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I repaired an Alinco DM-330MV power supply. The failure of that power supply was mainly due to overheating and unstable output voltage.
I got the cooling fan from amazon and replaced it. I also corrected the contact failure. The method is very simple. Switch a few times. Let the variable resistor slowly rotate a few times. This is the only way to solve the problem.
Now I will be able to use this power supply again for a while.(2020.10.02 de JA9TTT/1 Takahiro Kato)
【DM-330MV Switching Power Supply】
この夏の暑いある日、暫く使って来た直流電源装置が不調になりました。 動作が不安定になり、出力電圧も上昇したようです。どうやら暑さでやられたようでした。
ヒートシンクに触れて見たら触れない程の熱さです。 背面にある小さなクーリングファンが止まってしまったようでした。 小さなファンですし、あまり効いていないように感じてはいたのですが、やはりまったく冷却がなければ厳しいのでしょう。 スイッチング電源とは言っても、かなり大容量ですし軽い負荷状態でもそれなりの消費電力があるのでしょう。空冷なしの自然冷却では周囲温度が高くなると間に合わないようです。
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この電源もだいぶ愛用したのでこの際に買い替えが良いのかもしれません。 しかし内部の様子など確認したらまずまず綺麗です。 簡単なメンテナンスを行なえばもう暫く使えるように思えます。それに容量の大きな電源はそれほど安くはありません。(実売2万円程度) ここでは止まってしまったファンモータを交換し、同時に簡単な整備を行なって復帰を図りたいと思います。高級な事は何もしていませんから本格的に壊れた「故障品修理」の参考にはなりません。悪しからず。(笑)
【24V Cooling Fan】
使われている冷却ファンは40mm角のごく標準的なもののようでした。仕様電圧は24V-DCです。 固着気味だったので羽を手で回してやったり、何とか回り出さないか試みたのですがチョロチョロしか回らずダメそうです。 そこで手持ちの在庫を探したですが生憎12V用しかありませんでした。これは24V用ですから12V用で代用するのは少々無謀でしょう。
大して風量のないチャチな冷却ファンですが、まったく通風が無いのとでは大違いなのでしょう。やはり伊達に付いているだけの冷却ファンではないと思うべきでしょうね。(当たり前ですが・笑)
手持ちがないとなると購入するしかありません。近所に売っているところも無さそうですから通販で調達することにしました。
いくつかサーチしてみたらamazon.jpで安価に売っているのを見つけました。 2つも要らないのですが2個725円とお手頃です。送料も無料でした。 購入者の評価を見たらイマイチだったのですがダメモトで注文してみました。 ただし、注文した後から気付いたのですがお届けまでの日数がだいぶ掛かるとなっていたのが何となく怪しそうでした。(その理由は後でわかりました・笑)
【TDK RM12-27RGBで代替】
常用していた電源がなくなるとすぐに困ってしまいます。調べたら遊休状態のICOM製安定化電源(IC-PS15)があったのですが最近のRigは大食いなのでだいぶ容量不足を感じます。 それにトランス式のシリーズ電源なので結構大型で重量もあり置き場所にも困ります。
あれこれ思案していたら、12Vの大容量スイッチング電源があったことを思い出しました。 調べたら少しだけ定格容量は小さめですが、当座の間に合わせには十分使えそうです。 ALINCO電源と比べると仕様上は余裕がないのですが50Wくらいでのオンエアにはマズマズ支障ないはずです。(ALINCO電源は間欠的な負荷が前提でしょう。TDKのこれは連続定格です) 交換用の冷却ファンが届くまでのピンチヒッターとして使うことにしました。
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このTDKの電源ですが優秀なものでした。レギュレーション(電圧安定度)が良好なのは当然ですが、まず第一にノイズが少ないのです。 ALINCOの電源もHAM用を意識してそこそこローノイズにできています。 しかし受信していると所々の周波数でスポット的なノイズが出ているのがわかります。 まあ、そんな時のためにスイッチング周波数を微調整して受信の邪魔にならぬようノイズを動かして逃すツマミが付いています。 大抵はそれで逃れられるので支障はないのですが、何となくノイズっぽいのはスイッチング電源の宿命的なものなのでしょうね。hi
しかし、ピンチヒッターのこれはなかなか優秀です。ノイズっぽさをほとんど感じません。 もう少し容量があったならケースに入れてシャックで本格的に使いたいところです。 しばらく前に買った新品・出物です。詳しいことは忘れていますが、確か定価ではALINCOの3倍以上だったと思います。性能優良なのも当たり前でしょうか?(笑)
こんなことを言ったら古い人間と言われそうですが、気持ちから言えば無線機にはトランス付きのシリーズ・レギュレータ式が最良だと思うのです。 スイッチング電源をリグに使うのは何となく気持ち悪かったのですが、最近はすっかり慣れました。 軽量小型ですし使っていてあまり実害はないからです。でもやっぱり・・・。(笑)
【交換用のファン到着】
三週間くらいかかって交換用の冷却ファンが届きました。amazon.jpで購入したのですが、何と台湾から発送されたのです。時間が掛かる理由がわかりました。(笑)
並べて見たらサイズもバッチリOKなようです。さらに消費電流を確認したら使ってあった物よりも少なめです。交換することで回路に無理がかかることもないでしょう。さっそく交換作業に入りました。底板と前後のパネルを外すとやり易かったです。(参考:底板はヒートシンクが熱いうちは抜けにくいです。冷めるとスルリと引き抜けました)
標準的な冷却ファンのようですから、厚みも4隅の取り付け穴も完全な互換性がありました。 従ってあとは回らなくなったファンを入れ替えれば作業完了です。 冷却ファンの配線は基板の表面にハンダ付けされています。 購入したファンの電線は適宜カットし、赤色を+(プラス)の、黒色を−(マイナス)のそれぞれ基板の元あった箇所にハンダ付けします。
購入した24Vファンは最近流行りの3Dプリンタの交換部品として売られていたものです。 静音型ということで風量はやや少なめな気もします。 しかし止まったままよりはずっとマシでしょうから交換して暫く様子を見ましょう。 どうしても風量不足なようでしたら買い直そうと思います。(参考:交換後かなり暑い日もありましたが大丈夫そうでした)
【DM-330MVの内部】
DM-330MVの内部はこのようになっています。レギュレータのICチップはμPC494Cが使われています。TL494CNのセカンドソースでしょうか? ポピュラーなICを使った標準的な設計の電源のように思います。 これで実売¥2万なら安いと感じます。
ざとした点検では致命的な故障は見当たりませんでした。ファンを交換して清掃を行なっておきました。 何となく動作不安定なように感じたのは背面の切り替えスイッチやプリセット電圧の設定用ボリウムの接触不安定が原因だったようです。あまり上等とは言えないスイッチや半固定ボリウムなのでやむを得ないでしょう。
ホコリを取り除き、スイッチを数回往復し、ボリウムもゆっくり数回往復したら安定になりました。プリセット電圧を再設定したらOKなようです。 「修理」とも言えませんが、こうした作業で不調は取り除くことができたようです。
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接触不良と言うと、すぐに「接点復活剤」や「CRC-556」のような物を大量に噴射するお方があるようです。 それで当座は解決するように感じるのかも知れませんが、これらの噴霧剤は必ず残渣が残ります。噴霧したあとの部分は何となく油ぎった感じがするのがわかるでしょう。 特にこの電源のように冷却ファンが付いた機械ではその油分に吸い込んだホコリが付着します。 あげくはそれが固着し機器の寿命を縮める原因になってしまいます。 どうしても「接点復活剤」を使いたいなら要所にのみ、ごく少量を楊枝の先や綿棒に取って塗布するようにしましょう。 私も多めに噴射することがありますが、その場合は必ず入念に洗浄して残渣が残らないようにしています。(洗うもの次第ですがアルコール系洗浄剤と超音波洗浄器を使います。基本的に分解修理の部分洗いでのみで実施しています) なお、潤滑を要しない箇所については、残渣の残る心配のない「洗浄剤」の使用が良いと思います。
【フロントの出力が不安定】
DM-330MVの前面パネルにはワンタッチ型の出力端子が2つ付いています。 HF帯のハイパワーRigのように消費電流が大きなものは背面のバインディング端子にがっちり配線すべきです。 前面の端子からは大きな電流は取れませんが10WクラスのRigには重宝です。
しかし、何となくこの出力端子の状態は不安定でした。開腹して確認しところこの出力端子の裏側にある小基板への配線がハンダ不良でした。 使ってある配線材(赤の太い線)はハンダの回りが良くないものでした。十分確認しないとハンダ不良になり易い電線なのです。 写真は修正済みですが、小基板のスルーホールに挿入された配線が簡単に抜けてきたのです。天ぷらハンダになっていました。(メーカー製なのに情けない・笑)
容量の大きなコテで十分なハンダ付けを行なって修正しておきました。 これで何となく不安定だった状態は解消したようです。 同様の症状が必ず起こるとも思えませんがもし疑われるなら配線のハンダ付け状態を確認するのも良さそうです。 目視だけではなく、配線を引っ張ってみるなどしてハンダ付けの状態を確認します。
【応急措置もアリ?】
この対策は恒久的な対応とは言えそうにありませんが、緊急対策にはなるかも知れません。 止まってしまった冷却ファンの銘板シールを剥がすと、軸受の部分が見えてきます。この部分に少量の潤滑剤を塗布したらまずまず快調に回転するようになりました。
この電源の冷却ファンは少し温まってくると回転を始め、あとはずっと回っていることが多いようです。長い時間使ったための油切れだったのかも知れません。 見るからにチャチな冷却ファンですから、吸い込んだホコリなどの固着で回らなくなったのでしょうか。 軸受への潤滑はとりあえず交換用が届くまでの応急措置に使える手かも知れません。 何れにしても長くは持たない対策だと思います。予備を用意しておき回りが悪くなったらマメに交換するのが良いでしょう。こうしたファンは一種の消耗品です。従って予備品は必ず新品を確保しておくと安心です。
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必ずしも電気的な故障品ではなかったので「修理」とは言えないかも知れません。それでもちょっとしたメンテナンスだけで過熱・温度上昇で不調になった電源を現役復帰させることができました。 この電源はベストセラーらしくお使いのHAM局も多いようです。 簡単にできるメンテナンスの一つとして紹介しておきました。 もし確認して冷却ファンの働きが思わしくないようならそろそろ交換用を準備しましょう。 作業にあたって、感電や火傷のような事故に十分気をつけます。スイッチング電源の内部は高電圧の箇所も多く思いのほか危険なものです。 特に通電しながらの確認には十分な注意が必要です。事故のないよう修理を楽しまれてください。 ではまた。 de JA9TTT/1
(おわり)fm








































