2021年1月13日水曜日

【HAM】Testing the FT-817 Digital Interface

FT-817のデジタル・インターフェースを試用する

abstract
A friend of mine has developed a digital interface unit for the FT-817. The unit is mounted on the bottom of the FT-817 and can interface to a PC with a single USB cable, allowing digital mode communication with WSJT-X and JTDX.
I am now testing the unit. I had a little trouble at first. However, the problem has been solved and the unit is now working very well. This unit will be distributed by him in the near future. Unfortunately, there are no plans to distribute it overseas.(2021.1.13 de JA9TTT/1 Takahiro Kato)

テスト風景
 HAM仲間のIさんがFT-817用のデジタル・インターフェース・ユニットを開発されました。写真はそのテストをこれから始めようと準備している様子です。

 このインターフェースを簡単に言うと:USBケーブル一本をパソコンに接続するだけでデジタルモードでのオンエアが可能になると言う便利なものです。
 ユニットはFT-817の底面に装着・固定され本体と一体化されるのでたいへんスッキリしています。 デジタルモード(FT-8,JT-65やWSPRなど)でのオンエアができるのは勿論ですが、FT-817をCAT制御できるのでWSJT-XやJTDXのようなパソコンのアプリ画面からバンドや周波数のコントロールも出来るわけです。これはなかなか期待できますね。
 WSPRの運用には特に良さそうに感じます。このユニットがあればすっかり遊休化している私のFT-817も有効活用できるでしょう。

                   ☆


 2021年も始まったばかりと言うのにBlogの「お題」に困ったお正月でした。(笑) twitterを見ていて何かお手伝いでもできないかと思ってお声をかけたら、開発中のユニットのテスト依頼がありました。 さっそく試作ユニットが送られてきたので通信関係のソフトウエア・インストールなど段階的に準備を進め、機能の確認やオンエア・テストを行ないました。
 いくつかスンナリとは行かない所もあったのですが原因や理由もわかったので私がテストした意味も幾らかあったようです。微力ながらお手伝いできて良かったです。 インターフェース・ユニットは完成度も高く、なかなか便利に使えそうでした。FT-817の移動運用のお供に重宝すると思います。

 どこへも出かけられないお正月はつまらなかったのですが、おニューのユニットのテストはなかなかエキサイティング(?)でしたよ。興味深いテストに参加するチャンスをいただき、どうも有り難うございました。お陰でBlogも1回パスにならなくて良かった。hi hi 今年こそ良いお年でありますように。 ではまた。de JA9TTT/1

(おわり)nm

8 件のコメント:

Kenji Rikitake さんのコメント...

昨年からFT-891とSCU-17の組み合わせで出ています。SCU-17はオーディオインターフェースとPTT(とCWキーイング)のみで使っていて、入出力のレベル調整がマニュアルですが、無事動きます。FT-891とSCU-17両方にUSBケーブルが要るのはちょっと面倒ではありますが。FT-891のCATでPTT制御もできるんですが、ちょっと反応が遅いですね。SCU-17のPTT制御(DTR)で送受信切り替えをするのが反応も速くて良いです。

GitHubのjj1bdx/wspr-cuiというレポジトリにGUIなしのWSPRのコードをまとめておきました。これを使うとLinuxのバックグラウンドで一通りの制御と送受信、WSPRnetへのレポートができます。Raspberry Piでも試してはいませんが同様に使えると思います。

SCU-17はFT-7900やFTM-100DHにも使えるので(CATポートがないので周波数制御はできませんが)、一時期はソフトウェアモデムdirewolfを組み合わせて1200bps AFSKのAPRSにも使っていたりしました(今は専用のTNCを使っています)。

Kenji Rikitake, JJ1BDX

JA6IRK@岩永 さんのコメント...

TTT/加藤さん、おはようございます。

Pocke IF817のテスト使用ありがとうございました。
また、BLOGで紹介していただき、またまたありがとうございます。
当局のテスト環境でしか使っていなかったので、ドライバのインストールからとか、使用環境つくりからスタートするとなにがしか問題があるのでは?と思っていましたが、ピンポンでしたね!
まさか、WSJT-Xの最新版で動かないとは!
サイト検索で、対策はすぐに見つかり事なきを得ましたが、バージョンアップで過去に動いていたものが動かなくなってしまうなんて、しかもそれがたまたまFT-817でびっくりです。
事前に問題と対策が見つかり本当に助かりました。
あのあとJTDXでの動作も確認できました。
もう何年もJTDXは見てなかったのですが、設定画面がWSJIT-Xとうり二つなのには驚きました。こちらは、リグ設定にFT-817だけでなくFT-818もありました。
FT-818は手持ちのリグではないので確認ができませんが。
以前は、USBケーブル2本、リグとの接続ケーブル2本でせっかくリグが小さいのにI/Fがかばってしようがなかったのですが、コンパクトに使えるI/Fができて良かったと思います。
また、テストしていただき汎用的に使えるレベルに仕上がったかなと喜んでおります。
ありがとうございました。

TTT/hiro さんのコメント...

JJ1BDX 力武さん、おはようございます。 なかなかコロナ禍も収まらず、出かけるのもままなりませんね。

さっそくのコメント有り難うございます。
> SCU-17の組み合わせで出ています。
これは八重洲の純正品ですね。もっとも手軽で確実な方法でしょう。 ここでテストしたユニットはUSBケーブル1本の接続にこだわったそうです。その結果、たいへんスッキリしたインターフェースに仕上がっていると感じました。信号系のGNDもトランスとフォトカプラできちんとアイソレーションされていて安心でした。

> ・・・GUIなしのWSPRのコードをまとめておきました。
シンプルなボードコンピュータとLinuxでWSPRをやりたいお方も居られるので参考になりそうですね。 WSPRは長期間連続オンエアしてこそ意味があるように感じますので、ボードコンピュータと簡単なRigで可能になればFBでしょう。

いまのHAM局にはデジタルなインターフェース機器は必須になってきたようですね。

TTT/hiro さんのコメント...

JA6IRK/1 岩永さん、おはようございます。 心配していた雪が積もらなくてよかったです。雪国かたには申し訳ないですけれど・・・。

いつもコメント有り難うございます。
> なにがしか問題があるのでは?と思っていましたが・・・
まさか最新版のソフトだとエラーになるとは思わず焦ってしまいましたが、すぐに対策がわかってよかったです。 本質的にはWSJT-Xの方で対策して欲しいですよね。WSPRのバンドホッピングの件と合わせて。(笑

> あのあとJTDXでの動作も確認できました。
新規インストールからやらないとダメなのですぐには試せませんが、時間を見つけてJTDXでもやってみたいと思います。ほとんど差がないならWSJT-Xで十分なのでしょうが、JTDXの愛用者もあるようですから・・・。

> コンパクトに使えるI/Fができて良かったと思います。
これはまったくその通りですね。 あえて希望を言うと、FT-817を立てて使えると移動運用などで便利かもしれませんね。USBの出し方を変えるのは厄介かもしれませんけれど・・・。

> 汎用的に使えるレベルに仕上がったかなと喜んでおります。
FT-817のコンパクトさを損なわず、十分な機能と性能を持ったユニットに出来上がっていると思います。移動運用でデジタルモードが流行るかもしれませんね。

今回は試用させていただきとてもよかったです。

Kenji Rikitake さんのコメント...

JTDXもWSJT-XもLinux (Ubuntu / Raspberry Pi OS)でテストしています。

JTDX v2.2.0-rc155 は、リンクしているHamlibの独自forkの制御コードに難があって、FT-891だと直接制御ではDATA-Uモードなのに受信フィルタが350Hz幅になってしまうとか(3000Hz幅にしたい)、直接JTDXからの制御は難しいようですね。次善の策として、flrigを介して使っています。これだとflrig側でフィルタ幅やノッチ、IFシフトなど、送信出力レベルが制御できます。JTDXもflrigもGUI必須ですが、FT8やFT4のように自動運用でなければ問題は起こらないでしょう。

Hamlibは日々コードが変わっていて、苦労の跡が伺えます。いろんな無線機に対応しないといけないので大変みたいですね。私も適宜最新版でテストしています。

Hamlib, JTDX, WSJT-Xの他にも、gqrxというソフトウェア受信機を自分でビルドして使ってますが、直してほしいところがあるので適宜プルリクエストを送ったりしています。こういうのも、自作リグみたいな活動に近いところがあって、なかなか手がかかりますが :)

Kenji Rikitake, JJ1BDX

TTT/hiro さんのコメント...

JJ1BDX 力武さん、今日は。 だんだん暖かくなってきました。昨日よりも随分マシです。

再度のコメント有り難うございます。
> JTDXもWSJT-XもLinux (Ubuntu / Raspberry Pi OS)でテストしています。
あいにく、私は詳しくないのですがなんとも言えません。テストはされているんですね。

> いろんな無線機に対応しないといけないので大変みたいですね。
それはあるでしょうね。 同じメーカの製品でも必ずしも統一はされていないでしょう。 新しい機種では機能が増えるでしょうから古い物との違いは広がって行くはず。

今回WSJT-X(最新版)で問題になったのは、CAT制御が「FT-817」の設定ではエラーになったことです。不思議なことにFT-857でOKでした。あと、WSPRのホッピングはHamlibのファイル(?)に問題があるらしくうまくありませんでした。 WSJT-XのVer2.1.xなら大丈夫なようですが・・・。 進化しつつあるアプリにはどうしてもこう言ったトラブルは付き物なのでしょう。いずれ改善されるはずです。

JA6IRK@岩永 さんのコメント...

そうなんですよね!
FT-817で移動運用される方は、建てて使われている方も多いようです。
そう考えて、できるだけ薄くしたかったのですが、USB端子をどう出すかで悩みました。
建てて使うときは、上や下でもいいのですが、普通に使うときはやはり後ろが良いかなとか! 横だと出っ張るし!
結局アンテナ端子もあるし、いいかと!
アンテナ端子はL型変換を使われたりされてますけど、探せばUSBケーブルもL型があるようですし!

移動運用で問題になるのが時刻合わせですが、GPS内蔵 I/Fも欲しかったりするんでしょうね!?
もう少し大きくすれば、USBハブも積んでますのでできそうではありますが。
次の次ですね! 必要なら別にGPSドングル挿せばいいですから!

TTT/hiro さんのコメント...

JA6IRK/1 岩永さん、こんにちは。 今日は穏やかな1日になりそうですね。夕方の散歩も寒くなさそうです。hi

再度のコメント有り難うございます。
> 建てて使われている方も多いようです。
ポータブル機はショルダーで下げて持ち歩いて、置く時には立てると言った使い方が多いように思うのです。

> USB端子をどう出すかで悩みました。
そうでしょうねえ。 私もちょっと考えてみたのですが、実現が容易そうなのは「ケーブルで出す」という方法くらいでした。 ブタのしっぽのようでちょっと格好は悪いんですけどね。hi hi

FT-817の外部電源コネクタのあたりから横方向に引き出せば良さそうかなあ・・・なんてね。

> 移動運用で問題になるのが時刻合わせですが・・・
これはPCのUSBポートにドングルで良いだろうと思っています。

道具が多くなるのでデジタルモードの移動運用は大変かもしれませんが、車で移動すると考えれば現実的でしょうね。 山岳移動とかだと大変だろうと思いますけど。hi