイズの67.108864MHzOSCを探してみましたが、さすがにAliExpressでも見つかりませんでしたw

今年はコロナ禍でイベントもほとんど中止になり、アイボールもほとんど出来ませんでした。
はやく収束してもらってまた皆さんとお会いしたいです。

今年も楽しいBlogありがとうございました。
結局拝見してはパーツをポチり、パーツボックスにパーツが貯まっただけで終わった気がしますが(爆

よいお年をお迎えください、来年もよろしくお願い致します。

TTT/hiro さんのコメント...

JE6LVE/JP3AEL 高橋さん、こんにちは。 歳末の買い物に出かけたのですが、お店のレジで「密」が発生してました。(爆)

いつもコメント有難うございます。
> コロナコロナの1年でしたがあっという間に・・・
コロナのニュースばかりでしたねえ! もうウンザリなんですがここで気を緩めると危ないでしょうねえ・・・。w

> ここまでクロックアップ出来ると利用価値が・・・
そうなんです。 クロック交換の手間を掛けるだけの価値が生まれます。

> 同サイズの67.108864MHzOSCを探してみましたが・・・
私も探したのですが、75MHzなら安く手に入りそうなので良いかも知れないと思っています。あと、50MHzなら秋月で売っていますね。

> 皆さんとお会いしたいです。
Zoomも悪くないのですが、やはりリアルに会うのとでは・・・。自由に往来できるようになるのは数年先かも知れませんね。

> パーツボックスにパーツが貯まっただけで・・・
そうなんですよね。出掛けられないので、ついついポチって溜まるばかりでした。(爆)

高橋さんもどうぞ良いお年を!!

セトロ/JE1HBB さんのコメント...

JE1HBB/セトロです

2020年、最後には天候も荒れるみたいですね

 9833こんなに高い周波数まで使えるのですね。
前回記したように、25MHz水晶の3倍波で75MHzを与えて試したことがありました。その時は30MHzくらいからたまに周波数がたまに流れることがあったように記憶してます。そもそもの「お作法」であるクロックの1/2程度という制約の方が効くのでしょうかね。
 それでも、用途的にはとりあえず十分だったので、それ以上に高い周波数を与えることなど思いもしませんでしたが、今回キチンとして測定例を示して頂き有り難い限りです。

 9833はチップだけならAliで100円程度で手に入りますから(以前ほど激安送料ではないみたいですが)、大きさや、sin波であることを考えると使いみちはたくさんありそうです。

ところで115MHzを与えて高い周波数まで引き出した時、出力レベルの低下はどんな感じでしたでしょう?



 想像もできない2020年でしたが、毎月2回ほどコンスタントにいろいろ教えて頂きありがとうございました。

TTT/hiro さんのコメント...

JE1HBB 瀬戸口さん、こんばんは。 夕方の強風は治ったのですが、だいぶ寒くなってきました。いよいよ年末寒波の来襲ですね。

いつもコメント有難うございます。
> 9833こんなに高い周波数まで使えるのですね。
予想では50MHzは行けるだろうと思っていたのですが、ちょっと驚きでしたね。hi

> クロックの1/2程度という制約の方が効くのでしょうかね。
どんな状況だったのかわかりませんが、クロックの半分までというのは無理でしょうね。良いとこ40%くらいまでかなあ?

> 9833はチップだけならAliで100円程度で・・・使いみちはたくさんありそうです。
25MHzクロックで十分ならモジュールも悪くないと思います。 初めからオーバー・クロックのつもりならチップが良いかも。 送料タダではなくても安いので有難いDDSチップです。

> 毎月2回ほどコンスタントにいろいろ教えて頂き・・・
こちらの方こそ毎回ご覧いただき有難うございました。 興味のおもむくままにやってますので、お教えするなど大そうなことはやってませんよ。hi hi

瀬戸口さんも、どうぞ良いお年をお迎えください。

JG6DFK さんのコメント...

おはようございます。

ただでさえ嫌な季節なのに、猛烈な寒波が到来しているようで、もう踏んだり蹴ったりです。毎年のことですが、指先にひび割れができて、キーボード操作にも支障が出るありさまです。おまけに、連日の新型コロナ騒動でもうウンザリしています。

そういえば、低融点ハンダというものがありましたね。ただ、今の職場では試作品ですらRoHSに厳しいので、部品除去の手段には使えそうにありません。その前に、パッドの露出部分が少ないSMDの取り外しには苦労しそうです。最近の極小部品にも参りますが。

製品では事故を起こしたら大変ですから絶対にやりませんが、アマチュアの一品物ならすべて自己責任ですから、スペックオーバーで使っても動作すれば問題はないのかもしれません。

年内に課題が解決して何よりです。私の方は課題山積ですが、いつものように、いくらも片付かないうちに出稼ぎが再開することになるでしょう。

では、よい年末年始をお過ごしください。

冨川 さんのコメント...

加藤さん、おはようございます。

AD9833でこんなに使えるなら、9850の出番はなくなってしまいそうですね。
私の方は、そちらではなく、AD9959と格闘しています。
これを使って、新たにSGを作ろうと実験をしていますが、ようやく動作できるようになった段階です。
新しいICにチャレンジするのは楽しいですが、苦労します。

今年は大変な一年でしたが、来年もよろしくお願いします。
コロナに負けずに・・

JE1UCI/冨川

TTT/hiro さんのコメント...

JG6DFK/1 児玉さん、おはようございます。 昨夜は強風でしたが、今朝は風もおさまり青空が広がっています。陽だまりなら暖かそうです。

いつもコメント有難うございます。
> 連日の新型コロナ騒動でもうウンザリしています。
指先のひび割れは痛そうですが、コロナも社会にぐさりと刺さった一年でしたね。ずいぶん痛かったです。

> RoHSに厳しいので、部品除去の手段には使えそうにありません。
サンハヤトの製品なのですが、一応ハロゲンフリーでRoHS対応品だったと思います。面実装基板の製造工程では専用のリペア装置を使うので縁はないでしょうが、主に機器の修理現場などで使うものではないかと思います。

> パッドの露出部分が少ないSMDの取り外しには苦労しそうです。
ハンダの箇所が見えていないとダメなので、熱風式の局所加熱器でも使わないと難しいですね。

> アマチュアの一品物ならすべて自己責任ですから・・・
昔の真空管の使い方なんてみんな自己責任でした。まあ、自家用ですから宜しいのでは?(爆)

> 年内に課題が解決して何よりです。
有難うございます。 他にも課題はイッパイあるんですが、大物は簡単には片付けられません。否、着手すらも未だに・・です。来年ですかねえ・・・。もう鬼も笑うまい。(笑)

この1年有難うございました。児玉さんも楽しいお正月をお迎えください。

2021は良いお年でありますように。=>皆さん

TTT/hiro さんのコメント...

JE1UCI 冨川さん、おはようございます。いよいよ大晦日ですね。 何もなしないうちに1年が過ぎた感じです。

いつもコメント有難うございます。
> 9850の出番はなくなってしまいそうですね。
そうですよねえ。(笑) 9850はもう少し高い周波数まで使えるので、多少優位ですけれどお値段とか消費電流を考えると・・・。 9833/34で済んでしまう用途も多いです。

> AD9959と格闘しています。
ずっと新しいチップですね。 使いこなしは大変そうですが、うまく使えるとFBだと思っています。あともう少しのようですね。素晴らしい!

> ICにチャレンジするのは楽しいですが、苦労します。
まあ、これはなんでもそうですけれど、達成感がありますからねえ!!

こちらこそ2021年もよろしく。 冨川さんも良いお正月をお迎えください!

JA9MCH_tanutanu さんのコメント...

加藤先輩 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。3月が局面の再申請でしたが、事前にスプリアスの手続きも済ませたので、電子申請Liteでさっくりでした。144MHzのTS700Gが保証対象外なので、更新するか、これを機会にスペアナを買うか悩みどころです。記事のスペアナの画像を見て羨ましいですね。でも使う回数を考えるとナンセンスかな。あと、仕事は、OKKYの2号機の改修更新に取り組んでいます。自分が設計したので、20年以上後でそのチョンボに気がついて、因果応報ですね。
JA9MCH/和田

TTT/hiro さんのコメント...

JA9MCH 和田さん、新年おめでとうございます。 どうぞ今年もよろしくお願いします。

いつもコメント有難うございます。
> これを機会にスペアナを買うか悩みどころです。
スペアナも使用頻度を考えると「勿体無い」かもしれませんね。もし購入されるなら用途を考えて手に入れてください。広帯域、高分解能、高ダイナミックレンジを全て兼ねたものは非常に高額になります。どれを重視か良く考えないと中途半端な買い物になってしまうでしょう。写真のモノは高分解能・高ダイナミックレンジですが、広帯域ではありません。広帯域の方は別機種でカバーしています。

> OKKYの2号機の改修更新に取り組んでいます。
この先のカーボンニュートラルにも貢献する重要インフラだと思います。改修に期待しています。頑張ってください!

なかなか出かけられませんが、またいつかアイボールでもよろしく。

JL1KRA Nakajima さんのコメント...

あけましておめでとうございます。
オーバークロック記事、これだけで雑誌特集1冊分くらいになりそうな分量を
拝読しました。感謝感謝です。ものすごく価値のある情報です。
海外キットデザイナーが気づけば採用しそうな気がします。

コロナコロナの1年でした在宅で職場の書籍も自宅に避難してきましたので、
シャックはますます収拾がつかななっておりますが、私も「ネタ」を拾って
皆さんに楽しんでいただいとおもってます。技術で楽しいのが一番です。
今年もよろしくお願いいたします

TTT/hiro さんのコメント...

JL1KRA 中島さん、こんばんは。新年おめでとうございます。 北関東はだいぶ冷え込んで来ました。明朝も寒そうです。

いつもコメント有難うございます。
> これだけで雑誌特集1冊分くらいになりそうな・・・
AD9834でずいぶんやりましたからねえ。hi hi やはり高い周波数まで発生できたら価値がアップするので極めてみたくなります。(笑

> 海外キットデザイナーが気づけば採用しそうな気がします。
英語での発信力がイマイチなのですが、最近の来訪者を見ていると25〜30%は海外のお方です。いつか拙い説明に気付いてもらえるかも知れませんね。

> 「ネタ」を拾って皆さんに楽しんでいただいとおもってます。
楽しいキットやアクセサリの紹介をいただき、皆さん大いに楽しんでいると思います。これからも面白い「ネタ」の発掘お願いします。

> 技術で楽しいのが一番です。
HAMは幅広い楽しみ方ができる趣味ですけど技術的な探求は楽しいですからね!!

お互い、2021も頑張って行きましょう。どうぞよろしく。

Kenji Rikitake さんのコメント...

ちょっと調べてみました。

WSPRだと24.576 / 32.768 / 49.152 / 65.536 [MHz] のいずれのクロック周波数でも問題なくいけそうです。(0.732421875 = 375/512 = 6000/8192 [Hz] 間隔にできればいいので。) これらの周波数はクロックジェネレータが売ってますね。

Kenji Rikitake, JJ1BDX

TTT/hiro さんのコメント...

JJ1BDX 力武さん、おはようございます。 今朝は快晴になりました。寒いですけれど・・。

いつもコメント有り難うございます。
> ・・・のいずれのクロック周波数でも問題なくいけそうです。
検討していただき有り難うございます。 この目的には端数が出ないような周波数を選べば良いわけですね。

> これらの周波数はクロックジェネレータが売ってますね。
他の用途でもこうした周波数のクロックには需要があるということなのでしょうね。既製品があれば手に入る可能性も高いのでFBだと思います。 なるべくなら高い周波数を選ぶと良いと思います。

ご検討いただきどうも有り難うございます。